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私の介護Chapter2の終わり

義母が亡くなった。

3/26 20:45

それはあまりにも突然に。
あまりにも静かに。

日曜日にお見舞いに行った時は、いつもより調子が良く、声もよく出ていて「アイスクリームが食べたい」なんて言っていたのに。

その日に持って行った、さつまいもの煮物のペーストや、スイカをグラインダーで潰したジュースを、今日は全部たいらげたらしい。

それなのに。

看護師さんが見に行った時には、呼吸が止まっていたそうだ。

延命措置を希望はしていなかったが、心臓マッサージはしたらしい。

高齢で、骨粗鬆症もあるため、肋骨の骨折の心配もあり、それ以上のことはしなかったと。

それでも、勝手にやったことを謝罪した看護師さん。
ありがとうございます。

病院へ向かう車の中で、心臓が停止したとの知らせを受けた。

ある程度の親族が揃ってからの死亡確認。
本当の時刻はもう少し、早かったね。

大好きなさつまいもの煮たを食べれたこと。
ストマや胃潰瘍のせいで、ガスが溜まりやすいものや繊維質の多いものは、なかなか食べさせられなくて。
最期に食べられてよかった。

ほぼ眠れなかったな、今日は。

今度もきっと、不死鳥の如く蘇ってくるって、信じて疑わなかったから、あまりにも呆気なさすぎて、お義母さんらしくないよって。

いつも、何をするにも私じゃなきゃダメって言ってくれてありがとう。

いざ、こう言う場になると、嫁は一歩引いた立場に置かれちゃうけど。

皆が取り囲んでるの遠目で見ながら、心の中でお礼を言った。

痛みもなく苦しまず、眠ったまま逝けたってことだよね。
それだけは本当に良かったと思う。

でもせめて、暖かい春になって、我が家に一度でいいから帰らせてあげたかったな。

長かった義母の介護生活も、本当にこれで終わりなんだなぁ。

自分自身の未熟さや、醜いところを認識させられた介護。

でも、もっと何かしてあげられたのではって言う後悔の気持ちはない。

きっと頑張ってたんだね、私。

さ、これから葬儀やら諸々の準備だ。

実父・義父で経験済みだけど、如何せん時代が変わりすぎてて、また1からの気分。

がんばろ。

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