BTS JIN : マイヒーロー特級戦士キムソクジン
灰心喪気(かいしんそうき)
私は今、火の消えた灰のようだ。
このnoteの固定記事に書いてある通り、我が家の義母はパーキンソン病で、人工肛門(ストーマ)で、圧迫骨折で、甲状腺も全摘してて…まぁまだあるけど、ずっとずっと介護生活を続けてきた。
義母に対してなんて、私はちっとも優しくなんてできない。
ご飯だって黙って持っていって、黙って下げる。
最初の頃はそうじゃなかったけど、10年以上も経てば、もう笑みを浮かべることすらできなくなってくる。
そんなこんなで、持病のせいで施設に入るのにもハードルが高くて。
でも、やっと入れそうだったのに。
やっと受け入れてくれそうなところが見つかったのに。
今日、新たに、また悪いところが見つかって。
でも、それですぐ命に関わるとかじゃないんだよね。
いや、関わるって言ったら関わるんだけど、もしも、その現象が起きたらって仮定の話で。
でも、その仮定の話がある以上、どの施設も受け入れは難しいって言われて。
今、通っているデイサービスもショートステイですら、その現象が起きた時に発生する責任ってやつがあるからね、そこにも行けなくなりそうだし。
受け入れてくれそうな施設が見つかって、今度、面談に伺う予定だったんだ。
その矢先のこと。
やっと、時間に縛られることなく、毎日の排泄物の世話からも解き放たれて、自分の時間が戻ってくるはずだったのに。
で、私、今日初めて、家族の前で言っちゃったの。
私の犠牲のもとで、義母は生きているって。
そんなこと言っちゃったもんだからさ、今度はてんかん持ちの老猫がてんかんの発作起こしちゃって。
あぁ、早速バチが当たったなって思ったよ。
ごめん、愛猫。
そして、ごめん、愚痴。
人生、思い通りにいかないことの方が多いなんて、半世紀以上生きてれば知ってるよ。
だから、自分が置かれた環境で、自分で楽しくしていく術を手に入れたつもりだったのに。
さすがにこれは、灰心喪気。
失意で元気なくなるよね。
でも、慰めも同情もいらない。
明日からまた、私にとっての「普通」の日々が始まるだけだから。
明日からは、意気軒昂。
意気込み盛んで威勢よく!
それが私の生きる道なんだもの。
そこに、ソクジンがいてくれてよかった。
特級戦士キムソクジンがいるんだもの。
このヒーロー感。
私にはヒーローがいるから!
マイヒーロー特級戦士キムソクジン!
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