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S18-最終70位2124pt毒菱ルギア単騎


・きよみず(mkwプレイヤー)が活躍したのがとても嬉しい。mkw時代に話した仲ではないが、こういうのはコミュニティ的な親近感というやつなのだろうか。珍しい田舎出身の身なので出身地が一緒のときとかに同じ気持ちになる。最後爆溶けしてしまったらしいのがめちゃくちゃ悔しい。
さてきよみず氏がルギアを使い倒していたので遅かれ早かれ気づかれるだろうということで真皇杯期間ではぶっちゃけ書く理由のない構築記事を書くことにした。環境の発展のためと、お試しルギアしたい人は是非手に取ってみてほしいということで。

コンセプト

・僕の場合はきよみずさんと違っていかに相手に菱を踏ませたり殴らせたりするかではなく、いかにルギア単騎にしてルギアで殴りにいくだけで勝てるゲームにするかを軸にした。

・TODが嫌い。直感的な敗北じゃないため。

・でもルギアが環境に全対応だと思っている。

・じゃあ単騎にして相手に吠える吹き飛ばし出来なくしてTOD択削ってやろう。

・対滅びカミの勝率はほぼ0%に。先に単騎になってしまうから。

・今シーズンの目標としてミライドンのための地面テラス、黒バドのためのノーマルテラスを使わないようにPTを組みたかった。ゾロアークだけ地面テラスにしているが、テラスを切ったことがない。どのテラスがマシかわからなかったので、電気技が通らない地面で採用した。フェアリーテラスがなかったので。毒技をノーダメにできる鋼テラスが良かったかもしれない。キラースピンからステロたちを守れるため。

・付随というかこちらがメインだと思うが、できる限りシステムチックな勝ち方を追求した。パオを初手に置いて、物理に対してフロルに引く。特殊はパオで殴りに行く。フロルで菱ステロ撒いて ルギアで3タテ。これだけでいい。

・シーズン途中での気づき。先制テラスの裏目をずっと咎める構築を触っていたが、逆転の発想で、3匹で戦おうとするからテラスタルの裏目とか言い始めていることに気づいた。ウガツホムラ構築などを見れば、テラスタルなんて最初から1匹でいいのだから、そういうふうにPTを組める中で対策の種類が散らばるコライドン以外を模索しようとして、結局ルギアになった。ルギアを使うことでテラスを温存する選択肢が〜とか要らない。ルギアしか要らない。

・諸々を犠牲に勝てるPTを組んだので見た目が残念なことになっているが、その代わりにボタンを押すときの選択の容易さはかなりあった。ぶっちゃけ対策ないPTは全部貫通するめちゃくちゃ強い構築だと思う。

・使用PT

以下概要

積みに強いとされる単純なアンコール後出しにディスアドを回避しやすい毒菱は、残飯回復、マルスケ、瞑想、高いB耐久全て揃ったルギアと相性がいい。毒菱を撒きながら相手のステロ展開を防ぎつつ自身も毒菱回収ができるキラフロルは採用確定、コンセプトのルギアは簡単に状態異常で負けないための毒テラスにした。ここまでで相手のザシアンやトリル白バド、コライドンなど物理で積みながら殴るポケモンがルギアを貫通してきて重いので、それらに強く、また相手のルギア構築にも強くなるラウドボーン。そしてミライドン入りにS判定での型判別のできる先発を任せられて、物理対面でフロル引きの択をつくりやすい初手役兼ストッパーの襷パオジアンまで確定していた(5/30)。この4匹だけでレート2000は達成できたが、課題として残ったのが、鉢巻水ウーラオス+(アンコール持ちの)黒バドレックス+(アンコール持ちの)カイリューだった。その時使っていた残り2枠はメタグロス+ヒスイゾロアークであり、どちらも黒バド系に一芸披露できるコマだったが、上の3匹選出に対しての回答としてはメタグロスでは話にならなかった。
この3匹選出にしっかり勝てるようにプレイだけを変えたとしても、最終日で毒菱ルギアを知っている人たちとの再戦想定では択ゲーにしかならないと思い、1匹何か仕込む必要があるということで、ヒスイゾロアークはそのままにカイリューを以下の型で使用した。

・ゴーストテラス
・メンタルハーブ
・B寄りの配分+舞羽
・スケショ持ち

黒バド構築相手にさえ取り巻きにウーラオスカイリューがいなければほとんど出さないため、選出率はかなり低かったが、構築の穴埋めという点ではかなり評価のあるポケモンだった。

以下個体詳細

・ルギア
もちもの たべのこし
テラスタル どく
特性 マルチスケイル
性格補正 ずぶとい
わざ エアロブラスト サイコノイズ めいそう じこさいせい
H220B236C4D4S44
209-×-198-111-175-136
HP 16n+1 残飯+1
Bを努力値効率の11n
Sを最速70+2 グライオンやオーガポン意識

