2019 自分のルーツ企画に参加してみたよ

scraiv の自分のルーツ企画に参加してきましたので、こちらにも文章を置いておきます。


1 小説

 TV が苦手で文字が好きだった私は、小学校三年生のときに図書館で本が借りられるようになってから、図書館の本をまんべんなく読んでいました。
 作文は小学校二年生のころに長いものを初めて書きました。歯医者に行った話で、お医者さんが使う道具の名前に悩みながらなぜか最初から文章を書けました。めっちゃ擬音使いでした。

 小説を書き出したのは小学校の四年生か五年生です。その一年前に友達と漫画を描いていたのですが、ある日文章のほうが速く書けるということに気づいて、小説へチェンジしました。
 のちほど友達も私と同じ理由で小説を書き出し、漫画絵は登場人物紹介や挿絵で描くだけになりました。

 初めて書いたお話は、二重人格のお姫様が自分の人格を取り戻すファンタジーでした。そのころから心理学ネタが好きだったのか。三つ子の魂百まで。

2 本

 小学生のころに好きだったのは、ヒュー・ロフティングの『ドリトル先生』シリーズとアーサー・ランサムの『ツバメ号とアマゾン号』シリーズでした。いずれも冒険物で、作者が挿絵を描いていたと記憶しております。なので、自分も下手な絵で小説の挿絵を描いていました。
 漫画やアニメは家族が観ているものを観ていました。松本零士や手塚治虫が好きで、当時はSF ファンタジーが全盛だったので、私が書くものもSF ファンタジーでした。

 中学生のころはコバルト文庫が好きで、新井素子さんや大和真也さんのSF ファンタジーを読んでおりました。漫画は成田美奈子さんや清水玲子さん、日渡早紀さんが好きで、私がパロディのやおい同人誌の存在を知ったのもこの頃です。

 中学生のころの自分は担任の先生に、「(同人誌の通販のための)郵便小為替はどうやって買うんですか?」と聞いて、「自習ノートに書いてきなさい」と言われました。
 私はこのときだけ英語の自習ノートに英文と質問を書いて提出し、赤ペンで郵便小為替の買い方を教えてもらいました。その節は失礼しました&ありがとうございました。

 高校生のときにはイラスト部へ入り、小説とイラストを書いていました。
 高校生のときに好きだったのが菊池秀行さんと田中芳樹さん、あとは海外のSF ファンタジーでした。文芸作品や評論を読み始めたのもこの頃です。小説JUNE を知ったのも高校時代でした(JUNE の単行本が高校の図書館に置いてありました。森茉莉さんも。リクエストしてくれた先輩、ありがとう)。

 小学校のころに、小説とはSF ファンタジーかつシリーズ物、そして自分が挿絵を描く、ということを刷り込まれていた私は、十代までそれを実践しておりました。
 コバルトの小説大賞に投稿したのもこの頃から二十代の初めまででした。第一次選考しか引っかかりませんでした。それ以降小説を公募に出したことはありません。
 大人になってからSF ファンタジーは難しいと気づいたので、いまは現代物のBL 小説ばかり書いています。

3 ジャズ

 小学生のころから邦楽が好きでしたが、中学一年生のときに洋楽を聴き始め、中学三年生のときにジャズに出会いました。「音楽鑑賞クラブ」に入ったのです。
 国語の先生が自前のジャズのレコードを持って来て、週一の授業のなかで七、八曲の曲を聴かせてくれました。
 ジャズのスタンダードからフュージョンまで、一曲ずつ解説つきで聴かせてくれるという、贅沢な授業でした。いまその解説を聞きたい。
 そこで私はジャズに直接開眼はしなかったのですが、「ジャズはいいものだ」ということを頭に刷り込まれたのでした。

 それから私はしばらく洋楽に戻ったのですが、なんとなくジャズの音が好きな子供に育ちました。
 大学時代に付き合っていた男性のお兄さんがフュージョンのユニット「チキンシャック」のファンでした。なので、チキンシャックのCD を聴かせてくれたりコンサートに連れて行ってもらったりしました。
 チキンシャックがジャズ色の強いフュージョンだったため、私はふたたび付き合っていた男性とジャズを聴くようになりました。
 その男性と別れたあとも音楽の趣味は残り、いまも自分が集められる範囲でちまちまとジャズのCD を聴いています。

 こんな感じです。書いていて自分が楽しかったです。

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