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コンセプトテーマ、あの夏のグーチョキパー【第39回シングル厨のつどい全勝優勝構築,考察】

使用構築


軸 パオカミで俺視点めっちゃ強いジャンケン

パオジアン いじっぱり 
ほのおテラス ゴツゴツメット
つららおとし テラバースト こおりのつぶて サイコファング
努力値 124-132-124-×-12-116
実数値(171-172-116-85-87-170)
調整先
172物理テラバースト等倍2耐え
172せいなるつるぎ+187シャドーボール 93.75%耐え
水ウーラオスのいじっぱり水テラスすいりゅうれんだを92%耐え
大体のハバタクカミがテラバースト+こおりのつぶてで確定

ハバタクカミ ずぶとい
くさテラス ブーストエナジー
ムーンフォース たたりめ でんじは ちょうはつ
努力値 244-×-236-4-4-20
実数値(161-×-115-156-156-158)
調整先 S 最速霊獣ランドロス抜き HBcd 綺麗にした上で1番固く。

他は後から追加説明。ジャンルとしては胸を張って9世代の対面構築と言いたい。

レギュレーションDの考察

引用します(無許可)

引用文献ですが、卒論を書く文系大学生のポケ勢はこれから嫌と言うほど向き合います。こんなやり方ではダメです。註釈をつける。3行落とす。引用部分だけを… 詳しくは教授に聞いてください。

元記事要約します。

環境的にパオカミラオスの3つ(+裏の鋼,毒,水)がテラス含め全部ジャンケンである。このジャンケンを制して数的アドを稼いで、頑張って勝ちましょう。
ここから私的な補足。現環境に「すでに」蔓延っている裏目のあるじゃんけんは全て勝ち方が弱い。たとえば、スカーフパオジアンで電気テラバ草テラバ打つムーブが、後ろのドヒドやドランサフゴ鋼系にサイクル回されて弱い。
蜻蛉ラオスが弱い。相手のスカーフパオにテラバ撃たれるため弱い。
初手のラオスが弱い。相手の初手パオに対して何も安定択がないため。
スカーフ以外のパオジアンに草テラスタルを仕込むのが、そこまで強くない。蜻蛉ラオスに蜻蛉されるため。

一見安定択と思われる選択肢で強いムーブがない。

更に蜻蛉系の安定択で勝とうとすると、そもそも受け出しができるが突破力に貧した弱いポケモンを使うことになる。なぜなら強いポケモン(パオ、カミ)は蜻蛉受け出しが弱いから。(ombre_記事参考)
そして1番よくないのは、弱いポケモンは弱いポケモンに負けやすい

ここまで考察を進めて、ジャンケン有利にするメタ的なパオカミ軸、かつウーラオスを軸に採用せずにウーラオスを採用することまで確定。

また、コンセプト上で全ての採用ポケモンを俺視点テラスを切れば(または切らなくとも)殆ど有利に戦えるジャンケン駒にすることを目指した。

軸となるHBに振ったカミ+炎テラスパオは、



初手の相手のラオスに複数アドを取られない。
初手の相手のパオに単体アドを取られない
初手の相手のカミに複数アドを取られない。

裏の受けに抗える力がある。
ハッサムがこんがり焼ける。

を満たしている。

このうち「相手の初手のパオジアンに対して安定して勝つ方法は何か。」は、自分がレギュCでずっと追っていたものである。前シーズン(s8)炎テラスパオジアンが成績を残さなかったことから、オフ当日では初手のパオに勝てる炎パオが相手視点の選出時点で最も意識が薄い駒になると想定していた。(レギュC内で使えるのは「ゴツメ炎テラスパオジアン」「鋼テラス流星カイリュー」の2択と結論付けたが、レギュD・オフ当日時点での環境はヘイラッシャが数を減らしているためカイリューをパオジアン専用機にするメリットがあまりなかった)。

→前シーズン(s8)では、パオジアンが水ウーラオスと対面した際にミスマッチをテラスで解決しようというところまでプレイヤーの全体的な認知が進んでいた、と捉えていた。故に、水ウーラオスをパオにテラスを切らせるためのコマとして使っているプレイヤーは多いだろうと考えていた。

→ラオス対パオがラオス側有利めのジャンケンゲームであることが1ヶ月かけて共通認知になってきた。つまりこれらが対面したときにラオス側が「ゴーストテラスやフェアリーテラスを考えて格闘技を打たない、水技で殴れば安定した削りが入れられる、また裏の重耐久と並ぶことで、ラオスを倒そうとする草テラスや電気テラスパオを捌ける」と少なく見積もっても7割くらいはここらへんまで考えてくれていそうだと、自分のメタ考察と心中するつもりだった。

じゃ、対面ラオスサイコファング、ミラーは炎テラバ、あとゴツメで。

が、"このシングル厨の瞬間は"ジャンケンとして1番強かった。カミにはテラス切り。

もう一つの片割れの図太いカミは、ombre_pokeさん曰く日本晴れを持てば「初手じゃんけんに必ず勝てる」らしいので採用。でも日本晴れは弱いので草テラスにして挑発入れた。ガッサ相手に安定行動をどうしても取りたい&どうしてもラオスに削られたくないの両方を叶えてくれる草テラスにしているが、裏の5匹の組み合わせ次第でテラスを残した方がいいかどうかで挑発から入るか草テラス切るかを選ぶこともできる。これも胞子種ガンのジャンケン。

