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Tour de Taiwan(UCI2.1) St.3

レース情報

距離 154km 順位 72位 総合 71位

レースレポート

今日は1級山岳を中盤にクリアし、下ったあと2級山岳含むアップダウンをこえてゴールするコース。

中盤の1級山岳を耐えればチャンスがあるコースだ。
そして、もし攻撃が激しければ総合も大きく動く可能性もある。

キナンとしては、中盤の1級を無難にこなし、後半の攻撃に備える。
また、僕が生き残ればサポートしてもらう。

メーターチェック✔️

スタート直後からアタック合戦が続く。
登りの前に抜け出したい選手が多いからか、少し抜け出した逃げにジョインしたい動きが多い。

僕も6~8人くらいの逃げができるのであれば乗って前待ちをしたいので、前方で動く。
可能性がある時は自分も乗っていく。

しばらく続いたアタック合戦は4名の逃げを許し落ち着く。
集団はリーダーチームのJCLがコントロール。
かなりペースダウンし、しばらくまったりムード。

今日はスタートまで長かった、、、

この間にトイレや補給を済ませる。
1級山岳を前に位置取り争いが激しくなる。
うまく、前方にトマ、ライアン、僕で位置取る。

そのまま登りに突入。
ズルズル下がりながらも耐える。
まだ、体を絞りきれていない体は重く感じる。

残り2km、最後尾で粘るも遅れ始める。
ただ、この後下りがテクニカルで長いため、自分の技量なら追い付けると判断し、無理しない。

後ろに10人ほどのパックができているのを確認し、集団から遅れる。
そのパックに吸収され、頂上を通過。

下りは先頭に出て攻める。
自信通り、パックから3名ほどで抜け出すも、前は見えない。
登りで前に入られたチームカーを数台パスする。

無線チェック✔️

下りの途中にもう一度1kmほど登る。
そこに差し掛かり、坦々と登っていると、下りで千切ったパックが追い付いてきた。
登りきり、また下って少し平坦区間に出る。

パックの人数は16人ほど。
いける。
追い付ける。

そして、補給所で前とのタイム差が1分と告げられる。
数台チームカーの隊列があるのが見える距離だ。

しかし、ここで誤算があった。
このパックの内、死に物狂いで着いてきて、足が完全にない選手が数名。
前に追い付けるのに、諦めている選手が数名。

この少しだけど不文律な選手がいるだけで、ローテーションが乱れるし、止まる。
こういった選手のために引く必要がないからだ。
極論、チームメイトの総合エースが残っていれば、僕らは要らない存在でもある。

3名含んでいたチームがかなり追い付きたいからか、猛プッシュをかけ、チームカーの隊列に追い付いた。
が、チームカーの隊列の間にコミッセールが入り、突然チームカーを端に寄せ、止めだした。

危うく皆、突っ込みそうになる。
コミッセールは隊列を使って、僕らが集団に戻るのを阻止したようだ。
かなり厳しい。

そのトラブルの間に6名ほどが抜け出し、前を追っていった。
足のない、追う気もないメンバーに取り残され、実質僕のレースは終わる。

まだ、見えそうだったので、一緒のグループにいた広島の阿曽さんとまだ踏める選手1名と3人で抜け出し、追いかける。

だが、なぜか足のないはずの後ろのメンバーが僕らが抜けると追いかけてくる。
アホかと、笑笑

意味もないし、追い付かない可能性の方が高いので、諦めてグルペットを形成する。
無駄足を使い続けるのではなく、明日、明後日とレースは続くので休める。

ゴール後のコーラが一番染みる

そこからは、坦々と皆でペースで回しゴール。

明らかに登れていない。
JCLのレイモンド選手や、愛三の岡本選手は集団に戻り、スプリントしている。
僕はそこで戦わなければいけない。

明日はクイーンステージで、僕の出番は登り入り口までだが、最終日はチャンスがある。
ラストチャンスをものにしたい。

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