さようなら

このnoteをはじめたきっかけのひとつには、「自分の気持ちの言語化を上手にできるようになりたい」というのがあった。それなら、昨日の失恋をここに残さない理由がない。
まだ気持ちの整理がついていない部分、わかっていた部分、いろいろあるけれど、とにかく書きながらまとめられたらいいと思う。

2023年12月25日夜、2年半とちょっとお付き合いした1つ年下の男性とお別れをしました。記念日はわたしの誕生日。別れたのはクリスマス。なんとも忘れにくい数字と思い出たちを残してくれた初めての彼氏でした。

ひどいことを言うようだけど、就職するときには別れようと思っていた。でもなんだかんだ言って、初恋紛いの彼とどこまでもいけるところまで付き合っていたいような気持ちもあった。向かいに座って真剣に話しているとき、横に座ってどうでもいいことで笑っているとき、一緒に寝転がってスマホを眺めているとき。いろんな瞬間で自分と感覚や考え方、つまりは価値観が違う人なんだなって思ってはいた。でも間違いなく自分に足りていない「人間的な」良さを持っている人でもあったから、自分と感覚の違う素敵な人、として長らくお付き合いをしていた。

なんかそういえば、向こうはわたしの何に魅かれてくれていたんだろう。やっぱり恋人同士だから、「全部好き」なんてことは言われ慣れていて。時には「大人なところが好きだ」と言われたり、「強そうに見えて弱いのに、頑張っているところ」なんて言われた記憶もある気がする。少なくともわたしの記憶の中では、そういう類いのことを言ってもらえて、ひどく喜んだ覚えがある。

だいすきだったよ、間違いなく。でもどうしても目についてしまう彼の嫌な部分っていうのもあって。今回、全然わたしと向き合おうとしてくれなかったこととか、結局は自分がかわいいだけで、わたしの気持ちはそっちのけだったこととか。子ども過ぎたんだと思う。「一緒にいて楽しくなかった」って言われることの辛さなんて、一生理解してくれない人なのかもしれない。

でもだいすきだった。冷たくされ始めてから1か月もの間、毎日何時間もあなたのことを考えていた程には。
できることなら友達に戻りたかった。そんなことを思ってしまった程には。


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