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美味しいもの日記#15「戦利品スコーン」

10月末に伊勢丹浦和店様にて開催されたイベント「スコーンパーティwith Tea」。
以前お買い物して楽しかったお話をさせて頂きましたね。
(↓その時の投稿です。)

遅くなりましたが、購入した6種のスコーンを、先日ようやく完食致しました。
1つとして同じような物はなく、各々が違った個性の美味しさを持っていて、改めてスコーンの多種多様な奥深さを面白く感じました。

せっかくなので、1つずつ簡単に食べた時の感想をまとめておきたいと思います。
次回のお買い物の際に「このお店のスコーンはどんなだっけ?」と、思い出すキッカケにもなってくれそうです。

・ChaTea紅茶教室さん「いちじくのスコーン」

スクエア型なのに、狼の口ができそうな亀裂が入ってます!

外側はカリサク、軽めの歯触り。
対して中はギュッと密度しっかりながら、柔らかくしっとりふわり。
バターの美味しさしっかり感じる生地は優しい甘さ。
内側のしとふわな食感と相まって、ブリオッシュみたい。

生地いっぱいに練り込まれたいちじくは、どこを食べてもプチプチ食感。
とてもジューシーでお味もしっかり、まるでいちじくジャムをつけて食べているよう。

いちじくのプチプチと生地の食感の対比も楽しいです。

シンプルな甘いパンのような、バターや小麦など素材の美味しさしっかりな、優しくも確かな美味しさ。
ホームメイド感のある味わいにホッコリ癒されました。

・トムズスコーンジャパネスクさん「渋皮栗と和紅茶のスコーン」

ホロッとしてそうな外観が食欲をそそります。

外側はリベイクの力もあってホロッとさっくり。
中は柔らかくてしっとり、水分量たっぷり感じる、マドレーヌやフィナンシェのような食感。
「生スコーン」と言われて納得しちゃいそうな感じです。

スコーン生地自体の風味は控えめ。
生地にゴロゴロ練り込まれている渋皮栗の、甘ぁいお味がガッツリで、栗その物を食べているかのよう。
そして和紅茶のとても優しい香りがふわりと鼻に抜けます。
茶葉もたっぷり練り込まれてるけど、渋みは全然なく、栗の風味とも喧嘩せずほんのりお上品です。

栗の渋皮煮のダイスがゴロゴロ!

優しくてとっても美味しい、しっとりスコーンでした。

・ベイクショップコナさん「紅茶とクランベリーのスコーン」

真ん中の赤いジャムが目を惹きます。

さっくり、ホロホロホロホロ。
すごくもろくて儚い食感で、砂のようにさらさら解けます。
ショートブレッドに近い印象でした。

生地はバターの風味豊かで塩味も感じられつつ、結構しっかり甘いです。
アールグレイの香りも豊かですが、茶葉がそのまま入っているからかキュッと渋みも少し感じます。
そこにラズベリージャムの甘酸っぱさが入ることで、茶葉の渋みを和らげてくれている印象でした。

サラサラの砂のように解ける食感にビックリ。

このスコーンとニルギリを合わせて頂いたのですが、スコーンの甘さが口の中でお茶と溶け合い、ふわっと広がった後スーッと流れてスッキリ!
とても美味しい組み合わせでした。

・Kazu bakeさん「狭山茶とタルトタタンのスコーン」

とっても鮮やかな緑色。


スコーン生地は水分量多めな印象で、しっとりホロホロふわふわ食感。
密度も高めな感じだけど、ギュッと喉に詰まる感じはなく、しとふわでマフィンとかパンみたいです。
意外にもほとんど甘さがなく、素朴なパンのような味わい。

狭山茶の香りがとても豊かで、食べる前からふわんふわん良い香り。
中に包まれているりんごのコンポートはトロトロで、酸味が飛んでいて甘く、ジャムのような味わい。
スコーン生地に甘みが無いので、りんごの爽やかな甘さがしっかり堪能できました。

ふんわりスコーンとトロトロりんごのコントラストが美味です。

購入時、1番スイーツ感ありそう!と思っていましたが、実際は1番甘さ控えめでした。
りんごの石窯パンみたいな感じで美味しかったです。

・ベイクショップロトリーさん「ミンススコーン」

見た目はとても王道クラシック。

外側はサクホロ、ポルボロンなどのホロホロクッキーのようなカリサク食感。
一方、内側はしっとりふわふわで、マフィンやカステラのような柔らかい焼き菓子を思わされます。

生地はほわぁっと甘く、ブリオッシュなどの菓子パンや、カステラなどのよう。
スコーンって材料にたまご使うっけ、と思ってしまうような、まろやかな甘さに癒されます。

生地に練り込まれたミンスミートの甘酸っぱさもしっかり感じます。
これが生地の甘さと方向性が違うので、味わいの良いアクセントになっていました。

しっとり感のある生地、甘くて美味しいのです。

食感も味も、クッキーやマフィンなどの焼き菓子っぽいので、ミルクティーと相性抜群でした。

・ブリティッシュプディングさん「レーズンスコーン」

レーズンたっぷりな外観に惹かれました。

ギュッと密度の高い生地は、少し力を入れるとボロボロっと崩れてしまうような脆さ。口の中でもホロホロ崩れてしまいます。
ですがサクサク感は控えめで、むしろふんわりしています。
ギュッとふわっとボロボロ〜。

お味はすごく優しいです。
ホットケーキのような、ハチミツっぽいほんわりした甘さに癒されます。

固まった砂糖が崩れるような、不思議な食感でした。

食感もお味も、何となくケンタッキーのホットビスケットに似ている印象でした。
ハチミツを掛けて食べてもすごく美味しそうです。

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今回の戦利品スコーン達、食感からお味まで、本当に全然違っていて、とても楽しく食べ比べさせて頂きました。
1つ思ったのが「美味しいスコーンってどれも口中の水分を持って行かないよなぁ」という事でした。
どのスコーンも、食べていても口内モサモサしなかったので、それが唯一の共通点だったように思います。

手乗りスコーン

どれもとても美味しかったです。
楽しいお買い物の思い出と、美味しい幸せをくれたスコーン達に、改めて感謝です。
ご馳走様でした。

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