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「Bang Dream!8th☆LIVE」 DAY1 「Einheit」感想

はじめまして、わんこそばです。

今回はEinheitのライブビューイングに参加したので感想を綴っていきます。
独自の略称や解釈を含むことをご留意の上でお読みください。

開演前

以前本noteにも上げた通り2ndアルバムのWahlは私にとって最高のアルバムだった。(Wahlの感想記事
そのため今回のEinheitでSong I am.を始めとしたWahlでの新曲や、もしかしたら今年6月にガルパに実装されたBlessing Chordのフルも披露されるのでは?と非常に楽しみにしていた。

しかし今回のライブビューイングには今までと大きく違う点がある。
そう、コールやサイリウムでの応援が禁止されていることだ。(現地ではサイリウムはOKらしかった)
ライブというのはただ曲を聴くだけでなく、演者と観客が1つになって盛り上げる一体感こそが1番の醍醐味であるため、ただ座って観るだけで楽しめるのか?私の行った新宿の会場から富士急まで応援の声が届くのか?という懸念があった。

しかしそれは杞憂だったと言わざるを得ない。
セトリ順にライブを振り返り、その魅力を掘り下げていこう。

セトリ

1.Merm4idによるオープニグアクト
2.Avant-garde HYSTORY
3.BLACK SHOUT
4.Ringing Bloom
5.BRAVE JEWEL
6.STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜
7.Safe and Sound
8.約束
9.幕間①
10.Break your desire
11.Neo-Aspect
12.PASSIONATE ANTHEM
13.ONENESS
14.Sanctuary
15.R
16.FIRE BIRD
17.幕間②
アンコール
18.Song I am.
19.熱色スターマイン

1.Merm4idによるオープニグアクト

DJをテーマにしたブシロードのメディアミックスプロジェクト「D4DJ」のユニット、Merm4id(マーメイド)がオープニグアクトととして登場。
フジヤマディスコ、DISCOTHEQUEなどの有名曲のカバーやオリジナル曲を披露した。

…恥ずかしながら私はバンドリ、というかロゼとRAS以外のブシロコンテンツに全く興味がないため「ふーん」としか言いようがなかった。
でもこの時期とはいえ山の中のステージでへそ出し衣装を着てパフォーマンスをしたのは感心した。
とりあえずアニメが10月から放送されるらしいので見てみようと思う。

2.Avant-garde HYSTORY

いつも通り超クオリティのOP映像をバックに登壇するRoselia。
最初はやはりWahl収録曲のどれか、その中でも新たなRoseliaとしての始まりの曲のRかな?と予想を立てていたが…Avant-garde!?!?!?!?
こういっては何だが、Avant-gardeはリズムに乗りにくいというか癖が強いので場が温まった中盤以降にやるのが鉄板だろうと勝手に思っていたのでかなり驚いた。

その驚きも曲を聴くことで納得へと変わった。
理由は主に2つ。
1つは前述の通り今回のライブはコールが禁止されていることだ。
2.5次元コンテンツでコール禁止なのはとても大きいディスアドバンテージである。
しかしAvant-gardeはコールらしいコールを入れる曲ではないためこのディスアドバンテージを逆手に取っている。
またコールこそ禁止されているが、せめて他の方法で盛り上げようとファンは必死にサイリウムを振る。
世界観で魅せるRoseliaとサイリウムを振るファン、これと同じ光景を見たことが…というか同時に見せられていたはずだ。
そう、アニメ映像である。
Avant-gardeは2.5次元コンテンツの醍醐味、アニメと現実の一体感を体現していた。
これにより頭が鑑賞モードからライブモードへと切り替り続く曲にも没入できた。
またコールのないライブは我々観客だけでなくキャストやスタッフにとっても慣れないことだったのではないかと思う。
だからこそ落ち着いた曲調のAvant-gardeでお互いに場の雰囲気に慣れる意図もあったのではなかろうか。

もう1つの理由は指。
Roseliaのライブには絶対盛り上がる鉄板の曲、決め曲が存在する。
今回披露された中でいえばブラシャ、BRAVE JEWEL、Rなどが該当する。
これらの曲に共通するのはサビに指を意識したパフォーマンスが取り入れられてる点だ。
特にブラシャの小指シャウトはあれだけでテンションMAXになる方も多いだろう。(かくいう私もそう)
Avant-gardeもサビの最後で小指を観客へと向ける仕草がある。
あの世界を魅せる小指で盛り上がるなという方が無理な話だ。

