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2021 やわらか日記 過去ログ3

2021/04/24 「は」と「が」の話

 こんにちは。白です。
 今回は「は」と「が」のお話です。

 『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』という本を読みました。
 文章の書き方本100冊を読んで内容の統計を取り、文章を書くポイントを1位から40位まで出した本です。労作です。その考え方好き。
 基本的に私は大雑把で楽をしたい人間です。なのでHowTo本で人のやり方に乗っかるのが大好きです。
 
1 文章をシンプルに
2 論文の型に従う
3 文章の見た目を整える

 これがランキングのトップ3なのですが、私の琴線に触れたのはもっと地味な「は」と「が」の使い分けです。

 「は」と「が」の使い分けは、本によると、

「は」……すでにわかっていること(既知情報)
「が」……わかっていないこと(未知情報)

 だそうです。

私は、鈴木一郎です。

 だと、一郎さんをすでに知っている場合。

私が、鈴木一郎です。

 だと、一郎さんを知らない場合になります。なるほど。

 この「は」と「が」の使い分けは大野晋氏という東大閥の先生の論です。
 ウィキペディアの大野晋氏の項目によると、

  • (既知の)私は(誰かと言えば佐藤でも鈴木でもなく)田中です

  • (田中がどの人物と言えば彼でも彼女でもなく今迄未知であった)私が田中です

 だそうです。

 私は「は」と「が」の使い方を、「が」が意志的、「は」が客観的でやっていました。
 「私が」のほうが「私は」よりも意志的な気がするんですよね。
 調べてみたら奥が深くて頭がついていかなかったので、この話は気が向いたらまた取り上げます。

2021/04/25 ながら生活

 こんにちは。白です。
 今日は何かをしながら別のことをしてしまうというお話です。

 私はコーヒーを飲むときSNSを見ていました。ご飯を食べるときはテレビを観ているし、本を読んでいても「次にあれをやらなきゃ」と考えてしまいます。
 心が先へ先へいってしまって、今この場でしていることを味わっていない気がします。
 いつもなんとなく焦りを感じています。やることがたくさんありすぎて、何から手をつけていいか途方に暮れている状態です。

 ご飯を食べるときだけテレビを観ていますが、基本的に映像は苦手です。
 文字に比べて情報が遅い気がするんですよね。文字は自分で速く読んだり遅く読んだりできますが、映像は一定に流れます。映像の編集の感覚が合わないと、映像を観るのは苦痛です。映画やアニメを観なければとは思うのですが、優先順位を遅くしてしまいがちです。

 映像の話になってしまいました。
 自分の心が整理できていないのはまずいんじゃないかな、と最近思うようになりました。ただ、休むときにコーヒーを味わう、ご飯を食べるときにテレビを消す、ということもあまりしたくないんですよね。性格がせっかちだからです。
 なので、瞑想をやればいいのかなあと思いました。呼吸を数えるとか、一日十分以内でできるプチ瞑想を。頭の中身を整理するにはよさそうです。

2021/04/26 コピー本

 こんにちは。白です。
 今回はコピー本のお話です。

 同人界隈にいない方には「コピー本」が身近ではないと思いますが、コピー本とはプリンターやコンビニエンスストアのコピー機で作る自作の薄い本のことです。
 コピー機やプリンターの「小冊子印刷」という機能を使うと、両面印刷で中綴じの本に成形してくれます。プリンターでは自分で紙をひっくり返して両面印刷をする必要がありますが、セブンイレブンのコピー機は自動で両面印刷してくれます。
 印刷されたコピー用紙を折って、縦綴じのできるステープラーで上下を留めます。縦綴じのステープラーは文房具屋さんで売っています。

 ふつうのステープラーの針なので、薄い本にしか対応できません。が、本を厚くするとページの小口が飛び出て本が読みにくくなるので、私は40ページ以内で本を作るようにしています。
 コピー本で厚い本を作るには、製本テープなどが必要です。興味がある方は検索してみてください。

 コピー本はふつう同人誌として頒布するために作られますが、私は自分用のコピー本を作ることが多いです。内容は本の感想やメモです。文章が画面上にあると面倒でほとんど読み返さないため、コピー本を作ります。人様のサイトの文章も勝手にコピー本にして読むことがありますが、これはまれですね。
 データをぜんぜん活用できていないので、これからきちんと読み返そうと思います。

2021/04/27 型を途中で変える人

 こんにちは。白です。
 今日は物事には型があるというお話です。

 noteの記事を見ていて、絵がうまくなる条件に「料理を料理本の手順通りに作る」と挙げている方がいらっしゃいました。新しい料理を作るとき、料理の見た目を寸分違わず作れる人が、絵がうまくなる人だというお話でした。

 私は初心者に仕事を教える役が多かったです。「まずは仕事に慣れましょう」と基礎を教えるわけです。
 人によって育つスピードも育ち方もいろいろです。私のもとを光の速さで駆け抜けていく人もいれば、のんびりやっている人もいます。

 仕事がうまくならない人の特徴がひとつありました。
 私はまず基本の型を教え、それから自分のやり方にアレンジしていいよと付け加えます。が、仕事がうまくならない人は、基本の型ができる前に自分のやり方に変えてしまうのです。

 料理の話に例えると、料理本の型を最初からアレンジしてはいけないということです。
 私は絵が下手なほうですが、そういえば料理本を見て似て非なる物体を作ってしまったことがあったなあと思い出しました。
 私は四角い角を丸く掃くタイプです。料理も大雑把に味付けをしています。
 なので、私も基本の型を最初から崩していなかったかと思って、うーんと考え込んでしまいました。
 機会があったら料理本をきちんと読んで、本の通りに料理を作ってみようと思います。

2021/05/06 サイトの話

 こんにちは。白です。
 連休はハンドクラフトと小説の校正をしていました。
 今回は昔やっていたサイトのお話です。

 1999年から2010年までサイトをやっていました。途中病気で三年ほど中断しましたが、うっすらと更新はしていました。
 内容は雑文と本の感想と創作です。文字ばかりで、コーヒーしか出さないコーヒー店のようなサイトでした。
 うちはBL系の検索サイトと相互リンクでしか辿り着けないサイトでした。
 それでも本の感想が引っかかるのか、大学からのアクセスが多かったので、公序良俗に反するサイトに学校からアクセスされるのも困るなと思ってブロックしました。のちに政府機関からのアクセスもあり、「う、うちのサイトに何のご用で……」と脅えながら政府関係のアクセスもブロックしました。

 人気のある作家さんは感想のメールなどをたくさんいただいていたようですが、私はほとんど感想メールをいただいたことがありません。
 カウンターも取り払ってしまったので、アクセスがどれだけあったかも不明です。
 サイト運営は静かで孤独な趣味だとネットで読みましたが、私の場合は確かにそうでした。

 サイト運営はガーデニングに似ています。今回はここを増やそうとか、あそこは邪魔だから削ろうとか、そんな感じでコツコツ自分の庭を作っていました。
 2010年にサイトを辞めた理由も、文章が書けなくなったからです。文章を書かなくても生きていけるならそのほうがいいよなあと思って、最小限の挨拶だけ置いてサイトを閉じました。

現在サポートは受け付けておりませんが、プロフィール欄のリンクから小説や雑文の同人誌(KDP)がお買い求めいただけます。よろしくお願いいたします。