若ハゲを克服する方法を長期的な視点でお伝えします。 ~もう一度23歳の若ハゲ時代に戻ったら、どのような対策をするか~
23歳からAGA治療を開始し、半年で髪が増えました。
そこから9年毛量をキープしています。
自分の写真はこちらです。
治療前、23歳の写真(2010年9月18日)
半年後の写真(2011年2月26日 23歳)
直近の写真(2019年6月27日 31歳)
はっきり言って、自分はAGA治療の成功例だとは思います。
ポイントとしては、ただ髪を増やしただけではなくその毛量を長年維持できていることです。
真面目にAGA治療に取り組んできたからこそ今の毛量があると思いますし、だからこそ伝えられることがあります。
そこで今回は、今自分がもう一度23歳のあの若ハゲ時代に戻ったら、どのような対策をするかについて書きます。
若くして髪に悩んでいる方が「これから何をすればいいか」がはっきりわかるはずです。
ほとんどの方がAGA治療を「短期的」に捉えていると思いますので、そのイメージを変えられた嬉しいです。
今、AGA治療を語る〜おそらくあなたは理解していません。〜
9年まじめにAGA治療をしてきて、ようやくAGA治療とは何かがわかってきました。
ぜひ、ここだけでも集中して読んでほしいです。
AGA治療の理想は、
1.薬で髪を増やす
2.日常生活を改善
3.薬を減らしながら増えた毛量をキープする
という形です。
結局のところAGA治療は「増えた髪を維持できる最少の薬の量を探す作業」です。
「薬で髪が増えた!やった成功した!」と言っている人は、アマチュア中のアマチュアです。
治療薬を飲めば増えるのは普通。AGA治療は、髪が増えてからが長いんです。
増えた髪を、いかに少量の薬でキープしていくかがAGA治療なのです。
それができれば、経済的負担も、体への負担や副作用リスクも下げながら髪を維持できます。
薬に耐性ができて、途中から効かなくなることもありません。
毎日フィナステリド1.0mg飲んで髪が増えた人は、実は0.5mgでも毛量を維持できるかもしれません。
0.5mgで髪を維持できる人は、毎日1.0mg飲む必要はないのです。
0.4mgでは維持できないけど、0.5mgなら維持できる。という自分の体のポイントを見つけるのです。
2日に1回とか、3日に1回飲めば維持できるようになれば、より進歩なのです。
そして、年齢を重ね自分の体が変わっていくにつれ、毛量を維持できる薬の量も変わっていきます。
それをまた追い求めるのです。
AGA治療に終わりはありません。
あなたが若ハゲを克服したいのであれば、AGA治療は20年、30年という長期的プランで考える必要があります。
ここがわかっていないと、一時的に髪が増えても、結局長い目で見れば失敗します。
それでは、若ハゲを克服する方法を書いていきます。
方法① 抜け毛の原因が「AGA」かどうかを知る。
残念ながら、AGAじゃないにも関わらずAGA治療薬を輸入して飲んでいる人は大勢います。
熱がないのに解熱剤を飲み続けているようなものです。
笑い話のようですが、もう定番の失敗例です。
AGAの専門治療薬「フィナステリド」・「デュタステリド」は、当然AGAを原因とする抜け毛にのみ効果があります。
ですので、まずは自分がAGAかどうかを知った上でAGA治療薬を飲む必要があります。
そんなの当たり前!と思うかもしれませんが、ここを省略して多くの人が失敗しています。
AGAかどうかを知るには、無料カウンセリングを利用しよう。
では、自分がAGAかどうかを知るには、どうしたらいいのでしょう?
