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暴落、そして損切り…底値やん

2024年8月の株式市場の暴落時、多くの投資家が大きな損失を抱える中、私もその一人でした。特に、イトーキ株の売却について自戒をこめてまとめておきます

当時の状況

8月の暴落局面において、イトーキの株価は他の銘柄と同様に下落していました。しかし、決算発表では増配が発表されており、配当利回りは5%に達していました。この状況を目の当たりにし、私は「株価は割安になっているのではないか」という考えが頭をよぎり、損切りを躊躇したことも事実です。それでも、今後の業績に不安を感じていた私は、残念ながら損切りに踏み切りました。平均取得価格1569円のイトーキ株2100株のうち、1000株を約1117円で売却し、約45.2万円の損失となりました。

事後的な分析と学び

しかし、損切りを実行したその日が、実はイトーキ株の底値だったという事実に後から気付かされました。これはあくまで結果論であり、当時の情報と状況から、将来を正確に予測することは不可能でした。 この経験から、以下の重要な教訓を得ることができました。

感情に左右されない判断の重要性

恐怖心や焦りから、冷静な判断ができなかったことを深く反省しています。株価の変動は常に伴うものであり、感情に左右されずに、長期的な視点で投資を行うことの大切さを痛感しました。

情報収集の不足

決算発表の結果を個人的に見積もって、今後の業績は芳しくないのではないかと判断しすぎ、他の要因を十分に考慮していなかった点も反省すべき点です。より詳細な情報収集と分析を行い、総合的な判断を下す必要があることを学びました。

損切りのタイミングと数量

:損切りは投資において重要な戦略の一つですが、安易に実行すべきではありません。今回のケースのように、短期的な株価の変動に一喜一憂し、焦って損切りを実行してしまうことは、かえって大きな損失につながる可能性があります。すべての株を売却せず、半分だけ売却したことで、後の反発によって損失を限定できたことは、幸運だったと言えるでしょう。

決算分析の難しさ

:決算発表は、投資判断において重要な要素の一つですが、その内容を正しく評価することは容易ではありません。今回のケースのように、決算を個人的な見解で判断し、今後の業績は芳しくないのではないかと感じたことは、必ずしも株価の将来的な動きを正確に予測するものではないことを改めて認識しました。

配当利回りの重要性

決算発表での増配と、それに伴う高い配当利回りは、投資判断において重要な要素の一つであることを認識しました。しかし、配当利回りだけに目を奪われ、他の要因を軽視してしまうことも危険です。

今後の投資への展望

今回の経験を踏まえ、今後の投資活動においては、以下の点に注意していきたいと考えています。

 長期的な視点を持つ

:短期的な株価の変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を行う。

情報収集を徹底する

決算情報だけでなく、業界動向や競合他社の状況など、様々な情報を収集し、総合的に判断する。

多角的な視点を持つ

ファンダメンタルズ分析だけでなく、テクニカル分析も参考にしながら、多角的な視点から投資判断を行う。

感情のコントロール

恐怖心や焦りといった感情に左右されずに、冷静な判断を心がける。

 決算分析の深堀り

:決算発表の内容を単に鵜呑みにせず、複数の情報源から情報を集め、深く分析する。

配当利回りを含めた総合的な評価

配当利回りが高い銘柄であっても、他の要因も総合的に評価し、投資判断を行う。

まとめ

株式投資は、将来を予測することが困難な、不確実性の高いものです。今回の経験を通して、私は、過去の結果はあくまで結果論であり、未来を保証するものではないということを痛感しました。この経験を活かし、より賢く、より確実な投資を行っていきたいと思います。

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