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1年ぶりに姉に連絡しました

昨日、1年ぶりにお姉ちゃんに連絡した。仲が悪いわけじゃないけど、距離が近いといろいろある。1年ぶりのLINEは結構緊張した。(ちなみに一年前のLINEは、私からの「家の鍵閉めといて」だった。笑う。)

私のことを考える上でお姉ちゃんの存在って思ったより大きかったらしい。私が小さい頃のお姉ちゃんはすごくすごく尊敬していて、うらやましくてたまらない存在だった。

お姉ちゃんは頭がよかった。特に国語が全国の模試にのるくらい。
私だって国語が一番好きだった。お姉ちゃんよりも絶対勉強していた。でも一度も勝てなかった。私がテストで100点を取って喜んでいたとき、お姉ちゃんは国語の先生にノート1ページを使ってその才能をべた褒めされていた。先生が一生徒に対してテストの感想を書くことなんてそうそうないと思う。しかもノート1ページ分もの文章で。
1人でそのページを読んだときの気持ちは忘れられない。

それだけならまだいい。お姉ちゃんは物づくりのセンスもよかった。
小さい頃、よく一緒に工作をした。ものを作るのが好きだった。自分なりにいいものが出来たって思っても、横を見ると常にそれ以上を作る人がいた。絵を描くことも、ものを作ることも、言葉の操り方も全部全部敵わなかった。


お姉ちゃんは私が欲しかったものを全部持っていた。


中学校くらいの私は必死でお姉ちゃんと違う選択をしようとしていた気がする。お姉ちゃんがいる美術部ではなく吹奏楽部を選んだ。国語の方が得意だったけど理系を選んだ。自分が本当はどっちをしたかったかはよくわからない。

すごくすごく尊敬してたけど、うらやましくて劣等感もいっぱいで、そんな中、いろいろあって、私とお姉ちゃんはあまり喋らなくなった。
そのまま大学生になって一人暮らしを始めてしまったからなおさら。

そんな中で今回連絡しようと思ったのは、自己分析を進める中で、みつきにとってのお姉ちゃんの存在ってすごく大きいものなんじゃない?お姉ちゃんから見たみつきのすごいって思うところもあるんじゃないの?って言われたから。そのアドバイスをくれた人はお姉ちゃんのことをこれだけすごいって思ってたってことを伝えてお姉ちゃんから見てのみつきを聞いてみたら?って言ってくれたけど、ちょっとそれは恥ずかしくて出来なかった。

うちのすごいって思うところある?

これだけ。ほんと緊張したんだゆるしてよ。

ちょっとまってねって返信来てから、一時間くらい返事がなかった。わりと真面目に考えてくれたみたい。

返事返ってきてそわそわしながら見たんだけど、けっこうね、うれしかったよ笑
ほんとは10個くらい送ってくれたんだけど、特に嬉しかった3つを紹介しようかなー!

まず1つ目!

必要な努力をすることが出来る

たしかにー!

自分でもこつこつ努力できるほうだなーって思うし、割と納得した。
個人的にはこれが10個の中の一番最初に出てたのがうれしかったなー!

つぎ!2つ目!

審美眼

こんな言葉で人を褒める人見たことないんやけど。笑

けど、自分の作ったものに納得がいかないっていうのは、それだけ美しいものを見分ける能力があるってことだなぁって思ったな。

思い返したら、私はけっこうきれいなもの、クリエイティブなものに触れながら育ってきたと思う。
お母さんは、編み物とか裁縫が得意だったし、カレンダーとかそういうちょっとしたものにこだわりがあって何種類も買ってきては、どれがいい?って選ばせてくれたし。お父さんは、全く機能性はないけど気に入ったものを買ってくるのが好きで、変な万国旗みたいなものを買ってきて階段の手すりに巻き付けてたり、インドのステンドグラスのランプを買ってきて、紫の光の中でパソコン作業をしていたりした笑。よく2人で美術館に行っていてポストカードとか買ってきてくれたりもしたなぁ。
おばあちゃん、おじいちゃんの家に行けば、染め物をやらせてくれたり、押し花を作ったり、消しゴムはんこを作ったこともあったな。たくさんきれいな食器があって、おやつの時間には30種類以上の中から好きなテーカップを選ばせてくれてた。ポストカードとかボタンもたっくさんあって、気に入ったやつを持って帰っていいよって言われてた。今でも私の宝物。


たぶんすごく恵まれた環境だったんだと思う。そんな中で私が20年間生きてきて一番センスがあると思う人が私のお姉ちゃんなんだよね。

なるほど、それは敵うはずないわ笑。
自分の人生で一番センスがあると思う人がずっと隣に居たらそりゃあ劣等感も感じるよね笑。
でも、そのお姉ちゃんから見て美しいもの、価値のあるものを見分ける能力があるって言われるってけっこうわりと褒められてない??笑

じゃあつぎ!3つ目!

黒のスワロフスキーのビーズのような力と品を感じる存在感

10個の中の一番最後がこれだったんだけどさ、これ見たときにさあ、敵わないなあって思っちゃったよね。やっぱり私はお姉ちゃんのセンスが好きだなあって思った。

スワロフスキーって普通透明なの。そこでわざわざ黒を持ってくるところ、そしてそれを私に当てはめるところがたまらなく好きです。

だてにずっと一緒に居ないよね。そりゃ先生もノート1ページ使って褒めたくなるわ笑。


今回連絡してみて、自分ってやっぱりもの作りが好きだなあ、関わりたいなあって感じた。自分にとっての応援したい人ってものを作り出すクリエイターなんじゃないかってちょっと思ったかな。まだわかんないけどね!

とりあえず、私は自分が黒のスワロフスキーでいられるような場所を探していこうと思います!

おしまい!


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