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Vol.6 滋賀 羊毛を編む
いよいよニット製品を編む工程です。「手編み」というと、そこに膨大な時間とエネルギーが詰まっている感じがしますが、実はこの工程に来るまでの方が大きいのです。全体の作業量は、仕分けして洗う工程に1/3、ほぐし紡ぐ工程に1/3、編んで仕上げる工程に1/3という感じ。編むことは、最後の楽しみです。
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水通しでふわっとした糸を、棒針・かぎ針・手編み機を組み合わせて編んでいきます。羊毛の質感が活きるように、装飾のないシンプルなデザインです。ただ、身につける時の心地よさは大事にしたい。そこで、作り目の方法を工夫して締め付けがないようにしたり、身体に馴染むように立体的に編む方法を取り入れたりしています。手間はかかりますが、羊毛を大事に最善を尽くすという姿勢で取り組んでいます。
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編み終わったら、蒸気をたっぷりあて、やさしくアイロンで整形します。羊毛の生き生きとした表情が現れる瞬間です。やっとここまで来ました!
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未未の製品は、2023年春、帽子(三角帽・山高帽・ベレー帽)・手袋(ミトン・リストウォーマー)・首巻(マフラー・ストール)からスタートします。羊毛本来の美しさをそのままお届けできるニット製品であることを何よりも大切に。そして、多様な繊維1本1本と向き合う方法として、手紡ぎ・手編みという手仕事で。
初めての未未工房傍COMMUNE店舗で行う展示販売・受注会(2023年3月25日(土)〜4月2日(日))では、製品と一緒に、滋賀と世界の羊の原毛も展示します。ぜひ実際に、羊毛を目で見て手で触れてください。ご希望の羊毛で製品をお作りするオーダーもお受けします。
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