ずばりAGAクリニックの「無料カウンセリング」を利用しましょう。
なぜなら無料だからです。
専門医が実際に頭皮をみてAGAかどうかを診察してくれます。
その際、頭皮の状況も教えてくれますので、皮膚炎等がないかをはっきり聞くことをオススメします。
その後、AGAクリニックに通うかどうかはまた別の話です。
通うにしろ個人輸入するにしろ、とにかくまず自分がAGAかどうかを知らないことには、何も対策がスタートできません。
ここは、断じて怠ってはいけません。
AGAじゃない方が厄介
なお、やっかいなのは抜け毛の原因がAGAではない場合です。
といっても多くはAGAを兼ねているので「AGAかつ脂漏性皮膚炎」のような場合が多いです。
脂漏性皮膚炎は、自分ではほとんど気づかないので恐ろしいですね。
AGALINE相談をやっていると、フィンペシアとかプロペシアを飲んでも抜け毛が減らない人の多くはこのパターンです。
つまり、AGAに対応する薬を飲んでも、頭皮環境が乱れているから、大した結果が出ないのです。
その場合は、シャンプーを見直す等、頭皮環境を整える対策が真っ先に必要となります。
方法② フィナステリドorデュタステリドを服用する
若くしてAGAだと判断された場合、これはもうAGA治療薬を飲む必要があります。
医者にAGAと診断されたのだから、AGA専門治療薬を飲むのは自然です。
なんとなく治療薬を飲み始めるのとは、気持ちの面でも全く違うと思います。
そしてご存知のとおり、AGA専門の治療薬は「フィナステリド」と「デュタステリド」の2種類です。プロペシアやフィンペシアはフィナステリドを含有する商品名で、ザガーロはデュタステリドを含有する商品名です。
ちなみに、薬に頼らず髪を増やそうなどと考えない方がいいです。
AGAは進行性ですので、薬に頼らないのはまず不可能ですし、AGAなのにAGA治療薬を飲まない方が不自然です。
まずは薬でババっと毛量を増やしてから、ゆっくり薬を減らしていきましょう。
フィナステリドやデュタステリドの副作用は恐れるな
AGA治療を失敗する人の典型例が、AGA治療薬の副作用に過度に敏感な方です。
副作用が怖いのは、はっきり言って正しい知識がないからです。
断言しますが、フィナステリドやデュタステリドの副作用は全く怖くありません。
AGA治療で副作用が怖いのはミノキシジルの内服薬のみです。まったくレベル感が違います。
フィナステリドを飲んで「精子が減った」とか「性欲が低下した」と声高らかに嘆いている人は、治療に向いていない人です。
自分にも、時には勃起力が弱いときなどありますが、大抵お酒のせいとか、相手の女性との相性だったり、雰囲気だったりで変わります。
そういうのを「これは薬のせいだ!Tweet!拡散!!」となるタイプの人は、AGA治療に向いていません。
下半身はメンタルが大きく影響しますので、気にしすぎる人は(メンタルの影響で)もう勃ちませんよね笑。
伝わるかな〜(^^;)。
副作用が出やすい人とは?
実は、フィナステリドの副作用は「かなり精神的な面に左右される」というのがわかっています。
その証拠にプラセボ(ダミーの薬)を飲んだ人にも、勃起力低下や性欲低下の副作用が出ることがあります。
過度に副作用を意識してしまう人ほど、副作用が出やすいのです。
考えてみてください。
勃起力、性欲・・・そもそもがめちゃくちゃメンタルに影響を受けるものないでしょうか?
緊張したら勃ちが弱いとか、お酒をちょっと飲んだだけで勃たないとか、初めての相手だと勃たないとか、もっと言えば大勢に見られていたら勃たないでしょ?
もともと体の状態ではない部分に影響を受けるものなのに「あ、勃ちが悪い!薬の副作用のせいだ!!」と考えてしまう方は、完全に副作用のトリコです。
薬の副作用なのかどうか自体が、本来、極めてわかりにくいはずなのです。
AGA治療は長期戦。いかに長期に渡って薬と上手に付き合っていくかが勝負なのです。
薬は一長一短。その薬と結婚するのがAGA治療です。
離婚せず、ずっと円満にお付き合いするには、薬のことを正確に理解する必要があります。
薬は検査に基づいて処方されるもの。
結局のところ、薬と長く上手に付き合っていくためには、個人輸入して自己流で飲むのはおすすめしません。
薬は、適正な検査に基づいて医者に処方されるのが当たり前です。
AGAクリニックで、医者の管理下のもと薬を服用するのが絶対におすすめです。
特に、副作用が怖い怖い!と言う人ほど自己流で飲むから気が知れません。
個人輸入するな!とは言いませんが、せめてクリニックで血液検査を受けて、自分にあった量を知ってから輸入すべきです。
自分に合っているかわからない薬を、自分で決めた量飲むって相当怖いですし、10年単位で継続できる人なんてほとんどいません。
また、どうしても個人輸入したい場合は、絶対に少なめの量を服用するべきです。
フィナステリドなら1日1mg以下、デュタステリドなら1日0.5mg以下にしましょう。
それ以上は絶対にやめた方がいいです。薬を自己判断で飲むこと自体、本来おかしいので。
フィナステリドとデュタステリドどっちを飲むべきか?
