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〔小説〕 ウェディングドレス

ウェディングドレスをどうしてみんな着たがるのか疑問だった。

純白のドレスを着て「あなたの色に染まります」なんて、冗談でも言えるわけない。一日限りのヒロインになるつもりも毛頭ない。おれはいつでもおれ自身の極彩色を放ち、常に喝采の真ん中に立ちたいのだ。

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