ドタキャンを満喫した

朝から予定があったけど、寝坊した日の話。

その日の寝坊は、意図的にやった。
前の日、遅くまで起きていたのに目覚ましをかけなかったから、起きれないのは自明の理だった。
何なら寝坊したいとすら思っていた。
起きた時に間に合わない時間で、安心した。
これがもっと早く起きていて間に合う時間だと考えるとゾッとする。

もう間に合わないし、遅れて行くのも面倒なので、もう一度寝て、冷蔵庫から酒を出して飲んで、また寝て、起きて、雀魂をしながら大空スバルのダンガンロンパ配信を見た。
ダンガンロンパはやっぱり面白い。もちろん大空スバルも面白い。
こちらが思う通りに反応してくれる配信者は最高。

その日の私は人間として終わってしまっていた。
だけど不思議と快感を覚えていた。

これは破滅願望を満たしたということなんだろう。
今日の予定を寝坊して、今日を台無しにしたかった。
実際、今日は台無しになったけど、とてつもない快感があった。
ただ単に逆張りなだけの可能性はあるけど、それはそれで逆張りの快感がある。

その日を有効な使い方することを諦めたくなかったから、知らない駅まで行って、そこから知らない駅までの徒歩移動を敢行した。
もう完全に日は落ちていて周りはよく見えなかったけど、知らない土地を無軌道に歩くのはとても楽しかった。

私は川が好きだ。
橋を歩いて渡るのが徒歩ルートの中で一番好き。
今度引っ越すなら、川の近くがいい。
それもなるべく大きな川がいいね。
荒川沿いとか、とてつもなく興味がある。

川から落ちたらどうなるだろう?って思いながら歩いている。
どうもこうも溺れるだけなんだけど。
普段は出来ないことを妄想する時間が、私の人生にはあって、多分その日は普段出来ないことをしたかった日なんだと思う。

川には電車が通る橋があれば尚更良いな。
橋を渡る夜の電車が好き。
夜の橋は真っ暗で、そこを明るい電車が通って行く。
都会は星が見えないから、橋を渡る夜の電車で流れ星の代用を行う。
ただ、もちろん願っても何も叶わない人工物だから、あまり思い入れを強くするのは良くない。

うまくまとめようとしたけど、まとまらなかった。
折角書いたので載せます。日記なので。

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