それで最強格のコイツらでは勝てないような、ディンルーで先制テラス(水、毒、フェアリー等)を先に切るタイプの構築に、後ろからテラスを切らずに勝ってくれるメンツとしてジバコを選び、またドヒド関連との並びに強く出れるスカーフエーフィを用意して有利に試合を運べるようした。よく比較されるサーフゴーは選出画面で相手のラオスにテラスを強制させる性能としての圧がないが、エーフィはS110かつエスパータイプで、しかも並びが積み技を搭載する型も充分持っていて壁型にも見えうる、またエーフィ自身がピンポメタ的で積みエースとして強い瞑想アシパ型で採用されていてもおかしくないため特性と合わせてかなり圧が出る(と、なんとかでぃあさんが言語化してくれた)。


見た目理論

先にも言ったように「ラオスジバコ」PTにいれること自体が目的で、つまり見た目にラオスを採用したくてウーラオスを採用した。
ラオス+ジバコという並びが選出画面時点で既に強烈な「先制テラス包囲網」として力を発揮するから→水・悪両対応かつジバコに弱めにならない上で「有効にテラスを切れるような」選出は困難を極めるから。
この並びによってドヒドディンルー系には「ドヒドディンルーツツミ」以外の選出パターン殆ど全てに裏目を押し付けることができる(俺調べ)(そんなことはないかもしれない)。
見た目さえラオスジバコになってりゃいいので、ラオスの型は使いやすさと崩しやすさ、崩されにくさを平均的に重視して悪ラオスにした。
水テラスを切る(or水ラオスに出てこない)キョジオーン絡みにそこそこまずまずの突破力を期待できるのも悪ラオスの強み。持ち物をマントにするか、襷にするかで、汎用性を取って襷にしたが、ラオスを選出する試合がかなり独特なのでマントでも良かったのではないかと思っている。ただ出せないポケモンが多いとエーフィもいるため正直4匹PTになってしまうので、一長一短。技の採用は、不意を切って毒テラス毒づきだが、これも受けのポケモンにテラスを切られた際の切り返し、詰みにくさを考えている。(参考、かもねぎなべさんのs6構築)

6枠目に、選出した際の試合結果への貢献が高めな鉢巻カイリューを採用。試合中に後から選んでテラスを有効に切れるよう電気テラス雷パンチ型で採用した。コイツはテラスが最後まで残った時のテラス抱え落ちみたいなことを避けたい意図での採用。平均的なパワーと、想定を外せるテラス、無難に打点が出て、試合途中からテラスを切る選択肢が生まれやすい型にしている。やはり「俺にしか見えてない」ため、こいつもジャンケンに勝ちやすい

以下は4匹の努力値配分と技。

あくウーラオス いじっぱり
どくテラス きあいのタスキ
あんこくきょうだ ドレインパンチ どくづき つるぎのまい
努力値 A252B4S252
実数値 175-200-121-×-80-149

ジバコイル ひかえめ
みずテラス ふうせん アナライズ
ラスターカノン てっていこうせん 10まんボルト ボルトチェンジ
努力値 H220C236S52
実数値 173-×-135-198-110-87
Sは耐久ガッツリ振ったハッサムよりはやく
Cは努力値効率の11n

カイリュー いじっぱり
でんきテラス こだわりハチマキ マルチスケイル
かみなりパンチ じしん しんそく げきりん
努力値 H4A252S252
実数値 167-204-115-×-120-132

エーフィ ひかえめ
ノーマルテラス こだわりスカーフ マジックミラー
サイコキネシス トリック くさむすび パワージェム
努力値 H228B212C4D4S60
実数値 169-×-107-166-116-138
Sは最速ツツミ抜きまで
耐久、とりあえずBに厚くふらないと使いにくかったため満足いくまでふっている。Cに4振ると無振りツツミに対してのジェムの乱数が少し大きめにズレるため振り分けた。


選出パターンはパオ先発+カミ+1orカミ先発+パオ以外の2匹

通りそうなポケモン、勝ちやすそうなジャンケンを見て、残りを埋める。

おわり。


残念ながらもうこの構築やこの並びでのジャンケンは弱いため構築は使いにくいと思います。ラオスにインファ撃たれる理由をつくったので。水ラオス相手に炎テラス切らなければならないのは相当弱いジャンケン。サイクル系でなく、システムとして強いわけでは無い、メタ的な立ち回りを前提とした構築のため、消費期限があるのは当然と思います。記録として記事に残します。

ただ本番に合わせた強いジャンケンを用意できた自分の考察には今回あまりにもデカい結果がついてきたことで自信が持てたし、何より俺の大好きなパオジアンで沢山のパオジアンにむかって真っ向勝負で倒しに行けたのはとても楽しかった。青春という感じがして楽しかったです。次はA0さん倒します。

成績
第39回シングル厨のつどい優勝 予選7-0, 決勝トナメ7-0

special thanks

@ombre_poke (朝配信,note)
あかりちゃん(調整)
たぺ(ごはん、心の兄)
くらうでぃあさん(宿敵)
クマぺガ氏(⚡️、🔥)
アシパオフのみんな
ポケソルの皆様、運営スタッフの皆様
オフ当日の全選手


ありがとうございました。急ぎで記事を書いたため加筆修正などするかもしれません。

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