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Roselia2ndアルバム「Wahl」感想

はじめまして、わんこそばです。

今回は各曲の思い出やストーリーを振り返りつつ、Wahlの感想語っていこうと思います。
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以下諸注意↓

 ・ 限界オタクによる怪文書が綴られています
・本記事での感想、解釈は私個人のものです
・キャラの呼称は友希那、リサ姉、紗夜さん、あこ、りんりん
・キャストの呼称はあいあい、ゆっきー、くどはる、めぐち、のんちゃん、ゆりしぃ、アケコ
・その他独自の略称を用いる場合があります

セトリ

1.R
2.BRAVE JEWEL
3.Determination Symphony
4.FIRE BIRD
5.Safe and Sound
6.Avant-garde HYSTORY
7.Break your desire
8.Re:birth day
9.Neo Aspect
10.約束
11."UNIONS"Road
12.Song I am.

R

2018,7,25に発売された6thシングルの表題曲。

2章以前の曲は友希那以外は曲のアクセントとしてコーラスや合いの手を歌っているイメージが強いです。
例えばWahlにも収録されているDetermination Symphonyはまさにそういう感じですよね。
しかしRは曲の随所に各キャラのボーカルソロがあるのが特徴的です。初見時はかなり驚きました。

ただ2章以前の曲で同じく各キャラのボーカルソロのある曲がもう1つあります。
そう、デビューシングルのBLACK SHOUTです。

演奏はボーカルに合わせてリズムを刻んでいたのが「高らかに響け…」から集まるように音が増えて「W E A R E」で一気に広がり出すのがこれまでのRoseliaの軌跡を辿っているように聞こえます。

また、Rは2章イベやリサ姉のキャストがゆりしぃからゆっきーに交代してから初めてのシングルでした。

これらの理由がありR=Roseliaの新しい始まりという印象が大きいです。
そんなRだからこそセカンドアルバムのトップバッターを飾るに相応しいのではないかと。というかR以外ありえない。
ライブでもR来ると超盛り上がりますし納得の選曲です。

今回の再録にあたってりんりんのパートがアケコからのんちゃんの歌声に差し替えられています。
勿論ライブでのんちゃんverのRも聴いたことあるのですが、アケコverのRを聴きすぎているせいで正直違和感が凄かった…
違和感に関してはこれから腐るほど聴くからゆっくり慣れていけばいいし、アケコやゆりしぃのいるのがRoseliaならば、ゆっきーやのんちゃんがいるのもRoseliaですからね。
新しいRoseliaの一面を見られてむしろお得でしょう。

個人的点数は100点満点中95点。

BRAVE JEWEL

2018,12,12に発売された7thシングルの表題曲。アニメ2期の2話、10話、11話のOPテーマとしても使用されました。

OPということもありRoseliaの曲にしては気持ち悪いくらい直球で前向きな歌詞が特徴です。
また2章以前の曲では各キャラのボーカルソロは珍しいと描きましたが、R以降はBRAVE JEWEL含めバンバン出てきます。
それらが2章を経て「選択」をしたRoselia新たな形なのではないでしょうか

1番好きなのはやっぱり最後のサビの全員で歌うところですかね。オタクは全員集合に弱い。
あとアニソンらしく盛り上がり所がハッキリしてるいるので聞いても歌っても楽しいですね。カラオケで歌うの超難しいけど。

アニメ2期のOPが出たということでここからアニメ関連の曲が続きます。

個人的評価85点

Determination Symphony

2017,11,29に発売された4thシングルのカップリング曲。2017年10月にガルパで開催されたイベント「秋時雨に傘を」のテーマ曲でもあります。

というわけでまずは秋時雨に傘をについて触れていきましょう。

日菜のライブを目にした紗夜さんは日菜と比べて自分の音がつまらないと感じるようになります。テンポも音程も間違っていないのに明確に日菜に劣っていると。
それをどう解決するか、日菜とどう付き合っていくかがこのイベントの見せ場です。
紗夜さんが巴のことを名前で呼ぶようになったのはこのイベントからですね。
星4実装は何故か友希那で紗夜さんは星3だったりします。
紗夜さんと日菜はもちろん、友希那と紗夜さんや宇田川姉妹の信頼関係を綺麗に描いた良シナリオでしょう。