→真皇杯関東予選では
208-×-198-110-174-138
の準速テラパゴス抜き個体を使用。鉢巻カイリューの打点を残飯込みで受けながら相手を殴りたかったので、B指数は切りたくなかったためこの数値になりました。Hは残飯意識の16nまで減らしました。

・ラウドボーン
もちもの オボンのみ
テラスタル みずorはがね
特性 てんねん
性格補正 ずぶとい
わざ フレアソング だいちのちから あくび なまける
H252B204S52
211-×-160-130-95-93
Hぶっぱ
Sを無振り70族+3 チオンジェン意識
残りB

→関東予選では欠伸を鬼火に。
ザシアンやコライドンのテラス変化にオボンや自前の水テラスと鬼火を合わせて余裕を持って対応していく

・追記(6/14)。コライドンのスケショに対して、オボン込み5-5ヒットを耐える確率が補正有B252時と244時に大きく離れることが分かったので、
209(236)-72(a0)-167(252)-130-95-89(20)をメインで使うことにしました。チオンには構築単位で強いので気にしないことにしました。

・キラフロル
もちもの レッドカード
テラスタル くさ
特性 どくげしょう
性格補正 ようき
わざ キラースピン ステルスロック どくびし だいばくはつ
H132B124S252
175-75-126-×-101-151

調整原案は↑から拝借

・パオジアン
もちもの きあいのタスキ
テラスタル ゴースト
特性 わざわいのつるぎ
性格補正 ようき
わざ つららおとし ふいうち せいなるつるぎ ぜったいれいど
A252B4S252
155-172-101-×-85-205

・カイリュー
もちもの メンタルハーブ
テラスタル ゴースト
特性 マルチスケイル
性格補正 いじっぱり
わざ テラバースト スケイルショット りゅうのまい はねやすめ
H244A20B140D4S100
197-172-133-×-121-113
Bがれんげきウーラオスの鉢巻水テラス水流連打をマルスケ込みで緑ラインで耐える
Sが+2で黒バドを抜ける

→関東予選ではギャラドスに。
202-146-123-72-127-114
よくいるチョッキフロルや渦カイリューを抜けるSラインくらい

・ゾロアーク(ヒスイ)
もちもの こだわりスカーフ
テラスタル じめん(無効タイプテラスが良い・フェアリーなど)
特性 イリュージョン
性格補正 おくびょう
わざ ハイパーボイス トリック バークアウト おきみやげ
H244B140C4D68S52
161-×-98-146-89-150
B あまり
HD 黒バドのサイコキネシス耐え
S 準速ウーラオス抜き(スカーフ時最速黒バドレックス抜き+1とか)

→関東予選ではSラインを154まで引き上げてBを削った。準速イーユイ意識。PT全体がイーユイに弱いので、抜いておいた方が生きる場面が出るかもしれないと思った。

以下解説

・ルギア
積みを使ったポケモンの中で、身代わり持ちの遅延ポケモンに遅延されないサイコノイズを自然に採用できるポケモン。
B耐久を性格補正と努力値で確保しつつ、D耐久を瞑想で確保し、マルスケを盾に瞑想を使いながら、残飯込みの自己再生と攻撃技で相手を詰ませにいく。毒テラスを切るとメガネ電気テラス以外のほぼ全てのミライドンが起点になる。ルギアのこのD耐久の性能は、ゴルラでパオを飛ばした後の巧み+3サフゴに対して毒テラス込みで追っかけ瞑想連打して積み返して勝ち始めるレベル。
サイコノイズが頭おかしい。積み技+耐久が苦手なみがまもや回復技などの遅延戦術の急所をついている。バカだと思います。

・ラウドボーン
ザシアンや白バド、一部のホウオウ、一部のコライドンに対して投げるポケモン。
相方によくいるキラフロルやチオンジェンに対しても強く出るために、大地の力を採用してS振りを施した。
欠伸は、毒菱のきかないポケモン(鋼・飛行)を経由されるような引きを咎めることができる。
鋼テラスにすると毒菱ルギア構築に対してラウドボーン単騎で勝てるが、ルギアの母数が少なかったため水テラスのまま続行した。きよみず氏、最終日当たらなくて本当に感謝。

・キラフロル
起点回避と吹き飛ばし対策の退場用の大爆発を仕込んだキラフロル。
最強技のキラースピン、毒菱、ステルスロック。
解説不要の強さ。
大爆発を採用することでグライオンの身代わり起点であったり、ゴチルゼル後投げであったりに詰んでしまわないだけでなく、選出をさせた時に1枠腐らせるという点でむしろ有利に働くのがとても偉い。

