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みつけてしまった!知性が煌めく言葉:「虎に翼」モデル・三淵嘉子さんの義理の娘、那賀さんの言葉から

パソコンを開いたら、ポータルサイトのトップページに、昔のモノクロ写真で、整った机に向かって笑顔でカメラを見つめる、50歳前後の凛とした女性の画像が載った記事が目に入りました。

それは「41歳で再婚、相手は… 『虎に翼』モデル・三淵嘉子さんの家族関係」という、毎日新聞の記事で、写真の女性は三淵嘉子さんご本人でした。

テレビを見なくても今話題のNHK朝ドラのモデルとなった「日本で初めての女性弁護士、判事、そして裁判所の所長女性」ということで、同じ働く女性として気になります。

それは彼女の再婚とお相手のお子さんたちの事に触れている記事でしたが、その中で、私は義理の娘となった長女の那賀さんが、後年語ったとされる言葉を含んだ下記の文が気にとまりました。

「華やぐ女たち 女性法曹のあけぼの」(佐賀千恵美著)には、生前の那賀が嘉子について「継母という感覚はない、『父の連れ合い』。父は、母が強く出ると『うん、うん』と言う。父が彼女に対してもっと強くなればいいと思っていました」「自分の正義で憤慨する。身内としては、つきあいにくかった」などと語ったことが書かれている。

2024/6/7 毎日新聞「41歳で再婚、相手は… 『虎に翼』モデル・三淵嘉子さんの家族関係」より抜粋

後で調べると、三淵嘉子さんの再婚時、那賀さんはすでに結婚して家を出られていたようですから、「母子」「親子」というよりは、「いきなり家族になった大人の女性同士」って感じでしょうか。

それにしても、私がすごく興味をひいたのは、「自分の正義で憤慨する。身内としては、つきあいにくかった」という言葉です。

嘉子さんに負けず劣らず、祖父や父が裁判官である家で育った那賀さんもまた賢い女性であったと思うのですが、後妻に入った義理の母親との「思うようにいかない人間関係」を、聡明な女性が語るとこういう表現になるのかと、びっくりしました。

私だったら「めっちゃ自分勝手でよく怒る人でした!父が結婚した人ですが、なかなか難しい女性で、関わりを持つのが大変でしたね」みたいな感じかな。

なぜ、那珂さんのこの言葉に知性を感じるか、好奇心でAIに分析してもらいました。

言語的要素:

  1. 簡潔で明確な表現: 短い文章で状況を的確に伝えており、無駄がありません。簡潔さは知性的な表現とされることが多いです。

  2. 文体のバランス: 二つの文が対照的に並べられています。「自分の正義で憤慨する」という主観的な感情と、「身内としては、つきあいにくかった」という客観的な評価がバランスよく配置されています。この対比が効果的に機能しています。

心理的要素:

  1. 自己認識と客観性: 自分自身の行動や感情を分析し、それに対して客観的な評価をしています。これは高い自己認識能力を示しており、知性的な印象を与えます。

  2. 感情のコントロール: 感情的な「憤慨」という強い感情を抑制しつつ、それを冷静に評価する態度が示されています。これは成熟した感情のコントロールを示しています。

社会的要素:

  1. 他者への配慮: 「身内としては、つきあいにくかった」という表現は、自分の行動が他人にどのように影響を与えるかを理解し、配慮していることを示しています。この他者への配慮が知性的な印象を強めています。

  2. 暗示的な表現: 直接的な批判やネガティブな感情の表現を避け、柔らかく問題点を示しています。これは社会的に賢明なコミュニケーションの方法です。

以上が結果です。
ところどころ感情の主が入れ替わったりしていますね。AIも短い日本語を正確に読み取るのは難しいようで、できないこともあると思ったらちょっと安心。

とはいっても、私はこうした客観的で配慮の行き届いた成熟した言葉に聡明さと知性とかっこよさを感じたんだろうなってなんとなく納得したところです。

皆さんはどのように感じましたか?
最後までお読みいただいてありがとうございました。


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