歌詞にはかなり直接的にこのイベントの事が書かれています。1番のサビの「今はまだ無理でも 向き合う定めよ ワタシハヤメナイ」なんかは特にですね。

ガルパ3周年記念イラストで傘を刺すRoseliaが描かれていますが傘のイメージがRoseliaについたのもこのイベントからです。

姉として。ギタリストとして。日菜と向き合うと「選択」した曲のためWahlに収録されるのも納得です。
それはそれとして2年半以上経った今読み返すと演技とか全然違っていて面白いのでオススメ。

次にセトリについて。
アニメ2期では9話(おたえがポピパ1周年ライブに間に合わなかった話)で紗夜さんが日菜のギターを使って演奏したり、3期1話でも披露してたはず。
2期3期はシリアス展開も多く紗夜さんもたくさんの葛藤を抱えます。紗夜さんの葛藤は日菜とセットみたいな節がありますし、さよひなと言ったらやっぱりDetermination Symphonyですからね。
だからBRAVE JEWELの次に来たのではないかと思います。
そもそも新曲以外に2期3期で披露された曲ブラシャとLOUDERとDeterminationしかないですしね…LOUDERはノーブル・ローズ的に論外だしブラシャもRと役割が被るのでなし、消去法というか必然的にDeterminationが収録されたのではないかと。

曲単体の感想を述べるのなら、やっぱりギターがカッコイイ曲ですよね。イントロのギターソロなどは特に。
Bメロの「降り止まない悲しみに差し出された」「降りしきった悲しみを迎えたのは」のキーボードが雨のように鳴り、「微笑みのUmbrella」で弾けるようなシンセサイに変わるのも綺麗ですよね…Roseliaの曲の中でもトップクラスに好きな曲です。

個人的評価は95点。

FIRE BIRD

2019,7,24に発売された9thシングルの表題曲。絶大な人気を誇るアニメ2期3期Roseliaのテーマ曲とも言える曲ですし当然Wahlにも収録されています。

Roseliaの曲って各曲の点数見てもらえれば分かるんですけど安定して80~90点くらいを取ってくるんですよ。つまり全部最高。
その中でも特に素晴らしい曲を私は「化けた側の曲」と呼んでいます。焼き鳥はまさしく化けた側の曲の筆頭ですね。他にはLOUDER、ネオアスペ、リンギン、Song I am.が該当します。

初めて聴いた時の衝撃は今でも覚えています。
Twitterのトレンドを席巻し、数多くの歌ってみた弾いてみた動画が投稿されるなどその衝撃は私だけでなく全バンドリーマー共通のものだったでしょう。

ここまでベタ褒めにしてきましたが問題が1つ。
そう、あまりにも当たり前に神曲すぎてもう語りたいことがないのです…
こんな場末の感想記事読んでる人に今更焼き鳥のここがいいよね!って語る必要あります???ないですよね????だって聴けば分かりますもんね?????

どうせなら焼き鳥よりもカップリング曲のリンギンについて語りたいですがリンギンはWahlに収録されてないんですよね…何故だ…リンギンなら1曲でこの記事全体よりもたくさん書ける自信あるのになぁ…

個人的評価は文句無しの100点

Safe and Sound

2019,2,20に発売された8thシングルの表題曲。アニメ2期のEDテーマ。

うーん…………
いい曲だし間違いなく好きなんですけどゆったりとした曲調なので分かりやすい盛り上がり所=語りたいポイントがあんまりないんですよねぇ…………

強いて挙げるならやっぱり歌詞かな?日々の美しさ、尊さを歌った曲なだけあって言葉遣いが秀逸です。

個人的評価85点

Avant-garde HYSTORY

アニメ3期最終話にて披露された曲であり、本アルバムにて初収録の新曲。

アニメ2期のライブシーンはただライブしている様をただそのままアニメ化したという感じであまり視覚的な楽しさがなく曲に負けていた感が否めない。BRAVE JEWELみたいな、というのは流石に酷だと思いますがせっかくのCGなんだからもっと派手に画面を動かして欲しかったです。

