見出し画像

富士山サイクルロードレース 決勝!

レース情報

距離 54km 順位 9位

レースレポート

スタート前から天候が悪くなっていき、最後は雨が降ることが予想された。
キナンとしては、天気が悪くなること、各チームフルメンバーが揃っていないことからレースをコントロールするチームは現れないと予想。
なので、キナンにとってもおいしい厳しい展開にし、少人数でのゴール勝負を狙う。

案の定、スタートから様々なチームがアタックを繰り返し、どのチームも後手を踏まないように乗せようとするため、なかなか決まらない。
消耗戦にしたいため、元喜さんと泰史が攻撃に動いてもらう。

僕は、常に前方に位置取り、有力な決まりそうな逃げに乗り遅れないように、待機する。

次第に、天気予報通り雨が降り出し、コーナー速度が落ち、よりダッシュが何度もかかるようになる。
集団にも疲労の色が見え始め、コーナーの立ち上がりで集団が割れることが増える。

これは、タイミングを間違わなければ簡単に逃げが決まるぞと思い、さらに前に位置取る。
すると、児島選手がコーナー立ち上がりでペースを上げたところ、後ろが3つに割れている。
踏み時だと判断し、自分もローテに混ざりながら「GO!GO!」と、叫ぶ。
同じく、2人乗せたBS勢も同じく叫びながら、ペースを上げる。

抜け出したタイミング

4人で抜けだしたが、すぐ後ろに7人の追走があり合流。
先頭が11人になった。
ほぼ有力チームが全て乗ったのと、メンバーが良すぎて、集団も止まる。

前では、何名かローテを嫌っていたが、確実に決めたかったのと、寒さ対策で踏んだ方が良いと判断し、積極的に先頭を引く。

BS勢と他数名が同じく回ってくれたので、良いペースを刻む。
前半は実質、6人ほどで回しているが、集団とはどんどんタイム差が広がっていることと、集団を引けるチームがいたとしても、各チーム4人以下がほとんどの状況で、コントロールできないと判断し、この逃げが勝ち逃げと確信する。

ここで、誤算なのが、寒さだ。
雨は予想より、強く、冷たい。
雨予報だったので、スタート前にホットオイルを塗ったのだが、寒い。

動かしていない腕はもちろん、動き続けている足も冷え始める。
何度も手を振ったり、わざと高ケイデンスで足を回し温めようとするも、抵抗むなしく冷えていく一方。

顔は冷えすぎて、動かなくなり始め、呂律が回らない。
途中、入部選手と話す場面もあったが、お互い何を言っているかわからないwww

ラスト4周を切るころ、目の周りが少しチカチカし始め、本当に危険を感じた。
残りわずかとより一層、集中するも、コーナーのたびに変速ミスや、安全に走ることにしか意識を回せない。

指の怪我もあり、うまく握り込めない、、、

ラスト2周を切り、ゴールに向けた攻撃が始まる。
「なんでこいつらこんな足動くねん、怒」と思いながらも食らいつく。笑笑

ラスト1周。
唯一2名を乗せたBSの攻撃を自らしのいだ、横塚選手が強烈なアタック。
誰も反応できず、けん制が入ってしまう。
僕も、ラスト2周辺りから、一番後ろに潜んでいる入部選手が気になって、下手に動けない。

このあたりには、正直寒さのせいもあり、頭の回転も悪い。
普段なら絶対しない、最終コーナーでの位置取りも失敗。
そして、立ち上がり踏み上げると足が固まりすぎて、全く力が入らない。

結果、そのまま少し千切られて、9位。
チームに任せてもらって、自分のチャンスでもあったレースで申し訳ない結果に。

雨の中、たくさんの応援ありがとうございました。
また、レース後、ピットに来てくださったファンの皆様とあまり交流できず、申し訳ありませんでした。

年々寒さに弱くなっている気がする、、、
ホットオイルも塗って、対策したが、足りていなかった。
まだ、少し寒い時期が続くので、対策を早急に考えていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?