改めて、「Mais moi,」(メモア)について
私は5年前にセネガルへ渡航し、人生が変わりました。
「他人となるべく同じような服を着て、浮かないようにしよう」と人の目を気にしてオシャレを楽しめなかった私が目にしたのは、カラフルで派手なアフリカ布の洋服に身を包んだ、背筋のシャキッと伸びた女性たち。
セネガルでは自分で選んだ好きな布を仕立て屋に持っていき、オンリーワンの洋服を作るのが主流です。
私が滞在していたダカールでは給料の半分以上を洋服代に使うほどオシャレにこだわる人がたくさんいます。
ファッション=自分が楽しむもの、自分らしさを表現するもの。
おしゃれを楽しむセネガルの女性たちを見て、このような考えを持つことができました。
私のファッション観を変えてくれたセネガルで、体型も障がいの有無も関係なく誰もが楽しめるユニバーサルファッションの洋服を製作。そして、アパレルブランド「Mais moi,」(メモア)を立ち上げました。
Mais moi,(メモア)は「でも私は、」を意味するフランス語です。
今置かれている環境に左右されず、誰もが自分の意見を堂々と言える世界にしたいと思い、この名前を付けました。
去年の10月にセネガルに渡航し、11月にECサイトを開設という立ち上げて間もないブランドですが、体型も障がいの有無も関係なく誰もがオシャレを楽しみ、一人でも多くの方が自分らしさを表現するお手伝いをしていきます!
どうぞ私たちの挑戦を応援よろしくお願いします!
あなたはユニバーサルファッションをご存知ですか?
ユニバーサルファッションとは「体型や障がいの有無に関係なくすべての人がオシャレを楽しめるようにする取り組み」のことです。
私がユニバーサルファッションを知るきっかけとなったのは母でした。
母は多発性硬化症という国指定難病を患ったことで右半身に障がいを残しました。
私は幼い頃からリハビリを頑張る母を見てきましたが、
中でも苦労したのが洋服の着脱。
腕が上がらないので伸縮性のある前開きのブラウスしか着ることが出来ず、バランスを崩すと危ないのでリハビリの時以外、ズボンを履きませんでした。
着られる洋服のレパートリーが少なく買い物に苦労した経験からユニバーサルファッションを知りました。
日本には、身体障がい者の方は436万人もいると言われています。(内閣府調べ)
つまり、母と同じように洋服選びに苦労している方が他にも多くいるという事だと気づきました。
ファッションは自分を表現する大事なツールです。
それにも関わらず「体型や障がいの有無に関係なく誰もがファッションを楽しめるようにする取り組み」であるユニバーサルファッションが浸透していないのが現状です。
Mais moi,(メモア)の誕生
「太っているから…障がいがあるから…」とこれまでオシャレを諦めてきた人にオシャレの楽しさを広めるため、体型や障がいの有無に関係なく誰でも楽しめるユニバーサルファッションを色鮮やかなアフリカ布で製作したい!
そう思い立ち、以前の渡航でファッション観を変えてくれたセネガルへ再び渡航することを決意。
すぐに現地で製作する洋服のデザインを考えました。
手足に障がいのある方にとってどのような服が着やすいだろうか。
体型が大きい方は何に気をつけて洋服を選んでいるのだろうか。
障がい者の方、プラスサイズの方にヒアリングをし、考えたデザイン案を持って2022年10月セネガルへ渡航。
1ヶ月間の滞在中に3つの工房とやりとりをし、計130着の洋服を製作しました。
日本に帰国してすぐECサイトを開設し、Mais moi,(メモア)を立ち上げました。
前回の渡航のようすはこちらの動画をご覧ください!
→ https://youtu.be/wzquwHOwIc0
2022年
11月3日帰国
11月12日-13日:メモア単独POP UPイベント
12月10日:目黒街頭クリスマス「エシカルファッションショー」にてファッションショーデビュー
2023年
1月7日-8日:オンラインイベント「African Weekends」にて登壇
1月10日:アフリカに挑戦する若手日本人のためのコミュニティー「#A」にてピッチコンテスト予選通過
1月17日:「#A」にて登壇
中でも人気の高いMais moi,(メモア)のアイテムを紹介します!
こちらのアイテムもリターンでお選びいただけます!
もっと詳しく商品を見たい方はぜひオンラインショップをご覧ください!
すべての人に洋服の選択肢を広げたい!
あなたは体型や怪我、病気を理由にオシャレを諦めた経験はありますか?
もし何かを理由に興味のあるファッションができなかった時、あなたはどのような気持ちになるでしょうか?
Mais moi,(メモア)はアフリカ布を通して、より多くの方にユニバーサルファッションを知って頂くために活動しています。
洋服の選択肢が増えることは、つまり自分らしさを表現する方法が増えることです。
ユニバーサルファッションの知名度が低いままだと、体型や障がいを理由にオシャレを諦め、自分らしさを表現できる人が増えません。
着る人の気持ちを明るく照らしてくれるアフリカ布でユニバーサルファッションを製作したら、これまで新しいファッションに挑戦したくてもできなかった方にも選択肢が増え、より多くの方が自信がつき一歩踏み出す人が増えるはずです。
現在の活動
現在、さまざまなバックグラウンドを持ったブランドアンバサダーと新たなユニバーサルデザインの洋服のデザインを考案中です。
1月に2度のデザイン相談会で意見交換を重ねて、皆さまの「想い」が込められた多くのアイデアを発表いただきました。
妊娠や出産を経験した方や、洋裁に詳しい方、エシカルファッションの業界で活躍されている方…
その方ならではの経験談を反映したアイデアを、今後現地の仲間たちと制作して行きます。
3月にインターン生がセネガルに渡航し、5月に日本へ発送予定です!
お楽しみに!
セネガル現地の仲間たち
「Mais moi,」(メモア)では、洋服のサイズをM〜4Lサイズまで展開しており、どなたでも着られるユニバーサルファッションに特化してあることが強みです。
現地セネガルのテイラーも当ブランドのコンセプトを理解し、日本人に向けたユニバーサルファッションを製作する意図を汲み取ってくれている心強い仲間たちです。
さいごに
個性を出すのに臆病になる人や諦めてしまう人を一人でも減らすため、私たちはこれからもユニバーサルファッションを製作し続けます!
今後ともぜひ応援のほどよろしくお願いいたします!
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【プロフィール】
twitter : https://twitter.com/m_fashiontravel/
IG : https://www.instagram.com/mia_healthy_travel/
twitter : https://twitter.com/harukafuu2002
IG : https://www.instagram.com/harukafuu2002/
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