だから正直3期もライブシーンは期待してなかったんですが、2期と比べてずっと良くなってましたよね。特にAvant-gardeは2期3期フィルムライブ全部のライブシーン中トップだと思います。
会場が広くなったおかげでカメラワークにも奥行きが出て見てて楽しかったですね。
というか2期は会場が狭すぎません?現実のライブハウスならあれくらいでも距離が近いので楽しめそうですがアニメだとどうも映えない。
また友希那の表情や仕草も良くなりましたよね。↓特に好きな部分抜粋

良い顔して歌うなぁ

大胆なカメラワークはCGの特権。これを10年前に手書きでやってた京アニってやっぱヤバすぎる。

世界を魅了する小指。

そんなこんなで思い入れは深かったのでAvant-gardeのフルが聴けるのはかなり嬉しかったです。

アニメ2期3期のメインテーマこと焼き鳥を経てAvant-gardeという順番なので「終焉は来ない」「永遠に」など不死鳥を連想させるフレーズが多用されているのは嬉しいですね。

Roseliaのストーリーでは「苦しみから逃げずに向き合うこと(=選択すること)が何よりも大切で尊いこと」と、何度も何度も語られます。
サビの「乗り越えた先の景色が美しいと知るからこそ前を向いて進めるの」。このフレーズにRoseliaの全てが詰まっていると思います

Fight it out!(意味は最後まで戦う、雌雄を決する)のフレーズを何度も繰り返したり、激ロックのインタビューで言っていましたが三拍子や穿て!など強い言葉を使うのも今までのRoseliaにないアプローチで強烈に耳に残ります。
それ故にかなり好みの別れる曲のだと思いますが、私は好きです。ギタークッソカッコいいですし。

個人的評価は90点

Break your desire

Avant-gardeに続きWahlにて初収録された曲。

正直第2回総選挙の時のなんでバイト応援バンドが1位を取ったのか未だに分からないんですけど…海外(中国だったかな?)の総選挙ではバラードバンドが1位を取ってましたよね?友希那という最強のボーカルがいる以上どう考えてもそうなるのが自然ですよね?やっぱ百合豚しかいないのかこの国…(ブーメラン

そんな個人的な恨みがあったので絶対に負けられない戦いだった第3回総選挙。結果は……

知ってた。

そりゃ曲はカッコよくてキャラは可愛くてストーリーは面白くて露出は多いRoseliaが負けるわけないですよね。

その記念で書き下ろされた本楽曲はチャンピオンとしての威厳を堂々と見せつける内容の歌詞が特徴的です。
勝負というテーマはPASSIONATE ANTHEMに近いですが、ANTHEMはお互いを高め合うことが大切みたいな曲とイベントで若干ニュアンスが違うため対比してみると面白いかも?(ANTHEMはWahlに収録されていないため今回はスルー)
「Hear,shout」でテンションぶち上がるしサビも軽快なので是非ライブで聞きたい。8thが楽しみ。

最後のサビの「完全なる制覇からクライマックスへ」。完全なる制覇というのは勿論第3回総選挙のことですが、ガールズバンドチャレンジ決勝のことと解釈するとAvant-gardeと繋がります。

苦難を乗り越え雌雄を決した先のRoseliaが見せるのがBreak your desireでの威風堂々とした姿…って考えると超エモくないですか?

