バイリンガル結婚披露宴司会ノート(日英編)
国際結婚の披露宴。そんな素敵なシーンで英語を使う司会にチャレンジされる方のお役に立ちたいと思い、私が現役時代にまとめた日本語と英語の司会ノート(スクリプト・ノート)を公開します。
この司会ノートの価値は、やはり日本語の台詞、口上にあると思っています。
私は25歳の時に、東京のプロ司会者事務所の養成講座を受講して、オーディションに合格し、プロ司会者として都内の結婚式場で稼働していました。なんとその口座の受講料は7万円もしました!1990年の話です。その講座を受ければ、誰でもプロ司会者になれる訳ではありません。とにかく、その後のオーディションに合格しなければならないのです。
披露宴司会者としての話し方の基本は、その養成講座で徹底的に叩き込まれました。お蔭でかなりのノウハウを習得できました。
それからプロ司会者としてデビューした後、私が語学(英語と中国語)を得意としていましたので、次第に国際結婚披露宴の司会も依頼されるようになりました。この英語と中国語のトーク部分は、私のオリジナルになります。
100件近い国際披露宴の経験を経て、自分の司会ノート(英語・中国語)を更新してきました。今回は、まず日本語の司会者の基本的な台詞をバックボーンとした英語の司会ノートを公開したいと思います。
内容は多岐に渡ります。披露宴のシーンごとの構成になっています。
披露宴の進行表形式で、目次をざっとご紹介しますね。
1.迎賓
2.新郎・新婦入場
3.開演の辞
4.新郎新婦プロフィール紹介
5.来賓祝辞
6.乾杯
7.ケーキ入刀
8.ファースト・バイト
9.ブーケプルズ
10.お色直し(新婦退席)
11.お召し換え(新郎退席)
12.お色直し入場
13.ご友人テーブルスピーチ(インタビュー形式)
14.新婦お手紙朗読
15. 記念品贈呈(ここでは、ウェイトベアーの贈呈)
16.ご両家代表祝辞
17.お開き
いかがでしょうか?
ミニイベントも盛り込まれた、かなり実践的な司会ノートになっていると思いおます。冒頭にも書きましたが、日本語の部分だけでも価値があると思っています。
このノートを執筆している現在、東京では新型コロナの感染者が1日で300人を超え、結婚披露宴を躊躇する方々も多いと思います。
しかし、それも一時的なことだと私は考えます。結婚披露宴は日本の良き文化のひとつだと思っていますし、私たち人類はいつか必ずコロナを克服します。
また、披露宴は時代の流れとともに簡素化されていくかもしれませんが、パーティーの場を盛り上げ、引き立てる司会者の役割は増すばかりだと信じています。
これからプロ司会者を目指す方、偶然、友人から英語も必要な司会を依頼された方に、是非、参考にしていただければ幸いです。
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