見出し画像

Over the rainbow

台風が近づいてきた。
不謹慎だけど、「警報がでたら学校が休み!」みたいな気もち。
ビュンビュン風が吹いているのに、雨が止んでいる隙に自転車に乗ってみたり、パジャマのまま外に出て雨に濡れてみたり(どうせ着替えるし)。
大雨だし、やめておこうかなと思いつつもワイパーを最速にして、プールまで車を走らせて泳ぎにも行った。窓から見える虹に「来てよかった」って思った。
道中では音楽を掘って、今自分にささる曲を探す。

この一年、一気に固定経費を見直し、整理した。
自宅の家賃、3階建の店舗の家賃、3台分の駐車場の家賃を全て解約して、平屋の店舗の家賃のみになった。何もしなくても払わなければならない経費がおおよそ4分の1になった。ふぅ〜っ。全部自分の意思で積み上げた山を、自分の意思で崩していく。「借り物の山を崩して今必要な自分の山を作り直した」とも言える。
その整理整頓のためにすっからかんになったけど、お休み経費が少なくて罪悪感が軽減された。今のうちに英気を養って、次の航海に出ようと思う。
そのためには猫のように気まぐれにひとり遊びをしているのが心地よい。

なにかを壊して何かを作るのはとてもパワーがいる。自分の可能性を自分で確かめたいのもある。なんとかやりつつも、年齢的にもこの先にやっていけるのか?どうなんだ?という不安が入り混じっている。それでも最低一人きりになってもやるぞ!という心意気は持っているつもりだけど、心の底では「誰か助けに来て〜」と思ってた。
それが伝わったのか、店作りを一緒にしてくれる人や、「緑が欲しい」とお願いしたら、それぞれがその人らしい緑を持ってきてくれて、お店はみんなのお店になってきた。ミアズのことを考えて選んでくれた緑たちはとっても似合っている。
みんなで作るお店。これがわたしのしたいことなんだと確信した。
愛がそこらじゅうにある感じ。

家具や道具たちも緑が加わってとてもうれしそう!お店が休みの日も毎日お店に行って道具や緑や本に会いに行く。

全て意味があるんだなぁ。頭が真っ白になるような出来事も、嵐のような出来事も、すべてその先に繋がっていく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?