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「民藝の100年」を観に行った
面白かった。展示されている民藝品はどれも人々の日常の暮らしで使われたものであって、生活の中で研ぎ澄まされた機能美があり全く色褪せない。「この朝鮮箪笥がリビングにあったら楽しいだろうな…」などとさながら雑誌を読んでいるように観ていた。
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展示では柳宗悦と仲間たちがその審美眼で蒐集した民藝品の展示の他に、民藝活動の中心人物として民衆的工芸品の美を広める活動の記録が時系列ごとに展示されている。
良いものを選び蒐集し、メディアを作ったり出たりして良いものを広め、人々の購買意欲を高め需要を生み、民衆に副業として生産させ地域の名産品にさせるところまでのサイクルを全てやる、というのを一人でやってのけている。文化の形成だけでなく市場を新たに生み出しているのだ。
全国各地を旅して民藝品を蒐集しながら民藝の美を広めていく活動を見ていると「インターネットがない中で人々を焚きつけて動かすのは大変だなあ」と思ったりした。いやインターネットがあっても難しいことなのだけど…
本展に興味を持ったきっかけは、塩谷舞さんのnoteを読んだことだった。
半分くらいは「国立近代美術館、ちょっとそれはどうなのよ!」と批判する内容なのだけど、俄然展示に興味を持ってしまった。展示を見に行く前と後で二度面白いので、興味を持った人は是非読んでみて欲しい。
国立近代美術館は竹橋駅が最寄駅なのだけど、ちょっと散歩でもしようかなと東京駅で降りて歩いた。皇居の側道を通って2キロほどで着くコース。今はイチョウが見頃でとてもよかった。
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12月にオープンした皇居外苑前のスタバも建物のデザインが好きで立ち寄りたかったのだけど、びっくりするほど混んでいたので断念した。
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