タイトルは直訳するならあなたの欲望を壊すになります。欲望=挑戦者の思いを壊す=勝利するって感じなんですかね?よくわかんないのでこういうことでは?とかあれば是非コメントください。

個人的評価は85点

Re:birth day

2017,6,28に発売された2ndシングルの表題曲。

3年前に出た曲をもう一度アルバムに収録すると書くとグッと来ますが、初めてWahlのセトリ見た時Determinationとリバは場違い感が凄かったですね…
当時Determinationはまぁアニメ2期3期で歌ってたしな…と納得しましたがリバに関してはマジで1ミリも理解できなかったです。
Wahlの意味を知り、こうして感想を綴るために色々読見返していく中でようやく納得出来る解釈が見つかった次第です。

リバは特にこのイベントの曲!と決められている訳ではありませんがバンドランク報酬なのでバンドストーリー1章の曲として話を進めます。

1章は父に笑ってもらうため、妹と決別するため、大切な友達と向き合うため、憧れの人に近づくため、楽しい音を追い求めて。それぞれ違う思いを持って集まった5人が「Roselia」として結束するまでの物語です。今読むとみんな本当に成長したな…って涙出ます。

友希那父が音楽を諦める理由になったFUTURE WORLD FES.(以外FWF)に出場するゴールもこの時点で明確に示されています。
そうして出場した最初のFWF予選の結果は失格。理由は以下の通り。

この審査員有能すぎない???全Roselia推しが足を向けて寝れないよ…

そうしてFWFを目指すまでの道のりが2章や2期3期をはじめとした数々の選択ですね。
それらを経て「生まれ変わったRoselia」がFWFに挑む決意の証としてこのタイミングで「Re:birth day」を入れたなのではないかと。

あとはリバ=難しい曲ってイメージが強いですね。
今でこそ普通にクリアできますが25とか26で苦戦していた時期も当然あり、推しであるRoseliaの曲をクリア出来ないのはとても歯痒い思いをしました。
特別好きな曲でもないしスコアが伸びないから協力でも見ないしあまり聞く機会のない曲なので、こうしてWahlに収録されたことで改めて触れる機会が出来たことはとても嬉しく思います。

個人的評価80点。

番外編:LOUDER

Wahlに収録されていませんがノーブル・ローズについて語る上で絶対に外せないので軽くイベントを振り返ります。

2017,4,5より開催された「思い繋ぐ、未完成な歌」のテーマ曲。
このイベントは父が昔録ったLOUDERのカセットテープを友希那が見つけることから始まります。
友希那はLOUDERを歌いたいと思うものの自分にはLOUDERに込められた純粋な「音楽への情熱」が自分にないため歌いこなせないのではと思い悩みます。
父やバンドメンバーとの語らいの末、今悩んでいる思いこそが自分の音楽への情熱であり、未完成でもそれを歌に込めてぶつけようと決意します。

以降LOUDERは友希那にとって、Roseliaにとって象徴的な曲になります。1stアルバムAnfangの大トリがLOUDERなのはその表れでしょう。

全然関係ないですけど友希那父の低音イケボLOUDERが超聴きたい…
もしくはアルゴナのアプリでセルフ(?)カバーとかしてくれませんかね?

個人的評価は勿論100点。

Neo-Aspect

1stアルバムAnfangに収録された曲であり、2018,5,21より開催された同タイトルのRoseliaバンドストーリー2章イベントのテーマ曲。

SMSというフェスのオファーを受けたRoseliaでしたがライブ途中で客が離れていくのを見てしまいます。友希那はその原因を「馴れ合い」、仲良くなりすぎてしまったからこその甘えがRoseliaの音を鈍らせ客が離れていったと評します。
結果Roseliaは決別します。

Roseliaではないただの少女として空虚な日々を過ごす5人は思いへ辿り着きます。もう一度、Roseliaとしてステージに立ちたいと。「馴れ合い」によって培われた絆と5人でRoseliaである誇りを取り戻し、もう一度同じ場所を目指すために彼女達はそれぞれ走り出します。

そうして再び集ったRoseliaが魅せる新たな姿こそが「Neo-Aspect」。
RやBRAVE JEWELの時にも語りましたがNeo-Aspect以降の曲は5人それぞれのソロパートが増えたり「仲間」を意識させるフレーズが増えるなど、ストーリーとしても曲の方向性としても明確にRoseliaの転機となりました。
こんな曲好きになるなという方が無理やん?

