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通天閣をなぜ赤く染める

酒を売る商売に賛否はあるであろう。
そのやり方にもよると思う。
でも、私の知る多くの仲間は人を愛し、酒を愛し、万人を受け入れる度量を持って飲食業を営んでいる。

私は依存する人間には酒からは離れることをお勧めする。
この期に及んで飲み屋でバカ騒ぎする人間には大人として酒を飲む資格はない。
本当に酒が、酒を飲む場所が好きであるならば節度を持って酒と飲み屋に接するべきである。
酒と飲み屋を大切にすべきである。
節度を持てぬ客は店主が追い返したらいい、客みんなで「お前は帰れ」と言えばよい。
良識を持つ経営者のもとに、飲んでも節度と良識を失うことの無い客が集まる、そんな棲み分けがそろそろ出来上がってもいいんじゃないかと思う。
そうでなければいつまでも同じ事の繰り返しである。

これまでの怠惰な時間の使い方、みな平等の24時間という限られた時間の有意義な使い方を考えなおすことが今回の命題なんじゃないかと思う。

通天閣にはなんの落ち度もない。
黙って私たちを見ているだけである。
なのに赤く染めてやるのは可哀そうである。

たった二人だけを相手にして、合気道の稽古の帰りに赤い通天閣を眺めながら考えた。

大阪府は1/27より『まん延防止等重点措置』の対象となり、あわせて大阪府独自の大阪モデルによる『非常事態』ともなり、万博記念公園にある太陽の塔とこの通天閣にて府民にそれを知らしめるために赤くライトアップをしています。

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