【読書感想】自分のアタマで考えるということ
最近、社会にも、自分自身の生活にも答えのない問題が山積みで、だからこそ自分の考えがないと飲み込まれてしまうような感覚があります。
例えば、コロナに関することで言うと、「マスクは外していいのか、まだなのか」「ワクチンは打つか、打たないか」「祖母のいる実家に帰るか、来年にするか」など。政府や医師会が指針を出しはするものの、その多くは「要請」や「提言」といった形であり、最終的な判断は私たち個人に委ねられる、自己責任という日本社会の性格が、パンデミックを機に顕になったと思います。