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2021 やわらか日記 過去ログ1

 2021年に何となく書いていた『やわらか日記』の過去ログです。
 本の感想はサルベージされていますが、自分であまり価値を見いだしていなかった部分を載せています。

2021/04/15 やわらかい日記

 いつまで続くかわからないですが、日記です。

 今Twitterに時間制限をかけています。デジタルデトックスをしようと思ったのですが、Twitterをやらなくなった後、ひたすら他サイトの文章の転載をやっています。デトックスになっていない。

 今書いている小説は100のお題のSSなんですが、読者さんはエブリスタ<Novel Days<noteの順で多いです。反応が多いnoteの読者さんに合わせてしまうのですが、読者さんはほぼ一般の方です。なのでだんだんBLというよりはリアルのLGBT寄りになっていて、BLの読者さんがもっと減るという。仕方ない。

 谷崎潤一郎の『刺青・秘密』の写経が終わり、レイモンド・チャンドラーの『ロング・グッドバイ』の写経を諦めて残りを読みました。600ページあるんですが、440ページまでやった。腐女子サイバーパンクの小説を書くのでSFの写経をしようと思ったら、noteで「手書きじゃないと意味ないよ」という文章を目撃したので手書きで書いてみた。一ページで挫折した。手書きだと打ち込みの三倍かかるんだよ。無理。

 noteでゴリラさんが手書きと打ち込みを「模写」と「トレース」の違いと言っておられたのね。私はトレースでいい……効果少なくても打ち込みのほうが楽……と思いました。

 100SSが48話で止まっています。49話が続き物で、2003年、2004年、2009年と書いてきて今五話目です。構想に時間がかかっているわけではなく、ただ放っておいただけですが、先が読めてないんだよな。そして100SSの範囲では絶対に終わらないんだよな。ぼちぼちがんばります。

2021/04/15 「繊細さん」の本

 白です。こんにちは。
 武田友紀さんの『「繊細さん」の本』を読みました。私はたぶんそうだろうなと思って中身を見たらだいたい合っていました。ハイパー聞き役だし、人に道を聞かれるタイプです。ただ、外にアンテナを張ると疲れるのでわざと周囲を見ないようにしています。だから「繊細さん」のように細かく気づくかというとそうでもない。メンタルは木綿豆腐です。

 豆腐メンタルでも絹ごしやおぼろ豆腐の人がいて、この人は絹っぽい、この人はおぼろだなとか勝手に判断しています。私は木綿なので同じ豆腐でもちょっと固い。そして大雑把。絹やおぼろ豆腐の人の繊細さを大変だなと思いながら見ています。

「繊細さん」がうまく生きるには、自分の好き嫌いや意見を出してみましょうとのことでした。それが難しいということは承知の上のアドバイスだと思います。
 私は、Twitterでは否定的な意見をあまり出さないようにしています。雑文では理由をつけて出せますが、Twitterは言いっぱなしになりそうだからです。
 以前「黒いってジャズやヒップホップでは褒め言葉に使われるよね」とツイートしたら、ヒップホップの人から「いいね」がつきました。私はヒップホップが苦手だったので、「そのツイートにヒップホップが苦手だと書かなくてよかった」と思いました。「私の嫌いは誰かの好き」と思い知った出来事でした。

 「繊細さん」は人に配慮しすぎて自分の好き嫌いや本心を言えない。だから「殻を作っている」自分を好きな人が集まってくる。「繊細さん」が自分の意見を言えるようになったら、今度はそれが好きだという人が集まってくる。付き合う人間が入れ替わるというのです。

 なるほど、とは思うのですが、私は考えすぎて被害妄想が激しいので、「これは被害妄想かもしれない」と思ううちは自分のマイナス面を出さないようにしています。出てしまって後悔することもありますが。
 「殻を作っている」自分を好かれるのも微妙に辛いので、これからはちまちまと好き嫌いを小出しにしてみようと思います。

 この意見は勘でしかありませんが、腐女子の人って「繊細さん」が多い気がするんですよね。社会やジェンダーに対してセンシティブな人じゃないと、こちら側には来ない気がします。

2021/04/16 コンテンツブロッカー

 こんにちは。白です。
 今日はSNSなどを使い過ぎないようにする、コンテンツブロッカーのお話です。

 SNSで時間を溶かしているなと思うことが多くなりました。
 『スマホ脳』には、SNSが脳の報酬系を一日に何百回も刺激して依存を起こすツールだと書いてありました。Twitterが開くときに時間がかかるの、あれわざとなんですね。ちょっと時間を置くことで期待度を高めるんだそうです。
 そんなわけで、SNSは時間制限をつけてやろうと思ったのですが、自分だけは意志が弱くて実行できません。なのでスマホのアプリを使ってやっています。

