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生きるためにやって来た仕事のはなし

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なかなか理想を仕事とすることは難しいもの、食べるため、生きるためにしてきた私のサラリーマン人生です
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2022年11月の記事一覧

京橋で友との再会

ゼネコン時代の後輩と大阪京橋で待ち合わせた。 大阪支店営業部で一緒だった男で、年齢は私より7歳下である。現在は大手の建設機器のメーカー営業マンとして新潟に単身赴任中、自宅は横浜である。リフレッシュ休暇を利用して大阪まで出て来てくれた。 彼らはバブル期最期の入社組だったと思う。私はバブル前の冷えた時代の入社で同期の事務職は20名いなかったが彼らは3桁の同期がいたはずである。 営業部に彼を含めて同期の3名がやって来た。3人とも個性的で優秀であった。今そのゼネコンに残るのは1人だ

変わらぬ友と変わり行く運送業界

私のゼネコン時代の友人の話です。 彼は建築屋です。 私がゼネコンで最後に営業した京都府下の知的障害者施設の建設現場の責任者でした。もともと工期も工事費も足らない工事を無理して受注しました。私の知的障害者の施設建設をしたいという強い気持ちもあって受注に至りました。 しかし予想されたように突貫の大変な工事となりました。 彼はまだその時、30過ぎで立場は次席でしたがすべてを取り仕切り竣工させてくれました。 竣工直前に私は会社を辞めました。1兆円の債務を抱え、会社はその債務放棄を銀