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M-HAND Structure

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Web制作会社として約20年の経験で培った知見をベースに、置かれている環境や社内制度、仕組み、制作のプロセスなど、Web制作界隈で働く人たちが興味を持ちそうなテーマに関する記事を…
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#UIデザイン

私は山手。だからM-HAND。ブラックからコロナまで、走り続けた19年とこれから。

【自己紹介】 はじめまして、web制作会社、株式会社エムハンドの代表兼webディレクターをしています。会社の創業は2003年、私は1976年生まれです。簡単にどんな経験をしてきたのかをお話ししたいと思います。 ・・・ 1. 27歳のときに思い切って起業起業するまでの私は、デザインとは無縁の世界で生きていました。 学生時代はラグビー部。大学卒業後は実家の社会福祉法人で事務やバスの運転手をしていました。 そんな私が、パソコン1台と誰でもできるホームページ作成みたいな本を片

「予算配分」から考える、 Web制作会社のビジネスモデル。M-HANDの工数の算出方法。

エムハンドの山手です。 今回はWeb制作会社の「予算配分」について書きます。弊社の予算配分や作業工数の算出の方法などもご紹介したいと思います。Web制作の現場でスケジュール管理してる方や、見積もりを作る方などの参考になればと思います。 今、日本では物価が上がらないデフレの状態が続いていますが、ホームページ制作の費用も同様にデフレになっていると思っています。前回もお話しましたが、Web制作会社では年々、ケアしなければいけないことや、対応しなければならない作業が増えています。こ

「制作フロー」から考える、Web制作会社のビジネスモデル。M-HANDのロジックも全部公開。

1. はじめにWeb制作会社には共通するジレンマがあります。 会社として成長すればするほど依頼案件の難易度が高くなり、人を増やせば増やすほど社内ルールが複雑化していきます。 また現代は、IT関連の技術革新がすさまじい勢いで進み、トレンドが変わるスピードは速く、高度なセキュリティ対策も求められる時代です。年々やるべきことが増え、ハイレベルな対応が必要な時代に、臨機応変にあたることができない会社は取り残されてしまいます。 とはいえ、人的リソースは限られています。 働き方改革や

リモート時代に生き残りをかけたWeb制作会社「M-HAND」のビジョン・ミッション・バリュー

エムハンドの山手です。 今回はエムハンドのビジョン・ミッション・バリューに込めた意図や想いについて書きます。これからビジョン・ミッション・バリューを作成する方や、エムハンドにちょっとだけ興味がある方に参考になればと思います。 ・・・ 1. ビジョン「ビジョン」とは、企業が存在する上で一番コアな考えだと思います。サービス、雇用、社会貢献など全てビジョンとリンクさせる必要があります。 エムハンドのビジョンは創業以来、「共存共栄」です。Webビジネスを通じて共に繁栄できる関係

M-HANDが大切にしてる、Web制作現場での業務改善「問題」と「気づき」の集約。

こんにちは、山手です。 唐突ですが、私が面接で「御社の強みは?」と聞かれたら、「毎月業務がブラッシュアップされ、会社が成長し続けていることです」とお答えします。 毎月多くの案件を走らせているWeb制作会社では、さまざまな問題が生じます。その問題を放置していれば、大きなトラブルや、生産性の低下につながっていきます。そのため弊社では、業務改善のためのブラッシュアップを重視しています。 今回は、Web制作会社における業務改善にフォーカス。業務改善の仕組みが、「品質向上」「生産性

Web制作会社の人材採用について、離職率30%を経て、10年ぶりにアップデートした考え。

会社を立ち上げて19年。これまで数え切れないほどの求職者に会い、リクルート活動を続けてきました。何人採用して、何人辞めていったのか、と数えるのは少し怖いですが、今のスタッフ数は90名です。 人材採用を取り巻く環境として、WEB制作現場のマネージメント層の世代も30代後半から40代、20代とのジェネレーションギャップなどを感じてる方も多くいると思います。 私の経験からいうと、30代後半より上の世代は、量をこなすことでスキルを磨き、質のよいものを生み出すことができた世代ですが