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#01 私たちの声

更新はやはりお久しぶりになってしまいました。

最近思うこと。
それは母が亡くなる時ちゃんと私たち家族の声は母に届いていたのかなと。

母が緩和ケア病棟に入院することになってから、ネットやYouTubeで終末期のことについて沢山調べてきました。
どの記事も動画も呼びかけには反応できずとも、ちゃんと言葉は聞こえてると書いてありました。

その言葉を信じて危篤状態になってから、呼びかけに応じなくても母に声をかけ続けました。
やはり呼びかけに反応してくれないと寂しいもので、死期が近づいてくると普通の人の呼吸ではないため母の死が差し迫っていることを理解するには十分でした。

聞こえていると信じて、でも伝わってなかったら嫌だなあという気持ちで同じことを何度も何度も繰り返し話しかけていました。

生まれ変わってもまた家族になろうね。
必ずお母さんの子供として生まれてくるからね。
私が亡くなる時はお迎えにきてねと。
もう分かったから!!!と言われたいなと思いながら呪文のように唱えてました。

四十九日を終えて、まだまだ母の死と向き合えていない私を唯一支えているのは私たちの声はきっと母に届いているということだけ。

会いたいと思ってしまうと涙が溢れて止まらないこと、寝室にある小さな遺影、分骨した骨壷、今年の母の日にプレゼントした娘の写真がのったメガネケース。母の全てではないけど確かにこの世にいた。母に育ててもらった、沢山愛してもらったと深く考えるほど日常生活を送るのに支障が出るほどの悲しみを感じます。

こういう時フルタイムで仕事していて良かったなと思います、考える暇もないですからね!
でもやはり少しずつ向き合っていかないと後から大変なことになりそうで、どう向き合っていけばいいのか知りたいです。

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