大富豪のローカルルールについて
「大富豪」っていうトランプのゲームがあります。我々の仲間でもよく遊ぶことがあります。
このゲームって、非常にローカルルールが多く、初めて一緒に遊ぶ人がいた場合などには事前にすり合わせをしないとまともに遊ぶことができないというほど。基本となるルールはありますが、そこにいろいろなルールを付け足したハウスルールで遊ばれていることがほとんどです。なんなら「大貧民」という名前で遊んでいる場合もある。名前ごと違う。
ところで、コロナがあったりで、ここ数年は、仲間と集まって一緒に遊んだりすることがなくなりました。まあコロナ以外にも要因はあるんだけど。ここらで、忘れないうちに、大富豪のルールをまとめておきたいと思いました。
3が一番弱く、2が一番強い
ジョーカーはワイルドカードであると同時に、単体で出せば2を上回ることも出来る
単体でジョーカーが場に出ている場合、ハートの3で返すことが出来る
2やジョーカーを含んだ札で上がることはできない
後に言及する、カードの強さが逆転する「革命」の状態では、3で上がっても良い
ゲームの最初はスペードの3を持っている人が、スペードの3を場に出すところとする
スペードの3を含んでいれば、複数枚の3を出したり、シークエンスで出しても良い
同番号のカードを同時に出すことが出来る
同番号のカードを4枚同時に出すと、「革命」が起こり、カードの強さが逆転する(ただしジョーカーを除く)
「革命」を起こしたターンに、より小さい数で4枚出すことで、「革命返し」として、革命をもとに戻すことが出来る。
同じスートで連番のカードは3枚以上から同時に場に出すことが出来る
シークエンスを全て上回るカードのみ場に出すことが出来る。例えば、場に456と出ていたら、789以上でなければならない
連番に含める場合は、ジョーカーを2以上の強さとすることはできない
つまりJQKに対して、A2ジョーカーの連番で返すことはできない
連番で5枚以上同時に出した場合に、「革命」が発生する。小さい数字で革命返しが出来るのも同じ
「革命」の条件を満たしているカードを出した場合に、プレイヤーの意思で革命を起こさなかったとすることが出来る
8を場に出した場合、ターンが終了し、8を場に出した者から新たなターンが始まる(通称8切り)
この場合複数枚の8を出したり、連番で8を含むもの(789など)の場合でも適用される
最初に上がったプレイヤーが「大富豪」2番めが「富豪」となる。最下位のプレイヤーが「大貧民」最下位から2番目のプレイヤーが「貧民」となる。次のゲーム開始時に、大貧民は手札の中から最も良いカードを2枚大富豪に渡す。大富豪は手札の中から2枚選択して大貧民に渡す。富豪-貧民間では1枚の交換を同様に行う
……こんなところかなあ。案外少ないね。僕が最初に憶えた大富豪のルールでは、8切りなんてなかったし、連番は2枚で出すことができた。
他に知られている(が僕らは採用していない)ルールには次のようなものがあります。
Jを出すと、そのターンのカードの強さが逆転する(イレブンバック)
5のカードを出すと、次のプレイヤーをスキップして、その次のプレイヤーに順番が回る
7のカードを出すと、その枚数分だけ自分の手札を次のプレイヤーに渡すことができる
10のカードを出すと、その枚数分だけ自分の手札からカードを捨てることができる
Kのカードを出すと、プレイの順番が逆転する(Kリバース)
他にも、革命したターンのみ、より強いカードで革命返しができるルールもあるし、ジョーカーがハートの3で切れないなどいろいろなルールが存在します。
基本的なルールはこのあたりのサイトにビジュアルと同時にまとまっている。が、これもなかなか……という感じではある。
堕落する準備はOK?