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iPad、NotePCとの違い、私の場合

「私にとっては」というカッコ付きでのことですが、iPadとNotePCとの現時点での違いをまとめてみました。お付き合い下さい。

私とNotePC

話せば長くなるので、最初のラップトップPCと最後に愛用したNotePCをご紹介するにとどめます。

   最初のラップトップはPC98LTでした。ご存知の方は少ないと思います。重量が4kg。カバンに入れて持ち歩くような代物ではありませんでした。機能も限定されており、車に乗せて運び、外出先で一太郎文書の読み込みと打ち込みのために使いました。40年近く前、まだ私の業界ではPCが普及しておらずワープロ専用機が盛んに使われていた時代のことです。懐かしい。
   その後いくつものNotePCにお世話になりましたが、タブレットに近いNotePCとして愛用したのがSurfaceでした。また、Apple製品としてはMacBookAirを4年前まで使っていました。
   お察しの通りに、PC歴は長いのですが、使用範囲は狭く、ワープロ+α程度のこと、つまり文書作成や同人誌の編集校正作業、趣味で撮る写真の画像処理と印刷、また、お付き合いで表計算ソフトやデータペースソフトを使う、そのくらいのことでした。
 

私とiPad

初代iPadからのお付き合いです。5年半前に脳出血を患い左片麻痺という障害を得てから主たるデバイスとして使うようになりました。今はすっかりiPad依存症です。

その経緯を先日投稿しました。良かったらご覧ください。

iPadとNotePC、その差異

私は素人ですから専門的なことは分かりませんが、このように受け止めています。

iPadはタブレット、すなわち一枚の板状のコンピューターで。NotePCは小型で持ち運ぶことを可能にしたパーソナルコンピューター。

最近のNotePCはタブレットに近い利便性を備えています。つまり、軽くて薄く、タッチパネル液晶を備えているのものも少なくありません。Surfaceなどはどちらに分類すべきなのか迷います。

iPadもPCに限りなく近づいてきました。パソコンの代わりに使うという方もおられましょう。用途によっては十分可能だと思います。

それでも両者には形状に現れていますが、コンセプトに違いがあります。

iPadは基本タブレット。一枚の板状でワンセット、指で操作

iPadはNotePCと違って一枚の板にインプットとアウトプットのための機能が、マイクやスピーカー、カメラまでもがセットされています。

NotePCはパーソナル・コンピューターの流れをくみ、キーボードとマウスで入力し操作をします。ですから、キーボードが装備されています。

他方、iPadは指でタッチしてそれを行います。ですから、必要ならばキーポードとマウスを買い足すことになります。

関連しますが、iPadは使う人の指がどんなに太くてもタッチコントロールができるように、タップする部分が大きく見積られており、大ざっぱなところがあります。

この点は見逃されがちですか、製品の仕様や使用上の違いを生んでいます。また、アプリ制作者に不自由というか工夫を強いていると思います。機能的にはNotePCに優位性が認められるところです。

さらに、タッチパネルでは指によるジェスチャー機能も組み込むことが可能ですから、それも含めてiPadに特化し最適化されたOSが開発されています。

指の代わりにペンが便利に使えるのも良いですね。

私は一枚の板状のままでiPadを使うようにしています。マウスは使うことがありますがキーポードは使いません。片手使いなので、キーポードは使いにくいところがあるのと、ペンを持ったまま操作できるフリック入力が快適だからです。

iPadはiPadOS上で動く

iPadはiPhoneのiOSで培われてiPadに最適化された小ぶりで賢いiPadOS上で動きます。

MacPCはMacOSです。Windowsはちょっと複雑ですがバスコンの歴史を背負っています。いずれも重厚で大きなポテンシャルを秘めています。Windowsはプラットフォームと呼ばれていますね。

鉄道の駅に例えると、iPadOSはおしゃれな田園調布、NotePCは賑やかな渋谷でしょうか。

OSはソフトウェアシステムの土台です。ですから、一見同じように見えても、iPadとNotePCには根深い違いかあるのだと思います。

iPadOSには翻訳や辞書機能やFaceTimeなどのアプリが組み込まれており、iPadOS上で動くアプリはそれらを前提に作られています。

ルーツを辿ると、

NotePCは卓上コンピューター、iPadは手のひらサイズのスマホ

双方共にコンピューターであることに違いはありませんが、前者はインターネットなど無かった時代に作られた大型電子計算機がパーソナル・コンピューターへと小型化する流れを受け継いで、たどり着いたものです。

後者はその流れから枝分かれして、独立し、手軽なインターネット端末として生まれだものです。間違っていたらごめんなさい。

初代iPadはまさに電話機能のない大きなスマホでした。けれども、今やPCに限りなく近づいたと言われるほどに進化しています。

PCのソフトは大がかり、iPadのアプリは軽くて小さい。

iPadのアプリはネットからダウンロードしてインストールします。小さく安価です。

PCソフトはPC本体の中にプログラム全部を収納するのが基本でした。もちろん、ネットからダウンロードする小さなアプリも登場するようになりましたが、本格的なものは高価で大がかりです。

ただし、プログラミングの能力があれば自分用のソフトを作って動かすことも可能です。高度な専門知識を必要とすることでしょう。私はそこまでの興味と能力はありません。

PCは拡張性が優れており多種多様な周辺機器と連携できる

NotePCであっても大がかりなシステムのエンジンとして活用できます。また、特殊な機材をコントロールすることができるでしょう。

それはiPadには期待できないことです。拡張性がありません。私にはそれで十分です。

iPadはOSから製品まで丸ごとApple製

iPadは何種類かの製品が存在しますが、OSから製品まで、すべてApple社製です。管理が行き届いていると言えば良いでしょうか。

また、他のApple製品との連携が計られており大変便利です。

私はiPadを使う時には2台同時に、そしてiPhoneも加えて連携機能を活用しています。それを可能にしているのがAppleが提供するクラウドサービスのiCloudです。これはAppie製品ならではのことだと思います。

NotePCではない私のiPad

私はiPadにNotePCであることを求めていません。一枚の板状のままで使いたいと思っています。

それは私の身体的条件に合致することですし、コンピューターに私が求めるところのインターネット端末、すなわち、コミュニケーションツールであって、クリエーティブな作業をこなせる機能を今やNotePC以上に十分満たしてくれているからです。

フリック、ペン、音声による入力、綺麗な液晶と質の高いスピーカー

これらはiPadの特徴かと思います。不足を感じるなら、それを補う手立てが手軽に揃います。私にとってはiPadこそパーソナルなコンピューターと言えます。

そんなiPadで何をするのか、何が出来るのか、ことにリタイア後の生活を考えではしばらく前に以下の記事を投稿しました。楽しみにしています。

ここまでです。お付き合いくださり有り難うございました。





















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