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アルバトリオン マムタロト

僕はモンハンが上手くは無い。


そこに気付かされるのは多くのモンスターとの出会いによって、だ。



アイスボーンでいえばまず最初はベリオロス。


次にラージャンやブラキディオスだろうか。




それでもこのモンスター達は倒せる。



絶対に倒せないと思ったのは

マムタロト、アルバトリオン、ムフェトジーヴァだ。



YouTubeに対策動画があろうが、あれを

すぐに実践出来る人はきっと稀だ。



モンスターハンターシリーズを過去にやった経験があるプレイヤーならすんなり出来るのかもしれない。



でも僕はそうではなかった。



過去にダウンロードで買える安いゲーム


という名目で購入したのがモンスターハンターフロンティアだった。


デビューとしてかなり異色だと思う。




まぁそこは今回省くが、それの経験が3ヶ月くらい。



色んな武器種を使ったが、タイトルが変わると通用しないこともある。





そこの経験値が過去作経験者とは違う。




マムタロトはとにかくファーストステージから勝てない。



絶望した。



そこが僕のサークルに所属しようという始まりだった。



それでも僕は集団の中で決められたテーマで動くのは嫌な質だった。


サッカーは自由度が高かったが、野球は監督からサインが送られてそれを確認して動かなきゃならない。



僕はたびたび監督のサインは気付かないフリをして無視した。



草野球ですら僕は勝手に盗塁するしセーフティバントのフリをする。


自分が楽しむのに他者の思考になんて乗りたくないからだ。




そういう考えもあってサークルに所属しながら、ずっと独立することを考えていた。




どんな集団もそうだ、共通することはある。



でもあらかじめ決められたルールが存在している既存の組織より



僕は僕の船を作り、僕の舵で大海原へと

走り出したい。



そういう想いをすでにその時に持っていた。


最初に所属していたサークルで


マムタロトを倒した自分だったが、



次の難敵アルバトリオンは



大剣使いの僕にとっては


どうやっても勝てなかった。



まず抑制が出来ない。


激しい攻撃で隙すら見付けられない。 


ある程度抗ったものの




サークルのメンバーと一緒にクエストに行ったら


あっという間に抑制して、倒してしまった。



その時に1番印象に残ったメンバーが


TmmT、今の呼称で言えば師匠だった。



とまてぃー師匠は当時は年長者のいるサークルの中では若手に位置するメンバーで


最初に僕が出会う凄腕ハンターめるか氏と

ともに、声色である程度メンバーの中では

年齢が近めかなぁという印象だった。


誰とでも分け隔てなく接するコミュニケーション能力もさることながら、



僕が出会った中で1番の太刀使いは

彼であり、彼しかいなかった。



一緒に同じ空間にいれば分かるダメージ量


動物的なクラッチ反応


僕はクラッチに関してはめるか氏と

とまてぃー師匠より上手い人を見たことがない。



そういう印象だったので



なんやかんやあって最初のサークルを抜ける時に



彼だけは上手いこと引き抜こうと考えていた。



今でも当時僕しかいないサークル集会所で


彼が声を掛けてくれて一緒にクエストに


行ったことは忘れない。


彼とプレイする為にも



サークルを必ず大きくしよう、と思っていた。



話が少しそれてしまったが、


アルバトリオンとは僕にとっては


キャリーされて初めて倒せるモンスターだった。





それが今日、ソロで1度も死なずに


大剣で3回抑制して勝てたのである。





これは当時の僕からしたら考えられないことだ。



ムフェトジーヴァでストームスリンガーや

水ライトボウガンをピュンピュンしているのも十分考えられないが、

アルバトリオンをソロで倒すなんて


別人といってもいいくらい。



ミラボレアスを倒せなくて本格的に


サークルを大きくして活動していく中で



アルバトリオンだけは意識的に避けていた。



そういうモンスターだった。



常に師匠の抑制に甘えて、


なんとかなっていた、そういうクエスト。



だからある意味、ミラボレアスより



僕にとっては大きな意味を持つモンスターなのだ。



サークルリーダーとして


新人メンバーがアルバトリオンを倒したい

となった時に


積極的にクエストに行けないようでは


メンツが立たないと


ずっと心に思っていた。



このクエストだけではない



サークルには技量では僕は到底及ばないメンバーが多々いて、



それにずっと甘えてきた。



でも僕には腕は無くとも頭がある。


クエスト全体を見る目と知識。


そこをずっと鍛えてきた。



モンスターハンターのいい所は


知識がプレイヤーの腕を凌駕する瞬間があることだ。


MARVELのキャプテンアメリカが

フラッグを知恵でただ1人手にしたように


戦いは腕っぷしだけで決まる訳では無い。



状況判断をしながら、実践経験を重ねる。


その集大成が今日だった。



今でも僕はプレイヤーズスキルだけで


モンスターを倒すという気にはなれない。


状態異常や罠、フィールドギミックを活かしてモンスターを倒すのが好きだ。


嗜好であり、ある意味怠け者であるが


ハイエナやチーターだって頭を使って獲物を仕留める。


追いかけ回すだけじゃなく、相手を疲れさせて弱ったところを狙うのだ。


でもゲームとなれば話は別で


技量のある人間の横で悪戯に時間を割かせる訳にはいかない。


ある程度の腕も磨かなければいけないのだ。



そこが顕著に出るのがアルバトリオンだった。



勝てない時はとにかく嫌いだった。


倒してからは自分の腕が上がったのが分かる。


他のモンスターの動きも見えてくる。



モンスターハンターはそういうゲームだと

思う。



モンスターはまるで音楽のようで



どんな風に出会い


誰と一緒にいたか


どうやって倒したかが


色濃く記憶に残る。



みなさんはモンスターに


どのような思い出がありますか?



今回はサークルメンバーへの想いにも触れながら、形にしてみました。


スネ夫じゃないよ、ママー!!



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