私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編)生き方を考えさせてくれた反面教師のMという営業部長の話
「滅私奉公」なんて言葉はもう死語なんでしょうか。私がゼネコンで営業マンをやっていた平成の初めにもそんな言葉はとんと耳にすることはありませんでした。しかし、会社にはまだまだ昭和の「野武士」の残党たちが残っていたのです。「24時間戦いますか」なんて栄養ドリンクのキャッチコピーが流行っていた頃です。ほぼ24時間365日働かされていた頃です。朝は7時過ぎには会社に着き、帰りはほぼ毎日タクシーで梅田か難波あたりから奈良まで帰りました。仕事で稼げばそんな経費に目を剝く上司はいませんでした