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ことばで、誰かを暖かくしたい。

ことばの「意味」が心に響くときと、ことばの「温もり」が心に響くときがある。

「温もり」が響いたことばは、何度思い出してもこころが暖かくなるものだ。

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留学する前から付き合っていた恋人と、留学中に別れた。

留学前のわたしを知る人がいない中、悲しみを共有できる人がおらず、つらかった。

けれど、勇気を出して、1番仲の良かった台湾出身の友達に、「I broke up with my boyfriend yesterday」とだけ伝えた。

すると彼女は、笑顔で

わたしがいるよ!

と言ってくれた。


その瞬間、悲しかったこころがぽーーっと暖かくなった


異国の地で、異言語での生活は、笑顔でいることしかできない、心の拠り所がない、寂しい毎日だった。
そんな中の悲しい出来事に、さらに寂しさを感じていた。

そんな中、「わたしが一緒にいるよ!」と笑顔で寄り添ってくれたひと言


救われた。

寂しさがなくなった。

自分が勝手に「わたしにはこの子がいる」と思っているんじゃない。
この子が「わたしがいる」って言ってくれたんだ。



本当は英語で言ってくれたけど、詳しい言い方は忘れてしまったけれど。

このことばのおかげで、こころが暖かくなったことは鮮明に覚えてるし、
いまでも思い出すだけでこころが暖かくなる。



「ことば」で影響を与えたい、と思うと、なんか名言みたいなカッコよい言葉ないかなーって思っちゃう。

けど、見栄えは気にする必要なくて。

どんな想いを込めるか、が大事なんだ。



わたしも、ことばで人に寄り添えるようになりたい。
ことばで、誰かを暖かくしたい。笑顔にしたい。




5/14に開催された「ことばの縁日」では、好きなことば・勇気をもらったことばが集まった「ことばの木」が生えていた。

こころが暖かくなることばが、たくさん生えていて、見ていてほっこりした。
まだ展示されているので、ぜひ足を運んでほしい。

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