見出し画像

MUU HOUSE|1年間の運営を終えて

2023年6月から1年間、むらさきさんの運営するコミュニティ「MUU HOUSE」の運営に携わらせていただきました。
その記録として、MUU HOUSEがどんな場所だったかや、私自身が大事にしていたこと、気付きや学びなどを残しておこうと思います。
改めて振り返ると本当にたくさんのことがあり、どうやってまとめるか悩んでいたのですが、7月3日にアフタートークとして運営の裏側をXのスペースでお話しした際の流れをベースに、綴っていこうかなと思います。
少し長くなりますが、読んでいただけると嬉しいです。

MUU HOUSEとは

そもそも、MUU HOUSEとは何なのか?
むらさきさんのnoteからお言葉をお借りすると、

シェアハウスをコンセプトに、資料デザインの経験を積みながら、みんなの居場所のようなコミュニティになったら、という気持ちで名づけました。
それぞれのメンバーさんが自立し、自由に、楽しく活動できるように、
丸1年間 私と管理人のにーにさんで運営してきたコミュニティです。

むらさきさん note 【御礼】MUUHOUSEサービス終了しました

掲げているスローガンは、「Free & Independent」自由に、自ら一歩一歩進んでいくメンバーによるシェアハウス。それがMUU HOUSEです。
ちなみに、シェアハウスをコンセプトにしているので、むらさきさんが家主、私が管理人という位置付けで運営していました。

メンバーさんも、働き方は会社員からフリーランスまで多種多様、お仕事内容はもちろんのこと、デザイン経験も人それぞれでした。
そして、なによりみんな本当に、いい人でした。具体的に?と聞かれると、その答えはキリがないのですが、温かくて思いやりがあって信頼できて、みんながみんなを尊重しあっていて…。そんな最高のメンバーに恵まれていました。
そして、後にも触れますが、各々が独立「Independent」していることが印象的だったなと思います。

具体的にどんなことをしていたかというと、むらさきさんのお仕事の軸である「資料デザイン」がベースにあり、

  • 資料に関するワークのお部屋

  • みんなで一緒に作業をするもくもく部屋

  • むらさきさんからのナレシェアブログのお部屋

  • 質問できるお部屋

など、たくさんのコンテンツがありました。お部屋というコンセプトなのも素敵です。
他にも、不定期でオンラインのイベントやオフ会、月初めに開催の前月振り返りと近況の報告会、Slackでのコミュニケーションなども自由に行われており、名前の通りシェアハウスのような空間でした。

せっかくなので、私が取り組んだワークを少し公開しておきます!

MUU HOUSE ワーク①
MUU HOUSE ワーク②

管理人になったきっかけ

私がどんな経緯でMUU HOUSEの管理人になったか?それは、むらさきさんからのお声がけでした。
当時、すでに一緒に資料デザインのお仕事をさせていただいていたのですが、「資料デザインを軸にしたコミュニティを立ち上げようと考えているが、一人だと不安なので一緒に手伝ってほしい」とお誘いいただき、即答でOKと返事をしました。
それが2023年6月の初旬で、7月1日からMUU HOUSEがスタートしているので、私にお声をかけていただいたときには、もうほぼ内容なども固まっていたのだと思います。

これはむらさきさんご本人にもお伝えしているのですが、返事をしたときは特にコミュニティ運営をやりたかった!というわけでもなく、ましてや1年間も長く続くと想定もしていませんでした。
むしろ、むらさきさんからのお声がけだから承諾した、という感じでした。

余談ですが、私がフリーランスとしての仕事の軸に資料デザインを据えることができたきっかけもむらさきさんなので、私の今のキャリアのきっかけを作ってくださっているのがむらさきさんだと言っても過言ではありません!(いつも本当にありがとうございます。)

具体的に私の取り組んだこと

そんなMUU HOUSEで私が実際に取り組んでいたことも、少しまとめておきます。

  • もくもく部屋の管理
    週2回開催されるもくもく部屋ですが、家主のむらさきさんの不在時には、私がもくもく部屋を担当することもありました。
    もちろん作業に集中することもあるのですが、ほとんどは来てくださったメンバーさんの近況を聞いたり、相談があれば話したり、といった有意義な時間を過ごせていたなと思います。
    私自身が、メンバーさんのお話を聞いてエネルギーをもらえたりすることも多く、毎週楽しみにしている時間でした。

  • ワークの作成
    毎月1回、計6〜8枚のワークを用意していたのですが、2024年3月から6月までの4つの課題を制作しました。
    デザインする前のテキストだけの状態を作成するのですが、例えばサービス紹介資料であれば、何の情報が必要で、どんな構成が適しているか、などから考えることも必要だったため、テキストだけとはいえ、作りごたえがありました。
    意識していたことは、①資料の種類や要件定義がなるべく過去の課題と重複しないようすること②頻出するパターン(例えば、フロー図や料金表など)を経験できるようにすること、などです。

  • ワークショップの開催
    そのワークを使って、どのように制作していくと良いかを、画面を共有しながら話すワークショップも開催していました。要件定義からデザインの方向性を決めるときに行うこと、基本となるTips、気を付けるポイントなどを交え、1回だいたい1時間くらいで話すようにしていました。
    人に教える中で、改めて自分の中で初心に帰ることができたり、新しい気づきがあったりもして、私に取っても良い学びの機会にもなっていました。
    そして、これは意識していなかったことなのですが、嬉しいことに「にーにさんの説明はとても聞きやすい」「すっと入ってくる」「アーカイブはダウンロードして、普段からMUU HOUSEの雰囲気を味わいたくて流している」などの声をいただけていて、私の自信にもつながりました。