フィナステリドとデュタステリド、どっちを飲むべきでしょうか?とよく聞かれますが、
ズバリ答えると、Dクリニック(ヘアメディカル)で実施している「遺伝子検査」ではっきりとわかります。
どっちの薬が自分に合っているかが数値としてはっきりわかるのです。
結局のところ、AGA治療を自己流でスタートするより、最初の段階でお医者さんの力を借りることで、成功率や効率性を大きくアップできるのです。
何事も最初が肝心です。自分の体をはっきり理解してから、途中から個人輸入に切り替えるのならまだ賛成できますが、何も知らない状態で個人輸入するのはおすすめできません。
なお、遺伝子検査は15,000円程度でできますが、検査をしない方はまずはフィナステリドを飲み、万が一納得のいく効果が出なかった場合にデュタステリドに変えればいいと思います。
方法③ ミノキシジル内服薬を服用する
ミノキシジルは新しい髪を生やす薬です。
AGA専門治療薬ではないので、AGAじゃない人にも効果がありますし、女性でも服用可能です。
ミノキシジルの服用すべき人は、現在の毛量に満足がいかない人です。
つまり、もっと毛量が欲しいという人はミノキシジルを飲むべきです。
現在のAGA治療は、ミノキで毛量を増やして、フィナ・デュタでキープするのが定石です。
ミノキシジルは「アクセル」の役割、フィナステリドやデュタステリドは「ブレーキ」の役割とも言われます。
毛量が増えて満足いったら、薬の量や頻度を減らしていくのはフィナステリドやデュタステリドと同じです。
毛量が増えたらミノキシジルはいらない?
上級編ですが「毛量が満足いくまで増えているのに、なぜまだミノキシジルを飲んでいるんですか?」とたまに聞かれます。
素晴らしい質問です。
ズバリ答えは「ミノキシジルで発毛してようやく毛量を維持している」からです。
ミノキシジルで新しい髪を生やし、デュタステリドで抜け毛を減らしてようやく、毛量が維持できている状態なのです。
もちろん、ミノキシジルの服用量は少しずつ減らしていて、今後0にするのが目標です。
ですが、いきなりミノキシジル0でやってみよう!という話ではなく、少しずつ減らして、毛量が減らないかをチェックしているのです。
この作業こそが、自分の毛量を維持できる最少の服用量を探す作業です。
ミノキシジルを自己流で飲むのはダメ
ミノキシジルは、副作用に注意です。
フィナステリドやデュタステリドの副作用リスクとは、全く次元が違います。
ミノキシジルの副作用は
1.体毛の増加
2.初期脱毛
3.むくみ
4.動悸
5.不整脈
ですが、①、②はかなりの確率で起こります。
そして怖いのは④動悸や⑤不整脈です。
これが起きてしまうと、一旦ミノキシジルをやめざるを得ません。
ミノキはAGA治療の中で、唯一副作用が怖い薬だということを肝に銘じ、医者の管理下のもと服用すべきです。
初期脱毛は地獄?
