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修学旅行の振り替え

今日は先月行った修学旅行の振り替えで、午後から休みをもらいました。7時間とらなきゃいけないそうで、今日と金曜日に振り分けてとりました。もらって当たり前なんだろうけど、何か休んで自分のクラスを人に任せることに慣れてなくて謝りながら学校を後にしました。明るいうちに帰れる幸せ。

今週から何の日かご存知でしょうか。
それは…人権週間です。
ご存知ない方は法務省の↓のページをご覧下さい!

https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken03.html

小学校は、6年生で部落問題学習を行ってます。学校、それから地域によってやり方等はさまざまですが、私は今年は年間13時間をその時間に充てる計画にしています。本当は学校でしっかりそれを話し合って次年度につなぐべきだと思いますが、それがなかなかできてない現状。これでいいのか、と問題提起もしながら、教員一人一人に当事者となってどの学年であっても人権学習をしたり人権感覚を磨いていけたりするよう、毎回の授業は公開式にして見てもらっています。

6年生は社会で歴史を習い始めます。なので、部落史から、今日まで残る差別について考えていきます。

先週は、江戸時代の身分制度から、今週は杉田玄白の解体新書から、当時区別され、差別された人に対する周りの決めつけた見方などを学びました。

かわいそうで終わってはいけないのです。差別は未だ続いています。人を見下したり優越感をもったりする無意識の差別も人の心には存在します。
いつも授業の最後にはわたしの中の差別意識、わたしの考えを子供に話します。この素直な柔らかい頭と心のうちに、考える力、判断力、そして「人間はみな同じ」「思い思われることの温かさ」など伝えられるだけ伝えたいです。子供達は、「先生の話から、こう考えたよ。自分もこんな経験あったから、これからはこうしたい」としっかり吸収して、みんなで話し合っている様子。この積み重ねで、修学旅行で誓った平和への想いも、身近でリアルなものにしていきたいです。

まだまだ私も勉強不足で、ひっぱってくる知識も少ないし、差別をなくしていく当事者としての熱い思いも足りないと授業の度に思います。もっと勉強して経験せねば…


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