「自分のこと可愛いと思ってるでしょ?」への正しい返し方
「自分は、可愛いのか。」
これについて、実は長年考えてきました。
もうこの一文で既に恥ずかしすぎて、退場したくなってます(泣)
でもきっと、このnoteで誰かを救えると信じているから、書きます。
自分のこと「可愛い」って思っているヤツ
なんとなく、「自分のこと可愛いって思っているヤツ」って、思われたくないじゃないですか。それってなんでなんだろう。
いけすかない感じがするから?
勘違い野郎だと思われたくないから?
急に他人が「別に言うほど可愛くないけどな」って手のひら返してくる感じが怖いから?
自分でどんなに可愛いと信じてても、「他の人からしたら私は可愛くないんだ」って急に思ってしまったら、すごい落ち込みます。あとは、自分が可愛いと感じる人と自分を比べてしまった時、悲しい気持ちになります。
社会の強烈な扇動
最近SNSで、人工的(AI)な女性を目にする機会が増えました。あの人たちは、色が白くて、顔は小さいのに目が大きくて、体は細いのに胸は大きい、とんでもない見た目をしています。しかも、一見しただけでは実在する人物か見抜けないほどリアル。こういった人たちを見続けると、私たちの見た目に対するスタンダードが変化し、「こうでなければいけない」という見た目への意識が強化されてしまうのではないか、と心配になります。
昔Photoshopが一気に普及し、皆がこぞって加工し始めた時にも、同じ波はありました。このとき、一部のセレブはphotoshop修正前の写真を投稿し、ありのままが美しいと伝えてくれたのを覚えています。
でも生成AIは、「女の子」と入力するだけで出てくるのがこの見た目、というのが問題。これがスタンダードだと言わんばかりに出力されることに、危機感を覚えています。
「鏡に映る自分が醜くて、鏡を割ってしまった」
「太っている自分が許せなくて、食べては吐いてを繰り返していた」
昨今のルッキズムや醜形恐怖症で悩んでいる人の多さを考えると、これはちゃんと考えないといけない問題じゃないか、と思うんです。
(社会的に)可愛くないと、生きてる価値、ないの?
見た目に悩んだ結果、整形することはもちろん自由です。
でも、そもそも整形したいと思わせる社会はどう考えても悪です。社会に植え付けられた、間違った美の価値観から解放されたいと常に願っています。
生まれつきの顔・体が完璧であることを取り戻したいのです。
社会が勝手に、私たちの顔や体に欠点があるように言ったり、非であるようにしてくるんです。だってその方が儲かるから。一昨年に流行した私の大好きなJAXの曲、「Victoria’s Secret」の歌詞を載せておきます。
社会を変えたいって思います、切実に。
でも変わらないのも知ってます。
だから、私たちが正しく対処していくしかないんです。
こういう社会に対して。
「自分のこと可愛いと思ってるでしょ?」への正しい返し方
実際、こんなこと言ってくる人はいないけど、この問いに関して、私の答えは決まっています。
「私が可愛いかどうかは、他の人が決めること。」
実際、世界中には私のことを可愛いと思う人も思わない人もいます。これは、どれだけ美人とされている人でも同じです。だから、どれだけ自分磨きをして、自分のことを可愛いと信じれるようになっても、可愛くないと思う人はどこかにはいます。なんだか悲観的に聞こえますが、そうじゃないんです。要は「勝手にしておけ」ってことです。
スマホをはじめとした便利な道具が増えて、簡単に思い通りになることが増えました。でもそれは、思い通りにならなかった時に悲しみや悔しさを倍増させる、悪魔の道具にもなっているように思います。昔はただ待ち合わせするのも一苦労で、思い通りにならないことなんて当たり前で、不幸とは感じなかったのに。最近は、自分の思い通りにならないと気が済まなくなってきちゃってるんじゃないか、と思うんです。
「勝手にしておけ」を覚えると、全部が思い通りにならなくても良くなります。自分のところから離れるからです。そもそも、世界中のどこかの誰かとは意見が合わないので、もう自分で可愛いとか、定義しない方が楽なんです。どうしても他者がつきまとってくるものは、最初から手放しましょう。
評価ではなく、意志
自分の評価は他者に委ねている代わりに、私が自分で決めていることが一つあります。
それは、「可愛いを表現して生きる」ということです。
私は自分の内側に「可愛い」の世界があって、私は毎日その世界からちょっと取り出して、その世界の表現者として生きるようにしています。これは私の意志です。誰になんと言われようと、揺るがぬ真実です。誰かが可愛いと思わなかったとしても、それはその人が私の表現を受け取らなかっただけで、私が表現している事実はここにあります。
私は、今日も可愛く生きます。髪を巻いて、お化粧をして、可愛い服を着ます。誰のためでもなく、私が表現して、ここに居たいからです。
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