動機や不整脈は確かに怖いけど、現実的に怖いのがまず「初期脱毛」だと思います。
確かに、毛量を増やしたいのにスタート時点で髪が抜けるって最悪です。
ただし、初期脱毛が怖くて治療に踏み切れないのはもったいないです。
なぜならまず第一に、初期脱毛は起きるかどうかわかりません(僕は一切感じませんでした)。
それに、初期脱毛は今のヘアサイクルをリセットして、新しいヘアサイクルに移行しているサインでもあります。
要は「薬が効いている」サインでもあるのです。
喜ぶべし!と言っても喜べないとは思いますが、今後発毛するサインだと思ってグッと我慢してください。
方法④ ミノキシジル外用薬(発毛剤)を使う
ミノキシジルは、飲んでもよし塗ってもよしの薬です。
7:3の割合で、飲む方が効果があります(医者の言葉を借りています)。
ただし、塗るミノキシジル(発毛剤)には副作用リスクがないので、現在の毛量に満足いっていない人は積極的に活用しましょう。
リスクはありませんので、AGAクリニックで処方されなくてもいいと思います。
市販では、リアップシリーズ、メディカルミノキ5、リグロex5の3種類がありますが、どれもミノキシジル濃度は5%ですので、大差はありません。
自分が9年間塗り続けている発毛剤は4%なので、5%は濃度としても問題ありません。
育毛剤は論外
わざわざ書くまでもありませんが、育毛剤と発毛剤は全く違います。
育毛剤にはミノキシジルが含まれていませんので「発毛効果」はありません。
つまり育毛剤で新しい髪は生えません。
単なる気安め。高いお金を払って育毛剤を買っている人は、メーカーのカモで、完全なる情報弱者です。
ごめんね。
方法⑤ 日常生活を改善
繰り返しになりますが、AGA治療の理想の形は、
1.薬で髪を増やす
2.日常生活を改善
3.薬を減らしながら髪をキープする
という形です。
より少ない薬の量で髪を維持するためには「日常生活の管理」が重要となってきます。
結局のところ、AGA治療が最終的に行き着くところは、日常生活だと思っています。
なんせ、AGA治療薬をやめたら基本的に生えた髪は再び抜けるのですから、薬とは上手に付き合っていく必要があります。
薬と上手に付き合っていくためには、日常生活で髪が抜ける原因を無くし、できる限り少量の薬にしていく必要があるのです。
食事・睡眠・ストレス・シャンプーの管理が最重要
食事、睡眠、ストレスは、もろに抜け毛に影響します。
また、毎日のシャンプーで頭皮環境を整えることも重要です。
逆に言えば、これらがパーフェクトに管理できていれば、より少ないAGA治療薬で髪が維持できるわけです。
バランスよく食べること、しっかり眠ること、ストレスを減らすこと、頭皮を清潔に保つことで、できるだけ薬に頼らなずに増えた髪をキープしていくことが重要です。
AGA治療にずっと付き合ってくれるクリニックは少ない
最後にもう一度。AGA治療とはなんだったでしょうか?
AGA治療は「髪を維持できる最少の薬の量を探す作業」です。
若ハゲを前提とすると、この作業はだいたい30年〜40年ほどずっと続くわけです。
医者に頼らず、自己流で30年できるでしょうか?途中まで成功しても、途中から歯車が狂うのは目に見えています。
薬を飲み続けるというのは意外と怖いからです。体の異変全てが、薬のせいに思えてくるものです。
この長期にわたるAGA治療に、ずっとずっと付き合ってくれるクリニックを選ばなければAGA治療の成功はありません。
そのクリニックの1つが、自分が通っている「Dクリニック(ヘアメディカル)」です。
多くのクリニックでは1年契約をして1年後にはバイバイさよなら!というプランがほとんどです。1年で増えた髪は、その後あっという間になくなります。
長期的に、ずっと付き合ってくれるクリニックは本当に少ないので、クリニック選びには十分に注意してください。
なお、自分の場合、髪を増やした最初の1年は月31,000円かかりましたが、そこから半額になり、今では月1万円を切っています。
今は105日に1回だけクリニックに行き、薬の濃度と量、飲む頻度を専門医と相談しています。
まとめ〜若ハゲを克服する方法〜
以上、ハゲた人生を送るのが嫌な方は、ぜひなんども読み返してみてくださいね。
改めてまとめます。
1.抜け毛の原因が「AGA」なのか知る
2.フィナステリドorデュタステリドを内服する
3.毛量が足りないならミノキシジルを内服する
4.ミノキシジル外用薬は積極的に活用する
5.日常生活から健康な体と頭皮を作ることで、薬の量を減らしていく
まあ、方法自体はズバリ王道ですね。
特別なことは書いていません。僕も一切やってません。
それ以上に「AGA治療とは髪を増やすことではなく、増えた毛量を長期にわたって維持すること」だという意識を持っていただけたなら幸いです。
検査に基づいてちゃんと薬を飲めば、髪を増やすことは意外と簡単です。
そこから長いのがAGA治療です。
このnoteを読んで、若ハゲに悩む方が髪のある人生を送ることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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