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生きてるあいだのこと

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実は、59歳にして子供が生まれまして…。考えてみると、関われる時間には限りがある。まぁ、これは息子への遺言みたいなものかな。30代前半の離婚からこれまで、勝手気ままに独身生活。さ…
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2018年12月の記事一覧

3. 心は自由に

3. 心は自由に

あれダメ、これダメ。現代社会は、なにかと制約が多い。羽目を外すにしても、その加減を間違えると大火傷しかねない。最近特に、不寛容の時代と呼ばれるそうだけど…。実は、昔からずっとそうだった気がする。ネット社会になって、些細なことも表面化し悪目立ちしてしまう。
まぁ、世の中がルールだらけなのは仕方がない。なにもかも自由では、集団生活は成り立たない。国を維持する法律はもちろん、学校や地域社会にも様々なルー

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2. 普通って何なんだ?

2. 普通って何なんだ?

人は、生まれながらにして社会の一員となる。親兄弟は最小の社会。出産を担う医師や助産師は、最初に関わる他人。産着も誰かがどこかで作っている。無自覚ではあっても誰かの力を借りて生活が始まる。たとえ“ひきこもり”になってしまったとしても、誰かが作った服を着て、誰かが作った物を食べる。そしてテレビやインターネットに流れる情報も誰かが発信している。どうあがいても人は、社会と無縁に存在することはできない。常に

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1. 気づいたら生きてたって話

1. 気づいたら生きてたって話

実は、59歳にして子供が生まれまして…。考えてみると、関われる時間には限りがある。まぁ、これは息子への遺言みたいなものかな。30代前半の離婚からこれまで、勝手気ままに独身生活。さすがにもう子供はないだろうと、人生設計から外してやってきた。期待と戸惑い。さて、どうする。と、人生再設計だ。仕事は、写真や映像の制作。いわゆるフリーランスだから定年はない。しかし、アラウンド還暦がこれから子供を養っていくの

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