見出し画像

看護職はずっと看護職として働くべきなのか

突然ですが、私は看護師、保健師、助産師の資格を持っています。
新卒から助産師として働き、パートで保健師をしていた時期もあります。
でも、今はその資格を使った仕事はしていません。全く別の仕事です。
いわゆる「潜在看護師」と呼ばれるものです。

周りにこんな人がいたら、あなたはどう感じますか?

「資格あるのにもったいない!」
「いつかは戻るんでしょ?」
「看護師さんの方がお給料いいんじゃない?」


これ、全て私が言われてきたことです。


確かに、大学まで行ってつらい実習乗り越えて国家試験に合格してようやく取った国家資格。

おまけに、国立で授業料は私立より安かったとはいえ、大学受験のために親にお金を出してもらったのに……という申し訳なさもある。

そりゃもったいないですよね。

どこも看護師も人手不足だし、転職サイトをのぞけば常にどこかの病院で募集があります。
看護協会も復職支援をしています。

潜在看護職の中にも色んな理由の人がいて、子育てや介護、配偶者の転勤など家族の理由だったり、自分の体調が理由の人もいるでしょう。
一時的に働いていないだけで、そのうち看護職として復帰する予定の人もたくさんいると思います。


でも、看護職はずっと看護職として働かなくてはいけないんでしょうか?

他の仕事にも挑戦してみたい、と思うことはおかしいことでしょうか?



別に看護職が嫌になったわけではないんです。
大変なこともたくさんあったけど、仕事は楽しかったしやりがいもあった。
一度離れてしまうと看護技術や知識は忘れちゃうし、そこから働くというのも正直怖い。

でもこの数年、色々な人に出会って話を聞くうちに、初めて知ったんです。
世の中にはこんなに色んな仕事があって、色んな働き方をしてきた人がいるってこと。

そんな方達ももちろんたくさんの苦労をしてきただろうし、いい面ばかりではなかったと思います。
私が見えてるのはほんの一部だろうし。

それでも、もっと色んな働く可能性を知りたい。自分に何ができるのか考えてみたい。
今はそんな気持ちです。


そんなの大学生の就活の時に考えておくことでしょ!
って言われるかもしれません。
すみません、大学生の頃は国試に受かって病院就職しか考えてこなかったもので……。
(実習も全て終えて国試も受かったけど、医療関係とは全く別の道に進んだ先輩と同期がいる。
はっきりと自分が進みたい道を選んだ彼女たちはすごい。尊敬する)


そして去年から働き方についてあれこれ考えてきましたが、その一環として年末からミートキャリアを受講しています。


先日初めてのキャリアセッションがありました。
その時に「医療職に戻ることもあるかもしれないけれど、今の段階では仕事のやりがいはもっと広く考えても大丈夫」とおっしゃっていただき、背中を押してもらった気持ちです。


私は今30代前半なので、普通に考えるとまだ30年は働くんですよ。

今大事にしたいことと、5年後の私、10年後の私が大事にしたいことも絶対変わるはず。

逆に、新卒の時の私が大事にしたかったことと、今子育てをしている私が大事にしたいことも全然違うんですよね。

当たり前だけど。

もちろん、もしかしたらまた看護職に戻ることだってあるかもしれない。
資格がもったいないなって気持ちは自分にもいまだにあるので……。


そんなキャリア模索中ワーママのあれこれを今年もnoteで綴っていきたいと思います。
同じく模索中のワーママの皆さんのnoteもとても参考になります。
一緒に前向きにがんばりましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?