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Tour of Japan(UCI2.2) St.2

レース情報

 距離 103.6km 順位 25位 総合 36位
出場メンバー
 トマ・ルバ、レイモンド・クレダー
 ライアン・カバナ、ドリュー・モレ
 孫崎大樹、宮崎泰史

レースレポート

今日からロードレースのスタート。
このステージは道も細く、テクニカル。
サバイバルな展開になりやすい。

また、少数の逃げができやすい。

なので、キナンとしては危険回避のためにも前々での展開はもちろんだが、逃げに乗っていきたい。

今年もJCLに強力なスプリンターがいるので、昨年同様にコントロールする可能性がある。
そのため、レイモンドは集団スプリントに備え、あまり動かない。

僕はレイモンドがいるので、暴れる覚悟だ。
逃げて、山岳賞やステージ勝利を狙っていく。

前日にしっかり降ってくれたおかげか、予報がずれて朝から晴れ間が見えはじめていた。
が、路面が所々濡れていたり、砂利が出ていると、大会オーガナイザーから注意された。

危険箇所含め、最終打ち合わせ

今日はニュートラルが長いこともあり、前に並ばず、自分のペースで並びに行く。
ニュートラルスタート後、一気に先頭まで上がっていく。

JCLが予想通り、コントロールする意思を見せるかのように、先頭に集まっていた。

リアルスタート直後、数名抜け出した途端に、JCLが蓋の動き。

「これは無理やりでも早めに抜け出せば行かせてくれる。」

と、判断し、横から力で無理やり上がって踏んでいく。
数名連れてきてしまい、集団が繋がる。

JCLが先頭で逃げの選別

さすがにJCLも5人以下くらいの逃げに抑えたい模様。

その後、カウンターでトマさん含む4名ほど抜け出すが、まだまだ逃げに乗せたいチームが多く、すんなり決まらない。

登りに入り、道が狭くなるため、JCLの蓋がしやすくなる。
ここを狙いアタック。

4名で抜け出すことに成功する。

が、僕はしっかり踏むが、他の選手があまり踏めていない。
ここは踏めば確実にJCLを中心に行かせてくれるパターン。
踏みたいが協調が取れない。

結果、KOM前に捕まる。
僕は下がりながら、下りに入る。

下りでライアンが1人抜け出したみたいだ。
僕は知らずに、下りきって集団が緩んだタイミングでアタックをしようとする。

トマさんやJCLの大喜さんや小石さんに叫ばれて辞める。笑

登り返しのタイミングでブリッツェン、シマノ、ルージャイの3名の追走が出る。
追い付けば良いメンバーの逃げになるので、僕もJCLと一緒に蓋の動きをする。

何度か、ブリッジレーンを中心に追走の動きがあったものの、全て潰し、集団は落ち着く。

すぐに総合リーダーチームのアスタナもコントロールに加わり、2チームによるコントロールが始まった。

そこからは登り口に向けて、僕、トマさん中心に毎回前で入れるように位置取りを行い、消化していく。

ラスト2周の登りを越え、下りに入ったタイミングで先頭付近で落車が発生。
トマさんの目の前で起き、避けきれずにトマさんが落車。

一瞬、止まって、トマさんのヘルプに回ろうか考えるが、ドリュー、泰史のサポートを優先させた。

この落車により、1度集団が割れるも、まとまる。
この際、レイモンドが後ろに位置していたようで、レイモンドが見当たらなかった。

ラストラップで逃げは捕まるので、レイモンドのスプリントを狙いたいが、総合を狙える2人のサポートを優先し、レイモンドは自力で上がってきてもらうのを願う。

ラスト1周。
ドリュー、泰史を引き連れ、先頭付近で登りに入る。

ラスト1周、2人を引き連れて前へ

案の定、一番早いペースで登り始める。
僕も、レイモンドを探しながら少し下がりつつ登る。

後ろではこぼれ出す選手が多く、気づけば一番後ろになっていた。
KOM手前で後ろをよく観察するも、レイモンドが見えず、下りで追いついてきた場合に引き上げることに切り替え、集団についていった。

下りきり、後ろを確認すると、審判車とニュートラルサポートカーがいたので、追いついて来ないと判断し、僕で狙う覚悟に切り替える。

が、思いの外、脚にキテいた。

だが、ライアンは逃げていたし、ドリューや泰史よりかはもがける。
自分がやるしかない。

レイモンドが遅れ、自分がチャレンジすることを伝える。

ブリッジレーンが枚数を揃えていたので、そこに着き、前に上がっていく。

ラスト1.5km辺りの左コーナーで位置取りから、早くペダルを回した結果、ペダルをかき、後ろに迷惑をかけてしまった。
申し訳ない。
(ゴール後、謝りにいきました。)

落車にならなくて、よかった。

すぐにリカバリーし、前に上がっていく。

ラストコーナーに向けて、位置取りが激しくなる中、単騎だったので、怯んで前に上がれなかった結果、最終コーナーを10番手辺りで回る。

さらに、最終コーナーで、膨らんだ選手がおり、その煽りを受けて立ち上がりが遅れる。

そのまま、もがくも脚がない上に最悪な位置。

どうしようもなく、踏むのを辞めた。

キツかった、、、

昨年と同じようなシチュエーションで、チャンスがあったものの、気持ちで負けてしまった気がする。

昨年もキツかったが、しっかりもがいていた。

明日はホームステージ。
切り替えて、明日は表彰台へ。

雨上がりの泥だらけ

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