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本が新しい出会いを連れてきてくれた

中学高校の頃、私は本が好きな友だちと毎日のように学校の図書室に行って本を借りていた。

お互いに面白かった本をおすすめしたり、一緒に本棚を見ながら興味のあるタイトルを探したり。
あの頃はなんてことない時間だったけど、今考えるととても充実した時間だったなぁと思う。

社会人になると、一気に読書から離れてしまった。
仕事の自己学習でいっぱいいっぱいで、仕事に関係する本は読んだけど、「趣味」として本を読む機会が少なくなった。

勤めていた所が田舎で、個人の本屋さんしかなく、仕事から帰る頃には営業終了してしまっていたので、本を手に取る機会自体が減ったというのもある。

最近は久しぶりに小説やエッセイを読んでいるんだけど、学生の頃のようにその感想を言い合える相手がいなかった。

私みたいな人って多いんじゃないかなと思う。
三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が話題になるくらいには、そういえば働き始めてから本読んでないな〜ってみんな感じてるんだろうな。

そんな、学生時代の友だちとの思い出を思い出させてくれたのが、こんさん(https://x.com/konchan_05)の「こんと本棚のおすそ分け」。
1on1で本についての話題でおしゃべりしましょ〜本についての話題だったらなんでも大丈夫!というサービスです。


こんさんとはSHElikesのコミュニティイベントの関係で関わらせていただいていて、はじめましてではないとは言え、1対1でお話するのははじめて。

元々本が好き、と言ってはいるものの、社会人になって以降は読書から離れていた私(社会人になってから……ってもう10年くらいになるぞ……)。約1時間おしゃべりできるかしら……と実は心配していたのですが、そんな心配はなんのその。

えっもうこんなに喋ってた!?とびっくりするくらいあっという間の1時間でした。

途中脱線しながらも、「本」をテーマにお話するのが久しぶりだったので、新鮮でとても楽しかったです。

面白かったのが、こんさんが「ビジネス本とか読むけど小説はあんまり読めてないですって方とか、全然本読んでないですー!っておっしゃるんですけど、めちゃくちゃ読んでるじゃん!ってことがよくあって」とおっしゃってて。

確かに私もライフスタイル(片付けとか断捨離、整理整頓とか)の本はよく読んでいたけれど、それを「読書」としては捉えていなかったかも、と思いました。


私の中で「読書」というと小説やエッセイ。
「読書」は娯楽や趣味だけど、ライフスタイルの本は「学習」とか「自己啓発」のイメージかもしれない。

ビジネス系の本はあくまで「現実」で、「自分とは違う世界」が小説なのかな〜なんて話していました。

エッセイは「現実」だけど、自分の体験ではなくて他の人の体験や感じたことが書かれているから、私にとっての現実ではない、という認識かもと今書きながら考えています。

これって1人でなんとなく読んでたら意識してないことで、こんさんとお話をしていて話が広がったからこそ気付いたんですよね。


そんな体験ってなかなか1人では味わえないので、そんな貴重な体験ができる「本棚のおすそ分け」ってとってもいいなぁと思いました。

そんなこんさんとは、なんと地元が同じで、学生時代に読んでいた作家さんも被っていたので「絶対同年代ですねー!」って話していたら、なんと同い年だと最後に判明してまたびっくり。

同じ土地で生まれ育った人と、今は全く違う場所にいながらも、SHEを通して出会って、オンラインでお話をしている。
なんだか不思議で、でもそんなご縁も嬉しいな〜と感じました。


もちろん当時はお互い知らないけれど、あの頃の学生が買い物したり友だちと遊んだりする場所って大抵同じなので、きっとこんさんもあの辺りで過ごしてたのかな〜なんて思ったり。


思春期に同じ場所で過ごしたってことは、きっと自分の中の核になる部分みたいな、どこか同じような体験をしていたんじゃないかなって思うんです。


学生時代の読書体験の中でも何か似たようなことを感じていたかもしれない。

でも、オンラインという方法がなかったら、そしてSHEがなかったら、私たち出会っていなかったんだろうなと思うんです。

やっぱり「好きなこと」を発信したり、「興味のあること」に飛び込んでいくと新たな出会いがあるんだな〜と思いました。

自分の「好きなこと」をサービスという形にしたこんさんも本当に素敵だなぁと思っています!

教えてもらった『本好きに10の質問』もやってみよう。

こんさん、楽しい時間をありがとうございました!


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