欠点があったとすれば、現地か映画館の問題かは分からないがめちゃくちゃ音割れしていたことくらいか。

3.BLACK SHOUT

というわけで決め曲ブラシャ。
Avant-gardeで完全にライブモードになっていたためめちゃくちゃテンション上がった。
ギターソロ中ずっと見てるのにくどはるが演奏に夢中になっているせいで全く気づかれないあいあいなどいつもの光景もありつつ、去年のWasserを彷彿とさせる水噴射など嬉しいファンサービスもあり最高だった。

ブラシャはどのタイミングで披露されても最高なのがズルいよなぁ…

4.Ringing Bloom

本日最初の化けた側の曲。
化けた側の曲というのは筆者個人のRoseliaの中で特に好きな曲の総称である。

Flamme/Wasserでは初披露、慣れない野外ステージなどの影響があってか他の曲よりも完成度が低く聴こえた。
そのためトップクラスに好きな曲でありながら最初のピアノが聞こえてきてちょっと不安にもなったが、そこは流石の一言。
1年の時を経て見違えるほどクオリティが上がっていた。
これだよ、俺が聞きたかったのは!!!!

またAvant-garde、ブラシャに続きリンギンもサビで指を意識したパフォーマンスのある曲である。
Avant-gardeで世界観に浸りブラシャでテンションMAXで迎える超好きな曲と小指、序盤にしてもう泣きそうになった。

これまたブラシャに続きFlamme/Wasserのキービジュアルを使ってファンサービスにも対応した完璧な1曲だった。
リンギンが決め曲になる日も近いか。

5.BRAVE JEWEL

またまた指で魅せる曲、あいあいの指フェチの私を殺す気か?
どっちにしろリサゆき推しの私には2番が猛毒すぎるので尊死するのだが。

去年みたいにキズナミュージックネタはやらないのかと残念に思っていたら…

6.STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜

はい、やりやがったよ。
そういうファンサービスに弱いからやめろって言ってるだろ!(建前)ありがとう!!!(本音)

ファンサービスとしてもコントとしても面白いとか最強か?

7.Safe and Sound

今まで特別良い印象のある曲ではなかったのですが、Einheitで一気に好きになった曲。

Safe and Soundはわかりやすい盛り上がり所こそないものの曲も歌詞もとにかく綺麗でライブよりかは家でヘッドホンで聴きたいタイプの曲だと思っていたのだが、コール禁止のおかげで改めてじっくり聴いてみたら超良い曲だった。

BRAVE JEWELや焼き鳥など分かりやすく盛り上がるだけがライブではない。
Safe and Soundのような静かで綺麗な曲があるからこそ激しい曲が強調されるし、激しい曲があるからこそSafe and Soundのような静かで綺麗な曲がより染み渡るのだろう。

8.約束

前半戦最後の曲。
てっきり最後に約束タマネギSong I am.のノーブルローズ3部作が来ると思っていたのでここ出来たかと驚いた。
約束もかなり落ち着いた曲であるため今回のようなライブにはピッタリの曲だ。

それはそうとゆっきーの歌声最高だよな…
約束だと笑顔溢れるゥ⤴優しい風ゥ⤴景とか、Rの抱く意志が導くままァ⤴︎ とか尻上がりになる歌声がもう大好き。
ライブだと特にその癖?が顕著になるので最高。

笑顔も可愛いしライブで見てて1番楽しいのはゆっきーかもしれない。

9.幕間①

恒例のキャラくず。
Wahl発売記念キャラくずでは黒ひげ危機一髪が妙にバラエティを理解していて笑ったが、またもや妙にバラエティを理解する魚が登場。
あいあいを最後まで残して決めゼリフで釣る流れが完璧すぎる。