・パオジアン
最強。この型のパオジアンとこの構築のコンセプトがとても相性がいい。攻撃技の選択をしながら対面操作ができるという意味である。つまるところ、相手にとって都合の悪い展開にするために相手が最も有効に交代や技選択をするのを、目の前を見ずに氷柱聖剣で殴ることでケアすることができる。通らなくとも対面操作ができているので、ルギア単騎に入りやすく、毒菱を都合よく撒きやすい。パオジアンを対戦中に倒されることがむしろPTコンセプトであることは、零度連打の実質的なノーリスク化である。
ラス1のルギアと特定の対面から積みをスタートするための技選択をしたり、零度連打で積みをさせないようにしたり。状況次第ではウーラオスに氷柱落としを打つことが明確にアドバンテージしかなくなるケースをつくれる。アドを取らずに4んでもいいという感覚で使うパオジアンは、過去のどのシーズンで使うパオジアンよりもずっと強かった。この構築の零度は確率を数えて打つ技ではなく、暇だから打つ技である。
最終的にルギア単騎を目指す構築なため、パオを切りたい時にやる零度連打が当たるとTOD負けのリスクがかなり減るので、単騎行けそうな時は積極的に狙いましょう。

・カイリュー
前述の通り。カイリュー黒バド水ウーラという並びにしか投げない。余談だが、この種族プールでは上からゴースト打点を物理で打てるポケモンがほぼギラティナしかいない。そのギラティナとマッチした時にくらった唐突なポルターガイストがルギアを破壊していった。ゴースト物理打点はPTへの通りがとてもよく、これをなんとか自分のPT内に入れられないだろうかとずっと考えていたので、最後にPTに入ってきた時は運命かと思った。100位以内にカイリュー黒バド水ウーラは5人程度。メタ張りのプロで〜す。

・ヒスイゾロアーク
黒バド関連に、あいだにはさむ選出をするかどうかを吟味して、投げるかどうかを決める。フロル初手の場合が多い。フロル対バドの対面を作った時に不利になるため、その場合引き先として必要な要素を殆ど備えている。バークアウト、トリック。とても強い。
スカーフトリック+置き土産による相手ポケモンへの縛り込みで、全体の時間短縮を狙える。
クレベース+ムゲンダイナ+ラッキーのような、零度も毒菱もワンチャンノイズも通らないやつに対してはスカトリが滅法刺さる。

基本選出
・パオフロルルギア
一番ルギア単騎に入りやすく、目の前に技を打ちやすい。また、相手にかける圧力の高いパオジアンを初手置きできて、相手のパオジアンに思ったように試合を運ばせない選出。

他選出

・フロルラウドルギア
コライドン入りやザシアン入り、白バド入りに毒菱を撒いて試合を作りたい場合の選出

・パオラウドルギア
コライドンザシアン白バド+なんか、の、なんかの枠のポケモン相手に好き勝手させたくないときの選出

・フロルゾロアークカイリュー
ウーラカイリュー黒バドへの回答。やってやれ。

・フロルゾロアークルギア
黒バドへの回答選出。毒菱が必要になる相手用。やってやれ。

・パオゾロアークルギア
ウーラのいない黒バドで毒菱がいらない相手用。

・フロルパオルギア
ダイナのいない受けループ用。ステロ菱撒いて、パオで聖剣打ちまくってルギア単騎に持ち込んでgg。

・ルギアフロルパオ
ダイナ入り。初手毒テラス。

その他
この構築は殆どの選択を5秒以内に選ぶのがとても重要になってくるので、それは意識して下さい。ポケモンはスポーツです。

・重い相手
使ってれば分かると思います。

感想
二桁保存のために二桁乗ったらすぐ撤退してしまったが、真皇杯予選のことも考えての選択なので後悔はない。

最終日勝率7-0 100%。
構築協力者 : 強いて言えばカイオーガ使ってた時にラウドボーンをお勧めしてくれた魂様。

真皇杯関東予選ベスト8もルギア構築でした。
変更点はカイリュー → ギャラドス
ギャラドスだと挑発を持てるぶんディンルーヘイラッシャチオンジェンを見ても選出ができるので、あとはなんとかなれという感じ。
真皇杯は特に相手がそこそこ強いはずなのでTOD頻発すると思ってルギアとフロルとギャラを新しく通常色個体で用意し直しました。
エフェクトがあったせいで数秒足りなくて負けるのがしょーもないと思ったため。


QSQ5DJ ←こっちを使ってください

岩オーガポン無理なので解散です。

レンタルどうぞ使ってください。

スペシャルサンクス(真皇杯予選を迎えるにあたり)

・shadeさん

・るどるふさん

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