  • その他、MUU HOUSEのあれこれ
    決して忘れてはならないのは、むらさきさんとの話し合い。これが最も大切だったな〜と今になって感じます。定期的に時間を設けて、運営に関するあれこれを壁打ち形式で話していました。少人数のコミュニティとはいえ、みんなが独立して前に進んでいるからこそ、スタートと同じ環境を提供するのでは不十分。むらさきさんの、「もっとみんなに居心地のよさを届けたい」という想いの強さが本当に印象的で、私もいつも気持ちが引き締まったことを覚えています。
    その他、毎月のイベントカレンダーの作成や、むらさきさんと協力してのイベント準備や当日運営、あとは定期的に開催していたオフ会のお店の手配なども行なっていました。

では、ここからは、順番にアフタートークのテーマに沿って書いていこうと思います。

運営する上で一番こだわっていたこと

それは、「居心地の良さ」でした。
MUU HOUSEでは、メンバーさんによってその時の状況は異なります。メンバーさんは、入居のタイミングでMUU HOUSEに入った目的を言語化しているのですが、それを見ていても全く同じ目的を持っている人はおらず、むしろみんな違うのが当たり前でした。
なので、そんなメンバーさんが、どんなフェーズにいても居心地よく安心して過ごせるということに、一番こだわっていたと思います。
居心地の良さは人それぞれだとは思いますが、例えば、Xではポストできないような相談ごとや、まだ整理はできていないけどモヤっとすることなど、なんでも自由に吐き出せる環境が大切だと考えていたため、私自身が進んで赤裸々にいろいろ話をしていました。というより、みんなに聞いて欲しくて、自然とSlackにたくさん書き込んでいた、とも言えます(笑)

1年間での気付きや学びになったこと

数えきれないほど、あります。
資料デザイン面では、ワークに取り組んだり、むらさきさんからフィードバックをもらったり、メンバーさんのワークを見たり、といろんな場面で多くの学びがありました。
他には、ワークの作成やワークショップからの学びもありますが、最も発見だったことは、「一緒に頑張る仲間が大事」だということに尽きます。

ここで少し、自分の実体験と絡めてお話するのですが...。
会社員時代に、副業でブログを始めたことがありました。何かを継続することは得意なので、粘り強くできるだろう〜とたかを括っていたのですが、あえなく挫折。ブログで成功している方は、「長く続けるためには誰か一緒に頑張れる人がいるといい」とおっしゃっていたのですが、そこを軽視して一人でできると思い込んでいました。

でも、今思えば、誰かと一緒なら頑張れたんじゃないかな〜と。この1年は、MUU HOUSEで一緒に頑張るメンバーがいたので、心が折れそうなときにも支えてもらうことで乗り越えてこられたなと実感しています。
一緒に頑張る仲間、大事です!

私にとってのMUU HOUSE

運営として関わってはいましたが、私にとっての居場所にもなっていたと思います。その理由は、アフタートークでの会話で明白になりました。それは、「Free & Independent」という、MUU HOUSEのスローガンにありました。

おそらく、コミュニティが「自由で独立」というコンセプトを掲げることって、あまりないのでは?と思っています。それよりは、同じターゲットに向かって一緒に達成するために一丸となって頑張ろう!という姿勢で、「自由で独立」とはどちらかというと相反する「つながり」や「共同」を軸にしていることが多い気がします。

MUU HOUSEは、メンバー各々の状況は人それぞれで、独立しています。それでも、自分が今どういう状況でどうなりたいか、などを常に考え、一緒に前に進む同士としての関係性があります。
私にとってはその関係性が本当にベストで、だからこそMUU HOUSEが最高の居場所になったのではないか、と考えています。多分メンバーさんにとっても、そうだったんじゃないかな〜なんて。

最後に

かなり長くなってしまいましたが、最後に、むらさきさんをはじめ、1年間MUU HOUSEで一緒に過ごしたメンバーさんに感謝の気持ちを伝えさせてください。
私にとって、MUU HOUSEの運営に関わり、メンバーさんと出会えたことはかけがえのない出来事でした。途中で入居されたメンバーさんもいるのですが、そんなことを感じさせないくらい、この1年で深い関係になることができました。
そして、6月末に最後のイベントとして卒業パーティーを開催したのですが、そこでメンバーさん一人一人のことを考えていて、いかに自分がみんなに支えられていたかがよく分かりました。メンバーさんから、家主のむらさきさん、管理人のにーにさんへ、と長文の愛のこもったメッセージをいただいてしまい、もう大号泣。あれは本当に宝物です。
最初にも触れましたが、まさか自分のキャリアの中でMUU HOUSEの存在がここまで大きな割合を占めるとは思ってもいませんでしたが、こんなにも大切な経験ができたことは、メンバーさん、そしてむらさきさんがいてこそなので、心の底から感謝をしています。

卒業パーティー|集合写真
メンバーさんからのメッセージ(表紙)

MUU HOUSEは一旦6月末で改修工事期間に入りますが、すでにむらさきさんからの告知にもあると通り、少し形を変えてリニューアルオープンを予定しています。もちろん、私はそこでも運営として携わります。
どんな形で運営していくか、すでにむらさきさんと構想を練っているところで、この1年の経験はもちろん、その中で発見のあった自分強みなんかも活かしていけたら、なんて思っています。

かなり長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

MUU HOUSEについては、以下のむらさきさんのnoteでも詳しく語られています!私以上に、MUU HOUSEに対する熱い思いを感じられますので、ぜひ読んでいただきたいです!
【御礼】MUUHOUSEサービス終了しました


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?