続:愛すべき人
①不審者な母
東京の私の家に母が遊びに来る事になった。
当日私は仕事だったけど
私の家のスペアキーは渡していたし
母が家に来るのは二回目だったから問題ないと思っていた。
けれど会社から帰宅途中、母から電話がかかってきた。
「鍵が開かないの、どうしたらいい?」と。
いつもの習慣で、実家の鍵を鍵穴にさしてるんだなと思ったから
お母さん落ち着いて、大丈夫だよって言おうとしたら
「あ!」と電話口から、母のやっちゃった感満載の声が聞こえてきた。
「ごめん、あなたの家の2件お隣のマンションの鍵穴にさしてた」
なぜ2件隣!?しかも道路挟んでますけど!?
②アフレコする母
私はご飯を食べ終わると、「ぐにぐにぐに」という
独特な消化音が鳴ってしまう。
それが聞こえる度に母は、千と千尋の神隠しに出てくる
青蛙ばりの声でいつも再現し、一人で笑っている。
自分の娘の変わった消化音をマネして笑うとは
稀有な母。
③見すぎな母
10年前にガラケーデビューした母。(今はスマホ)
あまりに嬉しかったのか、色んな機能を見せてくれた。
そんな母がスマホを前にピクリとも動かない日が何日か続いた。
さすがに不安になって、何か困った事があるのか聞いてみると
その機種に入っていた待受用のアニメーション(約3分)が
かわいいから、ずーっと見ていたそうだ。
しまいには、家族全員に
そのアニメーションをフルで見させようと強要してくる母。
お母さん、メールの通知相当来てるよ・・・
④クリエイティブな母その2
まだ実家に住んでいた時
「冷蔵庫に、買ってきたケーキがあるから」と
言われて嬉しくて冷蔵庫を開けたら
こんなものがいた。
あまりにホラーすぎて冷蔵庫を一度閉めた。
当の本人は「母作♪」と喜んでいた。
この中にケーキがあるのだが、嫌がらせとしか思えない。
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