生きるためにやって来た仕事(そこで出会った人たち その2)
長い前段、その時どういう時代であったか
一昔前のゼネコンの世界、建設業の世界は古い体質のもとに成り立っていた。
第二次世界大戦後、敗戦国の日本、あちらこちらが焼け野原だった日本を復興させ、世界経済の中心にまで登り詰めるには建設業の存在はなくてはならないものであった。
破壊されたインフラの整備、経済大国日本を目指し各産業を育てるには発電のためのダムも、物流のための高速道路や鉄道もそこで働く人たちが安心して住むことの出来る住宅も必要だったのである。
昭和60年(1985年)、