星4友希那特訓前の涙(というか丸山に痴漢されてるコラ画像)も衝撃的でした。

特に好きなのは「誇り高く奏でたい」「Beautiful prouder~」「魅せよう新たな姿を」ですかね。神イントロから1番Aメロに移り一気に静かになり曲が進むにつれてゆっくりだけど少しずつ音が重なり再びサビで爆発する、歌詞だけでなく曲までもが1章2章なぞる様に作られているのが本当に憎い。

個人的な評価は文句無しの100点満点、化けた側の曲です。

約束

2020,1,15に発売された10thシングルの表題曲。2019,6より開始された3部作「ノーブル・ローズ」の最初のイベント「ノーブル・ローズ-花々を連れて-」のテーマ曲。

誰かのためでなくリサ姉自身の頂点を目指す理由を見つけるための物語。

こんなリサゆきのためみたいな曲出しておいてイベント内容は見事なまでにさよリサでしたね。
私はリサゆき、さよつぐ推しですが流石にこれを見せられた時は流石にちょっと揺らぎました…
百合的な観点を除いてもシンプルにリサ姉の成長やRoseliaの信頼関係を描いた良シナリオでしたね。
つまりシナリオをそのまま投影した曲も最高ということです。あとロリリサゆき可愛すぎな。

特に好きなところは「私をそっと信じていて」です。ただ「信じていて」というのではなく「そっと」とワンクッションを置くことで一気に想像の余地が増えますよね。
このイベントを経たリサ姉にはわざわざ口に出すまでもなく仲間からの信頼を感じられているから「そっと」と柔らかい言葉を使っているのではないでしょうか。

個人的評価は95点

"UNIONS"Road

10thシングル約束のカップリング曲であり、2019,8開催のノーブル・ローズ3部作「ノーブル・ローズ −晦冥の導き手−」のテーマ曲。

シナリオはあこがコンテストのあと、FWFが終わったあとはどうなるの?ってお話。

まぁぶっちゃけ曲もシナリオもどうでもいいです。重要なのはここ

よく言った市ヶ谷ァ!
私がずっと思っていたことをようやく公式が名言してくれました。
そう、りんりんはカッコイイのです!!!!!

最初は本当に引っ込み思案であこに引っ張られっぱなしのりんりんでしたが、新緑のラルゴで自分の引っ込み思案を直すため部活体験をすることで人間として1歩踏み出して以来、舞台裏のメソッドや再演のプレリュード(全人類必読シナリオ)など少しづつ成長が描かれていきます。
そうして迎えたアニメ2期1話には生徒会長として挨拶するりんりんの姿が。
初見時はキャスト変更のショックでそれどころではありませんでしたが、今見ると泣きます。
苦手を認めて1歩ずつ克服しようと歩むその姿は何よりもカッコイイ…
りんりんに限らずRoseliaのメンバーは他バンドと比べて成長が多く描かれています。
だからこそ応援したいし一緒に歩みたいと思えるのがRoselia最大の魅力でしょう。

極めつけはこれ

今まで助けられる側だったりんりんが助ける側になると胸を張って言えるほど自分に自信を持てるようになったことが本当に嬉しい…
あことりんりんの一蓮托生感はマジで尊い。

曲について全く触れないのもアレなのでちょっと触れるならAvant-gardeみたいな好き嫌いが分かれる曲ですよね。私は曲自体はそこまでですけどりんりんのための曲ってだけで推せるので好きです。

個人的評価は85点

Song I am.

ようやくWahlのメインディッシュ、ノーブル・ローズ3部作のラスト「ノーブル・ローズ-歌、至りて-」のテーマ曲です。

歌が好きだった幼少期の自分。父の挫折を知り音楽への向き合い方が歪になった自分。Roseliaとして5人で活動してきた自分。そしてこれからの自分。

これらはそれぞれRoseliaの曲と対応しています。
歌が好きだった幼少期の自分=約束
音楽への向き合い方が歪になった自分=LOUDER
Roseliaとして5人で活動してきた自分=Neo-Aspect
これからの自分=Song I am.

