見出し画像

【広告とコピー】お気に入りまとめ。たのしい。

数多の広告デザインが集められた本を読みました。図書館でマーケティングの棚を見ていたら出会いました。出会っちゃいました。大きめのサイズで、まあまあ分厚い、図鑑のような本。広告やコピーやデザインに関心があって、広告業界で働く未来が半年後に来たる私に、ぴったりマッチしちゃった。

たくさんあった中でも、特に"個人的に"好きだったものをまとめていく。

1. 毎日を忙しなく生きる現代人の共感を得そうなコピー。「ゆっくり休もうと思っても、最近、休み方がわからない。

2. 酒職人の、というか多くの働く大人の、ピュアでシンプルな気持ちにスポットを当てたコピー。そんなこと言われたら、とことん飲みたくなる、その旨い酒。「旨い酒、飲ませたい。それだけですよ。

3. ターゲット層を比較的絞って、ピンポイントで狙っていそうな広告。旅、乙女、虹、エモ、旅行付きの若い女性が惹かれそうなワード詰め合わせハッピーセット!

4. アニマルかわいすぎィィィ😍陽キャ(という表現が正しくないかもしれないけど)的ムーブから遠ざかって一人でおうちにこもりたい。ぬくぬく。みたいな誰にでも一度はある心理をついたコピー。

5. 音で攻めたタイプ。キャッチーで耳心地のよい感じ。かわいい。「ひーんやり、つーるるん。

6. 果物が燦々の太陽を浴びて実ったことを「ひなたぼっこ」と形容するセンス。子どもから大人まで伝わる。甘くてジューシーなお口が容易に想像できる。

7. 天下の龍角散に祭りを掛け合わせると言う神的発想。龍角散からの祭り、じゃなくて、祭りからの龍角散。祭りが主役で、主役を引き立てる龍角散。“祭り"という日本人の共通概念から、大きな声を出すと言う連想にうまく誘導している。祭りの漢たちが渋くてかっこいい。

8. 同じく、主役を譲るパターン。新しく触れて学ぶ子ども(の手)が主役で、それを支える裏方オロナイン。ファミリーにズドンと届きそう。

9. 考えさせられる、気づかされる広告。生理はネガティブに悪役として捉えられることが多いけど、ポジティブな見方をしようと自然に思わせてくれるコピー。

10. かの有名な!!!!!ガリガリ君!!!!!赤城乳業の真摯な姿勢がかなり話題になりましたよね。値上げの告知に、あえて何の変化球も使わずまっすぐとストレートに頭を下げた斬新さ。多くの日本国民が心動かされましたよね。「踏んばりましたが」って言われると、心に響く。

11. よう思いついた、マジで。特に「東証一部上等」好きすぎる。どんな会社のどんなアピールなのか、パッと見ては正直わからないけど、とにかくインパクトがすごい。忘れられない。すごい。とってもいきたかったけど選考途中で脱落したブランディング会社が手がけていました。。

12. 養父(やぶ)って読むんだって。私も知らなかった…。漢字が正しく読まれないと言うデメリットを逆手に取った勝ちアイディア。漢字の"読めない"と先が"読めない"をかけたお洒落さも、素敵だ。

13. 若者の視力低下が問題になっている北海道で考案された広告、コピーを視力検査にしようと思ったクリエイティビティーが頭上がらない。ちなみにこのコピーは、「見えてますか?夢」と書いてあります。視力で物理的に“見える"と頭の中で未来が“見える"をかけてる。

14. 変色するという無添加の特徴、一見デメリットのようだけどよく考えたら自然なことなんだよと教えてくれるコピー。私は個人的に無添加信者なので、変色しないということはどういうことか、考えさせられる。。。


夢中で一冊読み上げてしまった!やっぱり広告が好きだし、関わりたいし、気分や気持ちを上げてくれる力があると思いました。思わぬ出会い、勉強になりました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?