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詩集

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2023年8月の記事一覧

権力【詩】

権力を欲しがるのは 悪いことを隠ぺいできるのが一番の魅力かもしれない そんな魔法のような権力の力に魅せられて 密告 裏切り 足の引っ張り合い ニュースに流れている悪いことも 権力が弱いから悪いことが世間にバレてる 疑って今日もニュースを見る

吐息の温度【詩】

無駄話よりキスをしようなんてズルい 唇が熱る まるで口紅をしたような唇になる キスで仲直りしようなんてバカみたい でもたまには甘いのも悪くないわね 私が悪かったわよ なんて口が滑っても言えないから 今回はキスに免じて許してあげる

出会い【詩】

あなたに嫌われるほうがまだいい 付き合ったが最後 空気のような存在になるのが 自然消滅が一番虚しい 初めから無かったことになるんだから このままでいて

軽い男【詩】

軽い男に振り回されて 傷つけられた思いしかない かわいいねと挨拶のように言うのが嫌いだった 連絡がマメなのが嫌い さみしがりやすぎてキモかった 派手だと何でもいいと思ってて サプライズとかすることなすこと 全部ダサすぎて滑ってる 本人が自覚がないのが可哀想 落ち着きがなくてお前何歳だよ そこら辺のオヤジの方がマシに見える ノリに騙されていた うわべだけの明るさに吐き気がする それから明るい男が嫌いだ モテてないと安心できないとかバカみたい 二度と思い出したくない

つまらない男【詩】

私をフるなんて許さない もう遊んでくれないの つまらない男ね ガッカリした 心底心外 あなたには悪いけど諦めれない 最後を決めるのは私 バイバイなんて言わせない 私をフッたことを後悔させてやる あなたみたいなつまらない男は私しかダメよ 今に見ていて悔しいほど後悔させてあげるから 痛い目にあわせるから覚悟してね つまらない男って嘲ってあげるから 甘えてもいい 私の所へ戻っておいでよ

悪い女【詩】

子供みたいに何スネてるの 仲直りしたいくせにさ 中指を立てずに 小指を立てようよ お利口ぶって退屈しのぎ 勘違いしちゃダメ 女を知るのも勉強のうちよ 遊ぶのも勉強ぐらい大切なの 女を理解してこそ 知ったことになるわよ 悪い女に騙されないでね かわいいあなた

二番目【詩】

私はあなたの二番目になりたい 結婚して子供のいる家庭は私には重すぎて無理だ 私は一番にはなれない 今の世の中が潔癖すぎて肩身が狭い 結婚相手を取る気は全然ない 奥様は心配し過ぎる 結婚したい相手と愛人にしたい相手は違うのよ 二番目という幸せのかたち 私はあなたの二番目になりたいの

やさしい傷【詩】

フラれて失恋したときのほうが あなたへの思いが強くなる 優しくフッてくれて 告白する前より好きになる この失恋は何だったんだろうって もう逢えないけれど 胸の痛みがあたたかい 心の傷があたたかくしてくれる 優しい傷をつけてくれてありがとう 一生私の心の傷として残っている

氷結された心【詩】

私の心はドライアイスのように冷たくて 触ると火傷する 熱で浮かされてどんどん心は寒くなり 顔の血の気も引いていく 思いが募るほど頭痛がする 体温も下がる 氷り付いた私の心をあなたの温かさで溶かしてほしい あなたの温かさを求めてる

禁じられた書【詩】

悪人になるには情を無くし 冷酷非情にならないといけない 嫌われるほど美しい栄光が掴める 神聖な孤独に包まれる愛を 誰よりも深く理解している 死の火花を散らし 歴史に悪名を轟かせ 永遠に恐れられる英雄になる

偏愛偏差値【詩】

人の数だけ愛がある でも僕は博愛主義にはなれない 他者にえこひいきと嫉妬されても構わない だから偏愛主義を一途な愛と言ってほしい 僕には君しか愛せないから

アリスの色褪せた不思議な夢【詩】

夢中になって追いかけてた夢は今では色褪せて 子供時代の夢を何でと問う 夢を人に言うと無理と言われ 恥ずかしい思いをするだけだ 今は夢だったものが憎くて悔しい 一生叶わないから夢と言うのかもしれない 初めから無いものを追いかけていたんだ 夢から冷めて眼が覚める 過去の夢はもう追わない 私は大人だからだ 今の私の夢を大事にする それが未来を生きるということかもしれないから

音をなくした世界【詩】

この世界に 音楽がなくなったら どうなるだろう 喜びも悲しみも 歌うことができなくなる 音をなくすときは 世界が終るときかもしれない 滅びることがないように 今日も歌いつづける人達がいる 音楽は世界中で音を奏でる 平和が流れるメロディー 世界の平和を願って 音楽は永遠に 音をたてて鳴り止まない

言葉という凶器【詩】

言葉遣いを気を付けないといけない 相手を傷つけるのも言葉 相手を救えるのも言葉 誹謗中傷で命を絶つ人だっている 顔も見えない姿も見えない ただ言葉だけ見えている 見ず知らずの人の意見を信じすぎる 言葉は生きている 言葉が凶器とならないように 言葉で言葉を救い逢いたい