 最初に使おうと思ったのは「freedom」という海外のアプリです。同期しているスマホやパソコンでインターネットやSNSをシャットアウトできます。時間指定もできますし、FacebookやTwitterだけ制限するということもできます。
 課金がありますが(年間三千円くらい)、がっちり使用制限をしたい場合はこちらがお勧めです。

 私はまだ「freedom」に移行するのを迷っているので、今は「使いすぎストップ」というスマホの無料アプリを使っています。これもアプリごとに使用時間や時間帯の制限ができます。私はスマホで時間限定でTwitterを見るようにして、パソコンではTwitterのログイン情報を消すだけにしています。

 そしてスマホの画面をグレースケールにしています。白黒だとスマホの魅力が減るからです。これでスマホの使用時間が減りました。
 スマホのグレースケールの仕方は機種によって異なるので、興味がある方は検索してみてください。

2021/04/17 140字SSの難しさ

 こんにちは。白です。
 今日は140字SSの難しさについてのお話です。

 私は今100のお題でSSを書いていますが、字数を制限すると難しくなるので字数制限なしでやっています。
 140字SSはTwitter上でのコンテストに応募するだけですが、字数が少なすぎて逆に難しいです。
 短編の妙味はお話の落差と共感にあると思うのですが、140字で感情を動かすのは大変ですね。800字や2000字だとまだ話を動かす余裕ができるので楽です。コンテストのレベルが高く、私はいつも「うまくいかないなあ」と思いながら投稿しています。

 最近、140字SSを140字で書こうとするから悪いのかもしれない、と思いました。
 私はまず起承転結を考え、字数の微調整をして140字SSを作っていました。が、わざと多めにお話を書いて削ったほうが収まりがいいのかなとも思うのです。今度やってみよう。

 あとは書いてある言葉と想起する意味が違うように書くというのをやりたいのですが、だいたい挫折して終わります。記号論(全然詳しくはない)の言葉でいうと「シニフィアンとシニフィエが違うように」です。悲しい場面で悲しみを書かない。

 映画『東京物語』に、奥さんのお葬式のとき笠智衆が高台から町並みを眺めて「今日も暑うなるぞ」と呟くシーンがあります。長年の連れ合いが亡くなった場面で笠智衆がポッと呟くあの一言が、涙を流すよりも深く悲しみを表現しています。あの表層と内面の落差。あれをやりたい。140字で。無理だ。

 うろ覚えになりますが、監督の小津安二郎が中国の戦線にいたとき、砲弾が飛んでくる横で木に咲いた満開の花が散っていたそうです。砲撃でいつ死ぬかわからないなかで、花はふだんと同じように美しく咲いている。その非日常と日常の落差を小津安二郎は表現したかったのかもしれません。
 なんか妙に真面目な話になったなあ……やわらか日記なので曖昧なところもあります。ご容赦ください。

2021/04/18 チーム地べた

 こんにちは。白です。
 今回は地べた民のお話です。地べた民とは以前サイトの掲示板の参加者が作ったローカルな造語です。

 あなたは今どのようにこの文章をご覧になっているでしょうか。
 パソコンデスクに座ってかもしれないし、スマホで寝ながら見ているかもしれません。
 私は作業台代わりのこたつと座椅子で、床に座ってパソコンを打っています。
 おうちの習慣によって、椅子に座る生活の人と畳やカーペットなどの床に座る人がいるのではないでしょうか。
 うちは古い民家なので、私は地べたに座って生活しています。基本的にこたつと座椅子、オプションで猫がついてきます。
 ソファがあってもソファに座らず、ソファを背もたれにして床に座る人がいます。その方は完璧に地べた民です。
 床に布団を敷いて寝る方も地べた民かもしれません。私はベッドで寝ているので、生粋の地べた民ではありません。

 自宅にいるとき、仕事の内容によって場所を分けたほうがいいそうです。この仕事のときは書斎、休むときはリビングなど、集中する場所を専門に作ったほうがはかどるとのことです。
 私は部屋が狭いので、こたつの空いている角を読書専門スペースにしようと思いました。座椅子を直角に移動するだけです。
 が、まだ習慣として身についていないので、あいかわらずパソコンの前で本を読んでいます。読み終わってから「読書スペースに行かなかった……」と気づいてしょぼんとします。

 うちはもともと畳の家だったので、うちには椅子に座るという習慣がありません。なので、環境が変わっても床で生活する習慣は変わらず、あいかわらず地べたを愛する民として生きています。

現在サポートは受け付けておりませんが、プロフィール欄のリンクから小説や雑文の同人誌(KDP)がお買い求めいただけます。よろしくお願いいたします。