見出し画像

読書遍歴 小学生編

さいしょに

今までどんな本を読んできたのか思い返していると、140字では到底足りないことに気づきました。このままではタイムラインを埋めてしまうと感じたので、せっかくならと以前から興味のあったnoteを使ってみることにします。

こんな風に文章を書いたことがないので読みづらいかもしれないですね。ひとまず自分の記録用ということで、適宜改稿していきます。



さて、読書遍歴となんだか大層な題にしていますが、最近はほとんど紙で出版されている書籍を手に取っておらず。Web上で創作されている方のものや漫画を読むことが多い日々です。

思い返してみると、私の読書全盛期といえば、小学校高学年~中学校あたりでした。そのため、児童書やいわゆる"学校の図書室"によくあるような本の印象が強い気がします。

ある程度長さのある文章を自ら読むようになったのは、小学校高学年から。それまでは、よくそんなに長い文章読めるなと、顔をしかめているような子供でした。もともと家族が小説をよく読んでおり、その姿をみて理解できないと思うくらい、苦手意識がありました。そんな私が、厚さ3センチはありそうな単行本を好んで読むようになったきっかけは、びっくりするぐらい記憶にない……。自分でも不思議すぎて首を捻っています。なんだったんだろうな、単純に分厚い本読んでる姿かっこいい!大人!みたいなテンションだったのかもしれません。


そうして、いつの間にか進んで本を読むようになった少年期の私。その遍歴をざっくりたどってみようと思います。

(ひとまず、ぱっと思い浮かんだものを挙げていきます。あれもこれもと、また思い出したら追加しようかな)


(1)小学生編


①ハリー・ポッターシリーズ

J.K.ロ-リング、松岡佑子 / 静山社

原作・映画完結時期あたりで盛り上がり、タイムリーだったシリーズ。出てきた呪文全てを覚えたクラスメートがいたり、呪文前半部分を聞いて正しい後半部分を暗唱しあったり、誰かと共有する楽しさを教えてもらった気がします。全巻自宅に揃えて、何度も読み返しましたね。

分厚いわりに、上下の余白が多かったり文字サイズが大きめだったりと、比較的読みやすい文量だったことも、最後まで読みきれた要因だと思っています。

昨年、日本語版刊行から20周年を記念して、新装版が刊行されたとか。全体的に色の明度が上がって、なんだか爽やかな印象を受けました。


②有川浩さん

ハイペースに本を出されていた時期が丸かぶりでした。次々映像化されたり雑誌等に取り上げられたりと、脚光を浴びていた記憶があります。

こちらも全書籍集めて並べてにやにやしていましたね……。家族も読書をする環境で本当に贅沢だったと思います。有川さんを布教してきたのは母なので、共犯者ということで多めにみてもらっていました。

作品名全て挙げて書こうかなと思ったのですが、長すぎるのでやるとしても別のnoteでやろうと思います。

自衛隊三部作、図書館シリーズは言わずもがなですが、深く広い沼でした。本当にハマってたなぁ。

私の中の恋愛部門は、クジラの彼の冬原と植物図鑑の樹。号泣部門はストーリー・セラーと旅猫リポート。何回読んでも泣いてしまいます。キリがなくなるので、ひとまずここまで。


③上橋菜穂子さん

・狐笛のかなた

・守り人、旅人シリーズ

・獣の奏者

これは完全に家族の影響です。ドはまりとまではいかなかったものの、猛烈にプッシュされて最後まで読みました。

守り人シリーズは、映像化されており、夏休みや冬休みに限度一杯借りて、帰省先で読んでいた思い出があります。蒼路の旅人は、皇太子チャグムが主人公のお話で、精霊の守り人のときから考えると、随分成長した姿が印象的でした。

獣の奏者はアニメ化もされましたね。闘蛇(とうだ)や王獣を描くとこうなるのか!と納得しました。アニメは区切りのいいところまでということで、ハッピーエンドのような形で締めていましたが、小説5冊読み終えたときはしんどかった記憶が根強い……呆然としましたね。それでも、最後まで読めてよかったと思います。