歌、至りてはFWFを控えた友希那達が今までの軌跡を振り返りつつどのようにこれからの自分=Song I am.を「選択」するかのお話です。
歌詞について当たり前のようにメンバーや美竹に相談出来るようになったのは本当に成長を感じますね。この時点でちょっと泣きました。

葛藤の末見つけた答えはそれぞれが「やらなくてはいけない」と選択してきた道を、これからは結果がどうなろうとも自分の「やりたい」を大切に選択していきたいというもの。
その決意の証がこれまでの自分=父から譲り受けた曲=LOUDERとの決別です。

日菜と自分を比べることしかできなかった紗夜さんは、今の自分を形作っているもの全てを使って自分だけの音を奏でます。

幼馴染のためを思って始めたリサ姉は、仲間がそう思うように自分も頂点に行きたいのだと笑います。

憧れを追いかけるだけだったあこは、自分が走る道の先に憧れがあるのだと見つけます。

踏み出す勇気が欲しかったりんりんは、仲間の音色を勇気に変えてこれからも歩んでいきます。

そして、友希那は。
幼い頃は好きで当たり前だったはずが歪みただの手段と成り果てた歌をもう一度見つめ直した時。

そう、頂点で叫ぶのです。
歌が好きな自分(約束)から歪んだ自分(LOUDER)を乗り越えRoseliaとしての自分(Neo-Aspect)を経てこれからの自分(Song I am.)までの全てが繋がった瞬間、Roseliaと歩んだ3年の歴史が思い出され涙が止まりませんでした。
友希那がこんないい笑顔で歌が好きだと言えるようになったことがとても嬉しい…
演出も今までで1番凝っており間違いなくガルパ史上最高傑作のシナリオです。

さて、シナリオはベタ褒めしましたが実行当初の私のSong I am.の評価は今ほど高いものではありませんでした。理由はサビがイマイチ盛り上がりにかけるからです。イントロなどは大好きなためあと一歩で化けた側のになぁ…と落胆したものです。そのためWahlでの収録を心の底から楽しみにしていました。

Wahl発売記念放送にてゆっきーが「最初は何も見ずに聞いてから歌詞カードを見てほしい」と言っていたのでその通りに聴きました。

ガルパでプレイしながら聴いていた時には分かりませんでしたが改めて聴くと過去の曲で聴いたことのあるメロディや歌詞がたくさんあることに気づきました。やっぱりSong l am.はRoseliaの集大成の曲なのだと。
でも聴いてるとどうしても悲しくなりますよね、Neo-Aspect→約束→"UNIONS"Road→Song I am.と続く中にLOUDERがないのは。
感傷に浸りつつも時間はあっという間に過ぎて迎えるいっちばん最後…

ラウダーラウダー!

!?
え、今ラウダーって言ったよな!?!?!?!?!?!?
聞き間違いじゃないよな!?!?!?(歌詞カードペラー
そこには確かに書かれていました。

Louder!!!!!Louder!!!!!

と。
アァァァァァァァァァァァァァァァァァ!(涙腺崩壊)
役目を終えたLOUDERもRoseliaの心に深く刻まれていることが歌詞で改めて分かり文字通り感涙しました。

LOUDERの表記が「Louder…!」なのに対して
Song I am.では「Louder!!!!!」と
歌詞を文字として認識して初めてわかる演出ズルすぎるよ……
この一言だけで一気に化けた側の曲の中でもトップに躍り出ましたね。個人的評価は200点!!!!!!

あー!早くライブで聴きてぇなぁ!7thのBD買ったのに申し込むの完全に忘れてたから8thライブビューイングチケット買えるといいなぁ!(アホ)

おわりに

バンドリもたくさんのイベントが昨今の情勢により中止・延期になりました。
そんな中発売されたWahlは私にとって本当に素晴らしいアルバムでした。
人に見せるためというよりは自分の中で整理するために筆を執った次第ですが、感動を少しでも共有できたのなら幸いです。
またステージで叫ぶRoseliaを見れる日を心待ちにしています。

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