見出し画像

雨のあさに

雨音で目が覚めました。
天気予報通りの雨です。
乾き切った大地にも空気にも湿り気を与えて今日は落ち着いた一日を送れることでしょう。

それにしてもなんだか知らぬ間にメリハリの無い秋が終わり、名ばかりの季節の冬に突入です。
やっとかき入れることが出来るようになった観光業や飲食業へせっかくですから天気にも味方になってもらいたいものです。

天気に左右される仕事はこの世の中に案外多いものです。
一次産業の農業、漁業、林業は分かりやすいです。
そして、建設業も、、、

設計事務所時代に、気まぐれで一年の間、長靴を履きスコップを片手に生業を立てたことがあります。
天気で作業が中止となり日銭を稼がねばならないおっちゃん達が仕事にあぶれてしまうのには理不尽さを感じました。
西成のガード下で雨の昼から酒を飲んでるおっちゃん達の気持ちがわからないこともないです。
働き方改革で日雇いで生きる労働者の生活は変わったのでしょうか。
『山谷ブルース』じゃないですが、彼らがいなけりゃビルも道路も出来ません。
天気で泣かなくていい、家族が困らない、そんな生活を、真面目に働くすべての人が出来るようにする事は可能なように思うのですが、
そして皆が心に余裕と優しさを持って生きることが良循環を回す原動力のように思うのですが、、

いつかそんな日が来てもらいたいものです。

朝、雨が降ると時々そんなことを思い出しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?