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宇野友恵のアフターパーティー(当日)

夢見る花小路

今日はいよいよ「宇野友恵のアフターパーティー」というトークショーだ。プロデューサーと友恵さんがメインだが、メンバーさん2人も友情出演?してくれるそうだ。始まるのはお昼過ぎとのことで、それまで聖地巡礼をすることにした。

通称 「実郁さんチャリ」つまり、にいがた2kmシェアサイクル を借りて向かった先は、RYUTistのMV「夢見る花小路」に出てくる三河屋本舗さんだ。

「こんにちはー、昔のアイスクリンありますか?」あけ放たれた入口から声を掛けると、奥に座っていたご婦人が笑顔で出てきてくれた。

こちらで頂けないかとお話すると、じゃあこっちの方がいいわね、と密封されたものでは無く、その場で元の氷から砕いて食べやすくしたものをカップに入れて出してくれた。とてもありがたい。

ガツンと来る味ではないが、ほのかな甘さと卵の香りがとても美味しい。
「どこからいらしたの?」お話好きの方で話が弾む。
聞くと旦那さんと始められたそうだが鬼籍に入られて、今は奥様一人で作られているそうだ。少し前に男性アイドルさんがこちらのアイスクリンを紹介されたそうで、沢山女の子たちが来てくれたと嬉しそうに話されていた。

たまに前を通る車の音と店主との会話、それ以外は何も聞こえない。少しの暑さと舌から伝わるアイスクリンの冷たさ。ゆっくりとやさしい時間が流れる。なんだか、子供の頃の夏休みのような気持ちになった。
お礼を言ってこちらを後にした。

日和山(ひよりやま)

今回もう一つ行きたいと思っていたところがある。すぐ近くの日和山(ひよりやま)だ。
海岸沿いにポツンとある高さ12mの小さな小山だ。その階段のところと、中腹にある喫茶店「hiyoriyama coffee」の屋上からRYUTistが写真を撮影されていたのだ。

日和山

ここがその写真の場所だと知る以前に偶然寄ったことがある。
「黄昏のダイアリー」MVで出てくる海岸に向かう途中で、聖地ではないけど気になって仕方ない、と頂上まで上ったのだが、実は聖地だと後から知った。

hiyoriyama coffeeさんはこの右手のところだ。日和山 五合目と銘打っているが5合目まで階段10段ほどで到達できるのが面白い。
前来た時は営業されておらず、今回もこの写真のようにブラインドが閉まっており再開されていなかった。
もし屋上に登ることができれば下のような風景が見えたはずだ。

hiyoriyama coffee屋上

この後は、古町に戻り、丁度同じ関西からやってこられる たっち~さんと合流し、リストランテSasakiさんで昼食を取った。
と言いつつ僕は朝食をたくさん食べてあまりお腹が減って無かったのでコーヒーだけにした。
今度はゆっくりと、友恵さんの食べていたカレーライスを頂きたい。

鬼さん

ここでなぜ「アフターパーティー」に参加することになったか自分語りをさせていただく。興味の無い方は次の項目まで読み飛ばしていただければと思う。

元々、僕は一昨日の 「渋谷12周年ライブ」 を日帰りするだけの予定だった。
勿論行けるものならすべてのイベントに行きたい。しかし僕は新潟から遠く離れたところに住んでおり、軍資金は家から貰えるお小遣いのみだ。
3カ月貯めてやっと、「ライブを見て特典会で物販を買って帰ってこれる」くらい、つまり年4回が限度なのだ。

となると遠征する場合は(失礼な言い方だが)選別をする必要がある。大きなライブが優先で、毎月のミニライブやイベント、トークショーは優先度が下がる。
なのに、東京でライブを見て、新潟で1日フリーで過ごし、翌日のトークライブまで行くという大盤振る舞いをしたのには理由がある。

RYUTistは週一回程度、YouTubeとファンクラブで、物販や次のライブについてのトーク配信をしてくれている。(※1)
リアルタイムで、こちらからはスパチャ(いわゆる投げ銭)やコメントを送れる双方向の配信だ。

以前そのファンクラブ配信でトークライブの話が出た時に、「新潟の方は羨ましいな」と書き込んだ。最も近場の人だとRYUTistの中心地である古町まで歩いて行ける方もいる。心の底から出た本心だ。

それを推しの五十嵐夢羽さんが拾ってくれた。「新潟のかたが羨ましい・・?えっミドリムシさん来てくれないの?」
僕の名前を読み上げてくれた喜びと告げられた内容。悲喜こもごもで固まってしまった。どう返せばいいんだろうか。仕方なく「ごめんね」と打つためにキーボードに触れた時だった。

どういう気持ちなのか夢羽さんが行動に出た。指でツノを作って、コラッという表情で鬼のフリをしたのだ。「あっ、夢羽ちゃんが怒った!」メンバーが笑いながら言った。「鬼さんしたの久しぶりだよー」夢羽さんも笑顔でそう言った。
何百人もファンがいるアイドルさんが自分の為にサービスしてくれたのだ。これは借金してでも行かない訳にはいかない。そうして僕は遠征2回分のお金をはたいて、この3日間を過ごす事になったのだ。

※1(2024年3月 現在はYouTube配信は不定期。毎週はファンクラブのみ)

アフターパーティー

アフターパーティについても少し書いておく。
具体的な内容は口外しないよう言われているので概要だけだが、友恵さんが主体となり映像や画像を流しながら、この時はどうだったこんな事があった、というお話をプロデューサーの安部さんと掛け合いながらお話されていた。

安部さんはONとOFFが分かりやすい人だ。毎週のトーク配信は完全に「OFF」で、良く言えばフランク、悪く言えば雑な感じだ。言葉遣いやメンバーへの接し方もいい加減で、それを嫌がって見ないファンもいるくらいだ。
しかし現場のライブでは別人のように「ON」になり超有能を発揮する。このアフターパーティは「ON」の安部さんであり、友恵さんの話に突っ込みを入れ膨らませ、笑いに変える。
途中からは実郁さんと夢羽さんも加わり、さらに楽しく盛り上がった。

後半は質問タイム。RYUTistに関する質問を安部さんとメンバーが答えてくれた。
何故か手を挙げる人が少なく、私の質問に答えてもらえた。そのやりとりの中で、夢羽さんが2023年の3月渋谷PleasurePlesureの特典会でお話したことを覚えていて話してくれたのがとても嬉しかった。
私の文才がなくて伝わらないが、笑いの絶えない現場で、裏話もあり、ライブ一回分の価値は十分にあった。

その後はいつものように特典会があり、一昨日の東京でのモノも合わせて大量のグッズを購入しホクホクで関西へ帰った。これにて僕の三日間は終了となった

おまけ

一つ言い忘れていた。
アフターパーティでは急遽 友恵さんの提案で、来てくれたみんなに、とお菓子を配ってくれたのだ。

プロデューサーは「大人はお菓子を貰っても喜ばないぞ」と言っていたが、友恵さんご本人が目の前まで来て手渡しで配ってくれるのだ、喜ばない訳はないだろう。
私は有頂天になり、小さな声で一言だけ言葉を交わした。何を話したかは内緒にさせてもらいたい。


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