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2021/10/4 その①


10/4
だいぶ日が昇ってからもベッドの中でうつらうつらしていた。お昼ご飯につけ麺を食べてからベッドシーツを洗濯して家を出る。

久しぶりの六本木で若干迷子になりながらも(田舎者か!)無事新国立美術館に到着し庵野秀明展を観る。私は予約して行ったけれど当日券も販売していて会場はかなり混雑していた。

未だにこういう大きい美術展に行くとはじめの方に時間を割きすぎて後半バテてしまうのが情けない。でも思ったよりもずっと展示数が多く、貴重なものもたくさん観られたので大満足。彼が幼少期に影響を受けた物たちから、その才能の片鱗が感じられる中学・高校時代の作品たち、そして既にその名は知られ始めていた大学・アマチュア時代の作品、プロとして携わったアニメたち(その中にはもちろん「風の谷のナウシカ」の巨神兵も)、エヴァンゲリオ(ヲ)ン、実写作品たち、シン・ゴジラ、シン・ウルトラマン……本当に軌跡を辿る展示になっている。

来場者の年代が幅広いのも面白かった。男女比は8:2から7:3と言ったところでしょうか。その中でもテレビアニメ版エヴァ世代と新劇場版エヴァ世代であろう年代がとくに多かったかな?そしてこの日の夏の日差しと六本木という土地にはあまり馴染みがなさそうな私たち。笑

撮影OKの展示も結構多く、特に胸が高まる展示ははやりみんな一緒のようで、そこには人だかりができる。分かるよ〜!笑


熱狂的なファンたちに比べたら到底及ばないが、私も子供のころから彼の作るものに少なからず影響を受けて今ここにいると思う。彼の作るキャラクターが、もっと言えば彼のデザインが、彼のカット割りもカメラアングルも物語も好きだ。なんなら毎日蒲田くんことゴジラ第ニ形態のぬいぐるみと一緒に寝ている。


話は前後するけれど、展示序盤の庵野少年の満面の笑顔でのシャワッチ姿が眩しすぎて少し泣いた。好きなものを好きで居続けることのその根性よ。好きな物が高尚だとかチープだとかイケてるとかイケてないとか世間的評価を受けているとかいないとかそんなんほんと、あんまり考えたことがない。私が好きなものを好きでいることに世間なんて関係ないんすわ。だから好きという気持ちにそれは何故かと言語化することをなるべく諦めない。

最後のグッズ売り場でハンカチだけ買って会場を後にする。お姉さんに「会場オリジナルショッピングバッグを100円で販売しておりますがいかがですか?」と聞かれ、食い気味に「お願いします」と言う。


この明朝体とレイアウトは発明だよね。無条件反射で安易に飛び付いちゃう。


つづく

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