他にもボウリングの上手いのんちゃんや事務所NGガチギレくどはるなど笑いどころ盛りだくさんだった。

Roseliaのライブは半分キャラくずのために来ていると言っても過言ではないが今回のキャラくずは過去最高クラスに笑わせてもらい大満足。

10.Break your desire

幕間を終え恒例の衣装チェンジで3周年衣装に。

3周年衣装はなんと言っても頭に乗せた冠に目が行く。
6時を周り日が落ち始めてきていたことも手伝い、ラストのサビで白いライトにより冠がくっきりと浮かび上がっていたのがBreak your desireにピッタリで最高だった。

他の曲にも言えることだが、EinheitではHear,shoutを始めとしたあいあいの高音の伸びが絶好調に感じた。
Avant-gardeで音割れが酷かったと書いたが、音響の不備ではなくあいあいの声が絶好調すぎて機材が普段の設定ではついていけなかったのでは?と思う程。
後程語るがあいあいだけでなく他のキャストも普段のライブよりも気合が入ってるなと感じる場面が多く、Einheitにかける情熱が伝わってきた。

Break your desireは最初のHear,shoutだけでテンションMAXになるので幕間で落ち着いた会場の雰囲気を塗り替えるには最適解と言えるだろう。

11.Neo-Aspect

本日2曲目の化けた側の曲。
今回のライブの主役はSong I am.のためストーリー的に絶対に外せない1曲である。
尺の都合かMVサイズにバッサリカットされていたが、未だにMV初見時の感動を覚えているため雑にMV流されるだけでテンション上がるので全然OK!

12.PASSIONATE ANTHEM

Break your desireに続きあいあいの高音が猛威を振るう曲。
テーマや雰囲気も似ておりアンセムとBreak your desireはセットのような捉え方をしているので(ネオアスペ挟んだけど)連続してやってくれたのは非常に嬉しかった。

ネオアスペとアンセムは演出で火柱が上がったのもFlammeを思い出し嬉しかった。
やはり野外ライブは派手な演出や空撮、自然光など屋内ライブにはない魅力があるので、来年以降も夏の恒例イベントとして野外ライブ開催して欲しいなぁ。
その時こそ是非現地で騒ぎ回りたい。

曲の後はグッズの宣伝や団結力チェックとかいう謎の企画が。
椅子に座らされるあいあいやRoseliaといえば?のお題に対して焼肉と答えるのんちゃんで笑った。

13.ONENESS

「団結の仕方は言葉だけじゃない」という旨の前フリから始まったのはONENESS。

確かに言葉=コールはないけれど今日のライブを最高にしたい!という思いを胸に全力でサイリウムを振り、全力で拍手した。
特殊な環境の中でありながらキャストやスタッフや現地、各ビューイング会場にいたファン全員の思いで今日のライブを作りあげた。
そのONENESSこそがライブや2.5次元コンテンツの1番の醍醐味であるのは前述の通りだ。
ある意味Einheitを象徴する曲かもしれない。

…さすがにこの記事を読んでいてONENESSの意味がわからない人はいないよね?

14.Sanctuary

Safe and Soundのように今回のようなライブだとより曲の美しさが際立ち最高だった。

曲の後このライブももう終わりが近づいているとMCが入った。
それも当然だ、既に10曲以上披露され空はとっくに暗くなっているのだから。
ライブが終わったとしても感じたONENESSを、それぞれの参加したの会場=Sanctuaryを忘れないで欲しいというメッセージがこのセトリなのではないかと思う。

くどはるも泣いてたし、こっちももう泣きそうだったよ…

15.R

そんなしんみりした空気の中響くゆっきーのベース。
そう、親の声より聞いたRのイントロだ。
ここで来やがったか!!!!!!!!
いやー、ズルい。
完全に感傷に浸ってたところでRなんてぶち込まれたら感情がぐっちゃぐちゃになって涙が出る。

それまで拍手や笑い声がたまに聞こえる程度だったライブビューイング会場もおぉ!と感嘆の声が上がっていた。

このようなご時世だからこそ今回のライブが開催できて本当に良かった。
その気持ちが歌声や演奏からひしひしと伝わってきた。
特に最後のサビ前のめぐちぃのボーカルはいつもよりずっと力強く聞こえた。

16.FIRE BIRD

アァァァァァァァァァァァァァァァ!(感情の許容量オーバー)

いや、もう、曲の最後の方でめぐちぃのアップになっていましたが鬼気迫る勢いでドラム叩いていてめちゃくちゃカッコよかった…

もっと語りたいですが焼き鳥の魅力を今更語るほど野暮なこともないのでこの辺で。

17.幕間②

そうして暗転するステージ。
……Song I am.は!?
EinheitはSong I am.を聴くためだけに来たので「え?Song I am.なしで終わったりしないよね!?」と気が気ではなかったが、フライパンのくだりなんかは今日イチ笑ったと思う。
R焼き鳥Song I am.を連続されていたら冗談ではなく死にかねないのである意味救世主。

18.Song I am.

