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同じ繰り返しは芸がない、日々勉強である。

私が偉そうにこんなことを言える立場でもないんだけど。

こんな風に思っている人は少なからずいるのではないかなと思う。


「またか、同じ質問を何度もしないで。めんどくさいから。。。」


と。



美容室に行くと、大体どのお店もアシスタントがいて、忙しいスタイリストのアシストでシャンプーやブローなどやってくれます。


ここで、アシスタントの方が話し掛けてくれるのですが、どの店もおんなじ質問しすぎだなーと思います。スタイリストもそうですが。


はじめましてから始まり、(これは挨拶だから仕方ないけど)

「今日はお休みですか?」

「今日はこれからお出かけですか?」

「休みの日は何をしていますか?」

「出身はどこですか?」

「仕事は何ですか?」

「好きな芸能人とかいますか?」


この一連の流れ、
。。。まるで職務質問をされてるみたい。


時間ができたから美容室に来ているわけだし、これからお出かけというか、ここに来ている時点で出かけているんだけど。。。好きな芸能人とかその情報いま必要?



そして、アシスタントが変わってもまた同じ質問から始まる。。。これは相手をものすごく疲れさせてしまうし、さいやくな出来事だと私は思っています。


最低でも誰と誰がどんな話をしているのかくらい把握してから交代するべきで、注意してればできること。ここが出来ないとお客さんに嫌われる。




初めて行くお店は緊張します。

おしゃれして行かないといけないような気分になるし、なんか働いてる人がみんなおしゃれに見えて変な汗かくこともあります。

店内が明るくて鏡に映る自分が恥ずかしく思う時もあります。

そしてうまく自分のことが伝えられなかったりします。

。。。結果、仕上がりに満足しないで愛想笑いに疲れて帰って来てしまいます。


働いている側だけど、これは美容室に行くと昔から全部私が感じること。
この気持ちを出来れば感じないで帰ってもらいたいといつも思っています。


お客さんは疲れたな、苦手だな、嫌だなと思っていても口には出しません。

その代わり、次回来店はされないです。



お客様と美容師の意思疎通はとても、とても難しいのです。



どこに行ってもこんな調子だと「またか。。。」とめんどくさく感じてしまい美容室に行くのが苦手という話をよく聞きます。

私の友人は寝たふりをすると言っていました。


話したくない人だってたくさんいます。
疲れていてリラックスしたい

希望のスタイルにして欲しいだけ

話すのが苦手


逆に話が好きな方もたくさんいます。
趣味の話をしたい

愚痴を聞いて欲しい

髪の悩みを相談したい


『お客さんが何を求めて来ているのか?』

を見極める力を付けないと、ただのうざい人になってしまう。


私も最初は上記のようなおんなじ質問ばかりしていた時期もありました。
(この質問が絶対ダメなわけじゃないけど。)

同じことばかり聞くなと怒られたこともありました。

これでは芸がなく、魅力を感じないのでお客さんが逃げます。



会話が見つからなくて、こういったありきたりの質問でその場しのぎをするくらいなら話さないで技術に集中した方が良い。

理想のスタイルにしてあげるのが最優先。

私たちは技術を買ってもらっています。

ここは間違えないようにしないといけない。



お客さんの聞きたい話を探し出し、自分に興味を持ってもらってもらう事も大切。
だからと言って自分の話ばかりだと、興味のない人にはただの自分大好き人間としか思われないのです。


このさじ加減は難しくて私もまだまだ出来てない事が多いけど、「つまらない、めんどくさい」こんな風に思われないように、常にたくさんの事にアンテナを張って自分の引き出しを何個も作る事がとても大切。

遊ぶことも勉強。

自分の強みを知って伸ばす。


私はお客さんに「旅が好きでよく1人で辺鄙な場所とかに行く少し変わった人」だと思われている。

自分では普通なつもりだけど、普通の女子は6日あったらブラジルの田舎町じゃなくてハワイに行くんじゃない?
と言われた。笑

そうかもしれない。

私はハワイに1度も行ったことがない。

普通とはなんだろう。


でも、こういう話がきっかけで旅に興味がない人とも距離が近くなれたりする。
何がきっかけでその人にハマるかは分からない。




偉そうな事ばかり言ってしまったけれど。。


同じ繰り返しをして芸がないと思われないように。

現状で満足しないこと。

怠けないこと。

技術職、手を抜いたらすぐにバレます。

いつも感謝と謙虚な気持ちを忘れずに、日々勉強しないといけないな。

と思っています。





読んで頂きありがとうございます。 次の旅の資金に使わせていただきます。