順番が前後しましたが、狐笛のかなたは一番最初に好きになりました。2014年国際アンデルセン賞作家賞を受賞しています。守り人を勧められた後に、これはタイプだと思うと言われて読んだ一作。装丁も美しく切なく、好きです。

鹿の王はまだ読めていなくて、読みたいと思っているところです。完結して、その後のお話も刊行されたと聞いたので、さらに読むのが楽しみなひとつ。


③あさのあつこさん

・バッテリー

・THE MANZAI

・NO.6(途中まで)

バッテリーは先にドラマを見ていたような気がします。読みやすくて、早く続きが読みたいと次々読みました。巧と豪、壁にぶつかりながらも変わっていく姿を、同じような年齢のときに読めたのがよかったです。今読むと、また違う感想がありそうですね。

The MANZAIもバッテリーと同じようなテンション感で読めたんだと思います。あさのあつこさんの描かれる、相棒の関係性が刺さったんだろうな。

NO.6……これは、しんどくて途中離脱してしまったんです。面白いと聞きますし、傾向的には好きだと思うので、大人になった今ならと積読に加えているところです。


④白狐魔記シリーズ

斉藤洋/偕成社

不老不死の術を習得したきつねの白狐魔丸が、歴史上の人物との出会い、考え、時代を渡っていく物語。日本史が凄く好きというタイプではないものの、なぜかこれにはハマっています。

一冊目の源平の風が1996年に刊行されてから、昨年末に待望の7冊目が刊行され、とても嬉しかったです。実に7年ぶり……?今回は江戸時代。現代に近づくと世界観を成り立たせるのが難しそうで、いつの時代まで書いてくれるんだろうとどきどきしています。何年でも待つので、気が向いたときに執筆していただけると嬉しい。それか、作者が納得する完結を迎えるか。

なんでこんなに好きなのか、よく言語化できない本トップスリーに入る気がします。テンポ感とオリジナルキャラのテンションが好みだったのかなぁ。いまだにこの本が好き!と声を大にして言う人に会ったことがないので、ぜひお会いして好きポイントを語っていただきたいです。


ひとくぎり

さて、ひとまず挙げるとしたらこの辺りでしょうか。あとはひたすら青い鳥文庫を読んでいましたね。パソコン通信探偵団事件ノート(パスワードシリーズ)は兄の影響で読んでいました。作品数が多くて読むものに困ったときはもってこいでしたし、謎解き要素も楽しみのひとつでした。黒魔女さんシリーズや若おかみは小学生は女の子の間で鉄板だったので、嗜む程度に……。若おかみ、私のなかで小学生時代のものだったので、ここ数年アニメ化や映画化されていて驚きました。あんびるやすこさんのなんでも魔女商会は可愛くて世界観が好きでしたね。原ゆたかさんのかいけつゾロリ、杉山亮さんの名探偵シリーズなどなど……意外とでてくるでてくる。

あとは、学習漫画(日本や世界の伝記)や学研まんがでよくわかるシリーズ『◯◯のひみつ』もよく読んでいました。興味の幅を広げるという意味で、楽しく役に立ったと思います。しかし、伝記は気になったものから手当たり次第読んでいたので、勉強に役立てたいなら時代順に読むことをオススメします……。

思い出すと図書室のレイアウトからどこの本棚にあったかということまで、意外と記憶に残っていて楽しくなりました。

私の通っていた小学校では、毎年学年ごとに図書室にある図書推奨20冊程度のリストを配布していて、全て読むと賞状がもらえました。もらいすぎて、給食の時間帯に放送室で表彰してもらったような記憶もうっすら……?

6年生のときにリストに入っていた、全体的に黄みがかった茶色の、壁画ちっくな絵柄で少年少女が描かれた装丁の本。それがなんだったのか10年弱ひっかかったままです。内容は冒険譚で、地下道を少年少女が何かから逃げていて、大きな岩が転がってきたりして脱落していく?みたいな……ざっくり記憶すぎて全くたどり着けない……いつか再会したいものです。



あまりに小学生編が長すぎたので、中学生以降はまた別のnoteに書こうと思います。




それでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?