まさかSong I am.をアンコールでやるとは思わなんだ…
幕間で多少持ち直したもののまだまだクソデカ感情に整理がついておらず、そんな状態で聞かされるSong I am.は刺激が強すぎて死にこそしなかったがほとんど記憶が無い。
気づいたらあいあいがLouder!!!!!Louder!!!!!と叫んでいた感じだ。

そのLouder!!!!!Louder!!!!!で口以外を手で隠すのが意味深だったな…
てっきりブラシャやRみたいに指で魅せてくるものかと。
友希那が純粋に歌を好きだと言えるようになる曲なのでそれ以外の余計な思いはないことを歌を歌うための口以外を隠すことで表しているのだろうか。
何にせよ超カッコよかったので大満足である。

その後はラウクレのBDとオンラインライブ、そしてラウクレ2の告知がされた。
大好きなロゼとRASが一同に介するライブにも関わらず何故かスルーしていたためBDやオンライン開催は本当にありがたい。
そしてラウクレ2も絶対現地行く。
その頃にはコロナも落ち着いて皆で盛り上がれるといいな。

19.熱色スターマイン

やっぱ大トリは熱色スターマインだな!!!!!
私がRoseliaを好きなのと同じように当たり前に最高なので語りたいことがない!!!!!

終わりに

約90km、それだけの距離が私の行った新宿の会場と富士急の間にはある。
その上コールもサイリウムも禁止、拍手も音を出してする人はほとんどいなかった。
それでも私たちビューイング会場の応援も拍手も全部届いていると、Roseliaは言ってくれた。
90km、もしくはそれ以上の隔たりこそあれど確かにあの3時間は富士急の会場と全国が繋がっていたのだと。
そうしてRoselia、スタッフ、ファンの全員で「団結」してライブの成功を願ったことが本当に嬉しかった。
だからこそ私はRoseliaやスタッフの方に貰った感動とこのような情勢の中開催してくれたことへの感謝を改めて伝えたい、ファンの方と共有したいと思い筆を執った次第だ。
拙い文章ではあるが少しでも伝わったのであれば幸いだ。
また頂点で世界を魅了するRoseliaを見られる日を祈りつつ締めくくりの挨拶とさせていただく。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!

2020,8,21

-2020,8,22追記-
DAY2 DEPTHSの感想記事も上げたかったが思うように書けなかったのでこちらに箇条書きで追記しておく

良かった点
・最初からずっと暴れまくり
・既存曲も新曲も圧巻の歌唱力のチェルさん
・デクラレの最後のサビ前やAh...など高音の伸びが良すぎるチェルさん
・R・I・O・Tでみんなに駆け寄る楽しそうなチェルさん
・笑顔でエグい早弾きする小原さん
・ギターソロの時は本物のロックにしか見えない小原さん
・ピック咥える小原さん
・DJセット足蹴にする紡木さん
・MCも可愛い紡木さん
・煽りが最高すぎる紡木さん
・相変わらず体力お化けすぎる夏芽さん
・それでいて最後まで全く勢いの落ちない夏芽さん
・最後の挨拶でスピーカーに乗る夏芽さん
・Burn outのBangbangが可愛い倉知さん
・空を仰ぎながら弾く倉知さん
・楽しそうに踊り回る倉知さん
・ギターのカッコいいSOUL SOLDIER
・シュワッチ!の!NVADE SHOW!
・RAS版Rと言わんばかりに最高なREIGING
・曲の繋ぎのソロや幕間のBGMも超クオリティ
・ライブビューイングのハンデを負ってなお過去最高のライブだった

心残りな点
・Beautiful BirthdayのR・A・S(We are!)が言いたかった
・ヘドバンや扇風機を思い切り出来なかった
・現地行きたかった

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